魚を原料としてつくられるかまぼこの栄養素は、犬にとってどんな影響があるのか見ていきましょう。
かまぼこには、三大栄養素であるたんぱく質が多く含まれています。筋肉や血液などを作り、さまざまな機能の調整をおこなってくれる栄養素で、人間と同じく犬の身体を作る重要な役割があります。
たんぱく質と同じく、三大栄養素のひとつである炭水化物も多く含まれています。犬が必要とする炭水化物は人間と比較すると少ないものの、大切なエネルギー源となる栄養素です。
原料が魚であるかまぼこは、多くのカルシウムを含んでいます。カルシウムは骨や歯を作り、健康を保つ働きがあるため非常に大切な栄養素です。他には筋肉を正常に保つ役割もあります。
人間用のかまぼこを与えたい時は、どんな点に注意すればよいのでしょうか?間違った与え方をすると、アレルギー反応を起こしたり、病気に繋がったりする可能性もあるので注意しましょう。
かまぼこは魚を原料としているため、魚アレルギーがある犬に与えるのは避けましょう。初めてかまぼこを与える場合は、少量から食べさせるようにして様子を見ましょう。嘔吐や下痢、発疹などのアレルギーと思われる反応が出たら、かかりつけの動物病院に相談してください。
加工食品であるかまぼこは、添加物が含まれている場合があります。特にかまぼこの食感をよくしたり、形を保ったりする性質があるリン酸塩は、カルシウムの吸収を妨げてしまうと言われています。
また、加工しやすくするための加工でんぷんは、どんな化学物質が含まれているかわからない場合もあるため、かまぼこを選ぶ際には注意しましょう。
人間用のかまぼこには100gあたり約2.5gと多くの塩分が含まれており、日常的に与えると塩分の過剰摂取になります。特に体の小さな小型犬の場合は少しの量でも過剰摂取となるため注意が必要です。
塩分を過剰に摂取すると腎臓や心臓に負担がかかり、さまざまな病気の原因になる可能性があります。かまぼこを与えたい場合は、たまにおやつ程度の量を与えるだけにしましょう。
人間がおいしそうにかまぼこを食べていたら、犬も欲しがることがありますよね。そんな時に安心して与えられるかまぼこレシピをご紹介します。
人間が食べるかまぼこには塩分が多く含まれているため、犬に与えるときは塩抜きをしましょう。ただし多少の塩分は残るため、与えすぎには注意してください。
材料
作り方
イワシのすり身を使った、自宅で作れるかまぼこのレシピです。手作りだと材料が分かるので安心ですね。
材料
作り方
お好みの白身魚を使った手作りかまぼこのレシピです。ふわふわ食感で犬も喜びそうなかまぼこです。
材料
作り方
かまぼこにはさまざまな栄養素が含まれますが、犬に与える際の注意点もいくつかあります。安心して食べてもらうために犬用のかまぼこを選んだり、手作りしたりする方法も試してみてはいかがでしょうか。