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2021.03.24

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.63

パートナーに優しいレシピ|犬の健康をサポートする食材5選

愛犬が1歳を迎えて成犬になったら少しだけ食べ物のバリエーションを広げて、愛犬の食べる楽しみを増やしてみませんか? 今日は、これまで手作りご飯やおやつを作ってきた中で、利用頻度の高かった5つの食材をレシピとともにご紹介したいと思います。 健康維持に役立つ食材で、愛犬の食感、味覚、嗅覚を楽しませてあげてくださいね!

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

愛犬の健康維持をサポートする食材ベスト5

犬と食材

肉を基本にした食生活が犬の健康には欠かせません。しかし現代のように毎日しっかりと食事を摂れる環境で肉だけを与えていると、タンパク質や脂質の摂り過ぎから、腎臓に普段がかかったり、肥満につながったりすることも考えられます。

栄養バランスを整えるために選んだ食材

肉をメインにしたご飯やおやつの消化を促進し、栄養を補ってくれる食べ物ベスト5を挙げてみます。

  • 第1位 ニンジン
  • 第2位 パプリカ
  • 第3位 大豆
  • 第4位 タイ
  • 第5位 リンゴ

これらの食材は犬の体との相性が良く、手作り食に頻繁に登場します。スーパーで簡単に手に入る食材ばかりなので、使いやすいのも魅力ですね。

おすすめ食材ベスト5で期待できる効果

各食材の効果と最適な食べ方をご紹介します。

1.ニンジン

ニンジンはβカロテンが豊富な野菜。βカロテンには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。 また、すりおろすことで酵素が増えるため、消化を促すこともできます。

ニンジンは生をすりおろしてあげることをおすすめします。大きいかたまりであげる時は十分に加熱してください。以前スライスしたものを加熱してうちのコに与えたら、消化不良になりすべて排泄されてしまいました。体質によっては下痢を起こすこともあるので、与え方にご注意くださいね。

2.パプリカ

ニンジン同様にβカロテンを含むほか、ビタミンCやEも豊富なため、免疫力アップだけでなく皮膚の改善にも期待ができる野菜です。

パプリカは切り方にポイントがあります。 縦に切ると硬さが残りますが、栄養素は逃げづらくなるため、加熱して柔らかさを出してあげる方が食べやすくなります。 縦切りで加熱し、食べる直前に小さく刻んであげるのがおすすめです。

生であげる場合は、横に切った方が柔らかさが出ます。 しかし同時に栄養が抜けやすくなるため、横に切ってさらに細かくした後、すぐ愛犬に食べさせてあげてくださいね。

3.大豆

乾燥させた大豆は穀物になりますが、アレルゲンとなりやすいグルテンを含まず、炭水化物のほとんどが糖ではなく食物繊維になります。タンパク質と脂質から糖を作り出せる犬にとって、食物繊維だけをしっかり摂れる穀物として水煮大豆やおからはおすすめの食材です。 お腹の調子が悪い時に、食物繊維は善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれます。

また、肉類からタンパク質を摂取することが難しい犬には、タンパク質を補うこともできる大豆は貴重なタンパク源にもなります。

水煮大豆が苦手であれば、市販のおからパウダーを利用してフードに振りかけたりすることもできます。

4.鯛(たい)

タイは高タンパク低脂肪な魚。 自律神経を整える、内臓の働きをサポートしてくれるほかに、消化が良いところも魅力です。

お刺身なら生でも食べられますが、切り身を軽くレンジで加熱してあげた方が安心してあげられます。 加熱してもベタベタしたり脂が浮いてきたりしないので、飼い主さんにとっても扱いやすい魚です。

1日の量は体重5kgで約10gほどを目安にしてあげるのが良いでしょう。

5.リンゴ

また、塩分を排出する働きや体を温める効果もあり、犬の体に優しい果物で皮にたくさんの栄養が含まれているので、皮ごとあげるのがおすすめです。

でもリンゴの表面は少しベタベタして油っぽいことがあるため「薬剤が残っているのでは?」と心配になったことはありませんか?この件について、農家で米やリンゴを主に作っている主人の実家に聞いてみたところ、これはリンゴ自体から出る成分なので心配しなくて大丈夫とのことでした。(産地によるかもしれません)

生のリンゴをあげる場合は、すりおろすのがおすすめです。消化が良くなり、水分も出るので食べやすくなります。 また、焼きリンゴもおすすめ。栄養価がアップするため、冬場などは加熱してあげる方が喜ばれるかもしれませんね。

おすすめ食材で健康おやつを作ろう!

スライスりんごと愛犬

少し気分を変えたい時、ちょっとだけ特別な食べ物をあげたい時などに、おすすめ食材を使ったおやつはいかがでしょうか?材料と作り方をご紹介していきます。

焼きリンゴとタイの野菜トッピング

全てほんの少しの量しか使いません。飼い主さんの日々のおかず作りにも役立つ食材ばかりなので、残りは人間用に活用してくださいね。

【材料】(小型犬1回分)

  • ニンジン:スライス1切れ
  • パプリカ:1/4個
  • 水煮大豆:3粒
  • すりおろしニンジン
  • タイ:刺身1切れ
  • リンゴ:輪切りスライス1切れ

作り方は簡単!形を少しかわいらしく

作り方は、切って加熱するだけの簡単調理です。形と盛り合わせで、少しかわいく見えるようにしてみました。

【作り方】

  1. 輪切りのスライスにしたリンゴの芯の部分をクッキーの型でくり抜く(直前の画像をご覧ください)
  2. パプリカも同様に型で抜いておく
  3. リンゴをフライパンで焼く
  4. パプリカとタイはレンジで10〜20秒加熱する
  5. 食べる直前にすりおろしたニンジンをかけて完成

レシピのポイント
パプリカの大きさが気になる方は、生なら食べる直前に横に切ってから細かくする、加熱するなら縦に切って加熱した後で細かくしてあげると消化しやすくなります。

おすすめ食材ベスト5のおやつを実食

実食する犬

早速うちのコが実食タイムです。たぶん真っ先にタイを食べるのでしょうが、ほかの食材も食べてくれるかな・・・。

リンゴの皮が硬かったのか、少し食べにくそうでした。 あげる時は小さくしてあげた方が良さそうですね。 でも加熱して果肉は柔らかくなっていたので、消化は問題なかったようです。

必要な時に適した食材で栄養を補う

見上げる犬

今回は犬の体に優しい食材をすべて使ったおやつを考えてみました。でも、いつもすべての食材を食べさせる必要はありません。 ちょっと困った時、役立つ食材を必要に応じて選んでみてはいかがでしょうか?みなさんの愛犬が喜ぶメニューに、ご紹介した食材をプラスしてあげてみても良いかもしれませんね。

  • 更新日:

    2021.03.24

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。