まず初めに犬用のちゃんちゃんこの用途について、そして犬にちゃんちゃんこを着せるメリットとデメリットについて紹介していきます。
ちゃんちゃんことは、子どもの袖なしの羽織りの事で昔から日本で防寒着として愛用されてきました。還暦祝いに赤いちゃんちゃんこを贈る習慣がありますが、赤は魔除を意味して、6暦がちょうど一周する60歳の時に「赤ちゃんに還る」という由来からきているようですね。
そんな古くから日本人の防寒着として愛用されていたちゃんちゃんこは、犬用のものも同様に寒さ対策として着せることができます。
ちゃんちゃんこの多くは、綿がたっぷりと入っており暖かさはもちろん、柔らかく着心地もいいため、リラックスしたい室内での寒さ対策にぴったりです。
ちゃんちゃんこは、愛犬の防寒着として着せる利点の他にもメリットとデメリットがあります。メリットはもちろん、愛犬への負担となりうるデメリットを理解して選んであげるようにしましょう。
ちゃんちゃんこは、袖がないいわゆるベストのような形をしているので、袖があるものよりも動きがスムーズで、着脱もしやすくなっています。さらに胸元が紐やボタンなどで止める仕様で両足を入れて着せるタイプなので、首から被せて着せるTシャツなどよりも着せやすいのが特徴です。
洋服慣れしていない子や洋服が苦手な子にもおすすめできます。
愛犬の毛質によっては、長時間ちゃんちゃんこを着せることで生地と被毛が擦れて毛玉の原因になってしまうこともあります。
特に長毛種の脇やお腹周りは動くことによって摩擦が起き毛玉ができやすい部位なので、脱がせた後に大きな毛玉にならないようブラッシングしてあげるようにしましょう。
ちゃんちゃんこは伸縮性がほとんどない素材でできているため、首回りと胴回り、そして着丈の3つサイズを計測し、愛犬に合っているサイズを選んであげましょう。
窮屈だと愛犬へのストレスになりますし、緩いと脱げてしまって危険ですので、ぴったりサイズのものを選んであげる必要があります。
ちゃんちゃんこは、胸元を紐で結ぶタイプがほとんどであるため、サイズをある程度調節可能な場合もありますが、より快適で暖かく着れるよう必ずサイズを計測してから選んであげるといいですね。
最後に犬用のおすすめちゃんちゃんこを紹介していきます。
ちゃんちゃんこと言えばやはり和ですよね。ここでは、日本犬だけでなく洋犬にも似合う和柄のちゃんちゃんこを紹介します。
中綿がたっぷりと入り、裏面には手触りのいいモコモコのフリース素材を使用した防寒着にぴったりのちゃんちゃんこです。
表は着物のようなちりめん風の縮れ加工された素材で、招き猫、七宝、鶴群の縁起のいい3種類の吉祥文様から選ぶことができます。防寒着としてはもちろん、お正月や年賀状の写真などSNS映えする写真が撮れそうですね。
愛犬の還暦祝いにぴったりな赤いちゃんちゃんこです。お揃いの赤い頭巾もついており、本格的なお祝い衣装としてかわいい写真をおさめることができますね。
着脱は紐ではなく、面ファスナーなので、より着せやすくなっています。飼い主さんの還暦祝いとしてプレゼントされる方もいるようですよ。
和風デザインのちゃんちゃんこだけでなく、おしゃれでかわいいデザインのものが増えてきました。ここでは、イマドキの洋柄ちゃんちゃんこを紹介していきます。
綿が詰まったふわふわ暖かなちゃんちゃんこです。昭和風のレトロな柄からギンガムチェック、パンダ柄など14種類の洋柄から選ぶことができます。
胸元の紐は結ぶとリボンの形になり、前から見てもおしゃれに着こなせますね。比較的ゆったりと着せることができるので、パジャマやお留守番のときの防寒着としておすすめです。
和柄が多いちゃんちゃんこで、デニム風やカモフラ柄、牛柄などの洋風の柄が珍しいちゃんちゃんこです。裾が広がりにくく暖かさを逃さない作りになっています。
バリエーション豊な13種類の柄と、3Sから3Lまでサイズ展開も幅広く大型犬にも着せることが可能です。
リバーシブルで2度楽しめるちゃんちゃんこを紹介していきます。
表面はブラウンをベースとしたなまず柄に、裏面は黒地にダルマがプリントされたリバーシブルタイプのちゃんちゃんこです。ふかふかふわふわの中綿入りで着心地も抜群です。全体的に和テイストですが、襟元にはラインストーンが施されていて、さり気ないおしゃれがきらりと光ります。
表面は花柄で、裏面は格子柄の1枚で2度楽しめるおしゃれなちゃんちゃんこです。高い保温力のある蓄熱綿が入っているので、暖かさをキープできます。袖部分が大きく開いているため、より着せやすい作りになっており、洋服慣れしていない子にもおすすめです。
ちゃんちゃんこはゆったりと着れるものが多く、リラックスさせたいお留守番時の防寒や就寝時のパジャマなど様々なシーンの寒さ対策に役立ちます。日本ならではの防寒着であるちゃんちゃんこを愛犬に着せて、寒さを乗り切りましょう。