犬用の活動量計は、人間用のスマートウォッチのように、手軽に健康管理をサポートしてくれるアイテムです。センサーによって犬の活動量を自動で測定し、アプリに記録していくことができます。
日ごろから犬の活動量を計測しておくことで、ちょっとした体調の変化にも気づきやすくなるでしょう。留守番中の犬の様子が気になる方や、運動量の管理をしたい方に最適です。
犬の活動量計は健康管理に便利なアイテムではありますが、使用するにあたり知っておくべきメリットとデメリットがあります。それぞれ紹介していきます。
犬が体調不良を起こしたときに、活動量計のデータが役立ちます。いつから活動量が減ったのかなど、動物病院で健康状態を正確に伝えることができるからです。
また、夜は元気でも、飼い主のいない昼間はぐったりしているなんてこともありえます。活動量計を活用することで、体調不良の早期発見にも役立つでしょう。
活動量計を購入したら、犬に装着してあげたり、専用アプリと連携したりと、最初のセッティングに手間がかかります。したがって、スマホを使い慣れていない方にとっては、少しめんどくさいと感じるかもしれません。
しかし、最初の設定だけ乗り切ってしまえば、あとは手間いらずで犬の活動量が計測できます。あくまで購入直後のみですが、セッティングに時間がかかるということを理解しておきましょう。
一言で活動量計といっても、主に2つのタイプがあります。それぞれどんな特徴があるのかを解説していきます。
ウェアラブルタイプは、サイズが小さく、首輪に装着できる活動量計です。体に密着していることで、犬の細かい動きを正確に計測できるという特徴があります。
室内だけでなく、屋外での活動量も測定したい方におすすめです。
ロボットタイプはサイズが大きく、床に置いて犬の活動量を測定します。
センサーで感知できる位置に犬がいなければいけないため、ウェアラブルタイプに比べてデータの正確さは劣るものの、活動量計以外の機能が付いているという特徴があります。
例えば、アプリからの遠隔操作でおやつを出せたり、設定した時間に動いて、犬の遊び相手になってくれたりと様々です。サークルやケージでお留守番することが多い犬に最適でしょう。
犬の活動量計を購入後に後悔しないためにも、事前に確認しておくべきポイントについて解説していきます。商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
活動量の他に、測定できるデータがあるのかどうかを把握しておきましょう。測定できる内容の例は以下の通りです。
製品によっては、睡眠時間やジャンプの回数を測定できないものがあります。したがって、自分が何のデータを必要としているのかを整理してから購入するようにしてください。
防水仕様になっている活動量計ならば、雨の日の散歩で壊れてしまう危険を防いでくれます。晴れた日の散歩の際も、蛇口から直接水を与えることがあるといったような方は、防水性も意識して購入するようにしましょう。
犬の活動量計を販売しているメーカーは少なく、製品の数自体はまだまだ少ないですが、中でもおすすめのものを3つ紹介します。
犬の活動量計で定番となっているのがPlusCycle(プラスサイクル)です。首輪に取り付けるタイプとなっており、本体は防水仕様になっています。活動量の他に、ジャンプの回数や睡眠時間も測定することが可能です。
データは全てアプリ内で管理でき、グラフとして表示してくれます。犬の活動量が減ったときにはアプリの通知でお知らせしてくれるなど、健康に関する配慮が全て詰まっている活動量計です。
全国で約900近い動物病院が、診察後の経過観察にPlus Cycleを導入しています。かかりつけの動物病院がPlus Cycleに対応している場合、データを獣医師と共有し、より適切な処置を受けさせてもらえるでしょう。
ペット商品を扱う株式会社ベムパートナーから販売されているFIT P2。クラウドファンディングでペット好きからの支持を受けて開発された活動量計です。
活動量の他に睡眠時間を測定することができます。専用のアプリ内では、活動量をスコア形式で表示する他に、情報を元にした健康的な餌の量まで提示してくれる優れものです。
数々のデザイン賞を受賞した高級感のある見た目が特徴の本体は、防水防塵仕様となっており、機能性にも優れています。見た目と機能性の両方にこだわりたい方におすすめです。
留守中のペットを寂しくさせないために開発された、自立走行型のロボットです。設定した時間に自動で動き、犬の遊び相手になってくれます。また、搭載されたセンサーにより、活動量を計測することが可能です。
その他にも、おやつボックスからおやつを与えることができたり、専用アプリで活動量をグラフ化してくれたりと、多様な機能が搭載されています。留守中だけ活動量を計測したい方におすすめです。
普段から愛犬の健康管理している飼い主さんでも、留守中の活動量までは把握していないことがほどんです。
愛犬が運動不足だと思って餌の量を減らしていたのに、実は留守中にたくさん動き回っていたため、餌の量が足りていなかってなんてこともありえます。
そんなときも、活動量計を使うことで、正確な健康管理ができるようになるでしょう。愛犬に少しでも長く健康でいてもらうためにも、活動量計を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。