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2021.03.31

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.65

パートナーに優しいレシピ|犬のエイプリルフール!これ本当なの?!

犬は人間との関わりの中で、猫と二分するほど馴染みの深い動物です。「犬のおまわりさん」の歌になったり、ポスターの端っこにちょこんと描かれていたり、私たちの生活に密着している存在ですよね。
歴史の教科書と同じくらい昔から人間と一緒に暮らしている犬だから、まだ犬の体がきちんと解明される前から言い伝えられていることがたくさんあります。
今日はエイプリルフールにちなんで、昔から聞いている犬のウソみたいな本当の話、本当みたいだけとちょっと違うという話を集めてみました。犬の心と体に大切なことは、ぜひ本当のことを理解してあげてくださいね。

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

「犬は視覚にほとんど頼らない」は本当?

犬にまつわるウソホント

犬は、あまり視覚には頼らない動物だとよく言われます。
でも実は、犬の視力は0.3〜0.4ほどあり、人間のようにカラフルな世界ではなくとも、色も識別できると言われています。聴覚と嗅覚だけが頼りで、視覚はおまけみたいなものというのはちょっと違うみたいですね。
犬が、しっかりと視覚を使っているとわかる例をご紹介します。

猫を目で追いかけ、匂いや鳴き声は無視する

犬が散歩中に猫に出会った時、襲いかかろうとする子がいますよね。この時、嗅覚や聴覚を使っていないのでは?と思うことがあります。
散歩をしていると、玄関先のビニール袋や植木鉢を猫と見間違えて、飛びかかる時があります。

そうかと思えば、すぐ真横で猫が歩いていたり鳴いたりしているのに、平然としていることもあります。
猫のにおいや鳴き声は関係ないのかなぁと不思議に思うのですが、視界に入らなければ全く気にならないようです。

目が見えなくなると怖がりになることも

加齢などで、視力がほとんど失われてしまう子がいます。

そういう子は、他の犬が近づくと驚いて逃げてしまったり、攻撃的になったりすることもあるようです。
初めから目が見えない子だと全く気にしていないようですが、見えていた子が視力を失ってしまうと不安になってしまうのです。

犬の目の健康も、耳や鼻と同じで、大切にしてあげたいですね。

「犬に塩分と穀物はダメ」は本当?

犬にまつわるウソホント

犬に塩分を取らせると命に関わることがあるとか、穀物は消化できないから与えてはいけないということを、時々耳にしませんか?

これは少しだけ解釈が違うようです。
犬と塩分、穀物の関係は意外に悪くはありません。ただ、食べるためには知っておきたいことがあります。
それを理解して、安全に食べさせてあげてくださいね。

人間用に味付けした加工品は塩分過多になる

犬にも塩分は必要です。ドッグフードにも必ず「ナトリウム」などの名称で、犬に必要な塩分が含まれています。

犬に塩分は不要というのは、人間用に味付けされた食べ物を与えてはいけないという意味で使われてきたのではないでしょうか。

人間が食べるちくわやソーセージ、ベーコンなどには、犬が1日に必要とする塩分をはるかに超えた量が含まれています。また、人間用に加工された食品には、塩分以外に調味料や添加物が使われています。

これは想像ですが、人間用の加工食品を与えた結果、高血圧などの症状が犬に多く出たことで「犬に塩分は不要」という考え方が生まれたのかもしれません。
人間用の加工食品は与えないということを守れば、塩分に対して必要以上に神経質にならなくて良いのではないかと思います。

進化の過程で穀物を消化できる体になった犬

犬は人間と暮らす中で、糖(デンプン)を消化する能力を身につけました。

雑誌「ネイチャー」によると、犬はオオカミの28倍のアミラーゼを持つことが証明された研究結果が発表されています。
ただし、タンパク質と脂質から糖を作り出せる体であること、そしてオオカミよりは消化できるとしても、それは人間の消化能力には遠く及ばないことから、穀物だけで栄養を補うことは難しいとされています。

多くの穀物は犬にとって糖分の摂りすぎとなり、肥満の原因になることも考えられます。
グルテンによるアレルギー反応も問題になりがちであることから、与える時は大豆やひよこ豆などのグルテンフリーで糖質の少ない穀物を少し与えることが良いでしょう。

大豆やひよこ豆には良質なタンパク質と食物繊維が豊富に含まれているため、肉を摂れない子のサポートや、腸内環境を整えることが期待できます。

「犬はウソをつかれると傷つく」は本当?

犬にまつわるウソホント

エイプリルフールはウソをついても許される日となっていますが、犬にはちょっとかわいそうかもしれません。

犬ってとても素直です。
「おやつ食べよっか」とか「お散歩行こっか」とか言うと、目をキラキラさせます。そんな時に「うっそー!だまされた〜」なんて言われると、犬はしょんぼりします。

犬は飼い主さんの言葉を全部理解できるわけではありませんが、「おやつ」「お散歩」「ご飯」など、自分が嬉しくなるフレーズはちゃんとわかっています。それに飼い主さんのことを信じきっているから、疑ったりしたいんですね。だからウソだとわかると、犬はとても傷ついて悲しくなります。

愛犬が寂しくなるようなウソはつかないであげてくださいね。うちのコに「おやつ食べよう」と声を掛けたので、私もちゃんとおやつをあげたいと思います。

犬の「本当」を知って快適な生活を作ろう!

犬にまつわるウソホント

犬がとても身近であること、そして昔から人間と暮らしてきたことで、現代の犬の姿が古いままの情報で伝わってしまったり、少し違った解釈で受け止められてしまったりすることがあります。

でも犬の研究が進み、犬も進化をしている中で、新しい事実が次々と発見されています。犬の体の「本当」を知り、それに合わせた生活を送らせてあげることが、犬も飼い主も快適で楽しい生活を送るために必要なのかもしれませんね。

  • 更新日:

    2021.03.31

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。