ウサギ狩りに使われていた歴史を持つビーグルは、ハウンド系の犬種の中で一番小さい犬種です。そのビーグルは成犬になるとどのくらいの大きさになるのでしょうか。
ビーグルの成犬時の理想サイズは体高約33~40cm、体重約7~12kgになります。日本では中型犬に分類されます。
また、アメリカでは体高が40cm以下を「15インチ」と33㎝以上を「13インチ」と2サイズに分けられています。
猟犬として活躍していたことから筋肉質でがっちりとした体型です。また、大きな垂れ耳と太くやや長めのマズル、大きめの目は可愛らしい顔つきをしています。上向きにあげたしっぽの先の白い被毛がチャームポイントです。
短い被毛は、オーバーコートとアンダーコートを持つ2層構造のダブルコートです。そのため、季節により換毛期があるため、大量に毛が抜けます。 毛色には茶・黒・白の3色からなるハウンドカラーやレッド&ホワイト、レッド&ホワイトよりも淡いレモンカラーなどがあります。
ビーグルは生まれてから1歳までを幼犬期、1~7歳までを成犬期、8歳頃から老犬期と言われています。
成犬期になると、成長が落ち着き、骨格もしっかりとしてくるため運動量が増えてきます。
活発なビーグルは、運動不足からストレスが溜まりイタズラや無駄吠えなどをしてしまうこともあります。しっかりと運動する時間を取り、ストレス解消をさせてあげましょう。
ビーグルは運動量の多い犬種です。そのため、散歩は1日2回に分け1回30分ずつ、できるだけ毎日連れて行きましょう。また、歩くだけではなく早歩きや坂道を通るなどすると、より運動になります。
フレンドリーで遊ぶことが大好きな犬種なので、ドッグランなどで他の犬と一緒に思いっきり走らせてみましょう。また、飼い主さんと一緒にジョギングをするとより楽しく運動することができます。
ビーグルを飼う上でどのくらいの費用がかかるのかまとめてみました。飼育環境や商品によっても値段が違いますので、目安として参考にしていただければと思います。
ビーグルは1か月に約5kgほどのドッグフードを食べます。この他におやつも与えている場合、月に6,000~8,000円ほどになります。
治療ではなく予防のためにかかる費用としては、狂犬病予防注射、混合ワクチン、フィラリア症予防薬、ノミダニ予防薬、健康診断費用などがあります。この場合、1年間に3~4万円ほどかかります。
トリミングサロンで月に1回シャンプーコースを利用した場合、月に4,000~5,000円ほどかかります。
お家でお手入れをする場合は、シャンプー・リンス、スリッカーブラシなどが必要となり、1年間で1万円ほどになります。
毎日使う消耗品としては室内飼いの場合はトイレシーツ、散歩の時に使うウンチ袋、足の裏や口周りなどちょっと拭くときのウェットティッシュ、服に付いた抜け毛を取るためのコロコロなどがあります。こちらは月に2,000~3,000円ほどかかります。
ペット保険をかけている場合、保険料として月に4,000円ほどかかります。
好奇心旺盛で活発なビーグルですが、ひとりぼっちにされるのが苦手です。寂しくならないよう一緒に遊んだり、運動をすることでより信頼関係を築くことができます。ぜひ、愛くるしいビーグルとの生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。