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保護犬 ブログ
連載 / ブログ

2021.02.04

ブログ|元保護犬おじいわんプゥ|vol.7

元保護犬おじいわんプゥの日々好日|シニアの保護犬はダメですか?

年末年始などの連休前になると、保護団体さんや個人保護主さんが引き取る保護犬の数が急増します。保健所や公的な愛護センターなどが一斉にお休みになるため、その前に殺処分になる犬が必然的に増えるためです。
連休中には保護犬の世話をする人がいないため、高齢な犬や体力的に弱っている犬から先に処分されていきます。今日は保護されることが最も多いシニア犬についてのお話しです。

#ミニチュアダックスフンド / #保護犬おじいわんプゥ

Author :泉 能子/愛犬家、ドッグライター

里親が見つかりにくいシニア犬

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何らかの理由で保護される犬は、野犬の子犬や繁殖不適合になった純血種の子犬以外はすべて成犬です。その中には13歳以上の高齢犬も少なくありません。
里親が一番早く見つかるのは1歳~5歳までの若い純血種の犬です。次に野犬の子犬、純血種のシニア犬と続き、一番里親が見つかりにくいのが雑種のシニア犬です。

保護犬とペットショップの子犬の違い

保護犬を迎えたいと思われるきっかけは人それぞれですが、ほとんどの人が年齢の若い純血種の犬を望まれます。その理由として、若ければそれだけ一緒に暮らせる年月や、元気でいてくれる期間が長いのでと言われます。その気持ちはとても良くわかります。
けれど、保護犬はペットショップの子犬とは違って、どれだけ若くても絶対に健康であると保証されてはいません.
むしろ純血種の繁殖不適合犬などは、1歳程度で放棄されることが多いのですが、何らかの遺伝的欠陥や疾病、身体的欠損などを抱えている子がほとんどです。(でなければ放棄されません)
保護犬を迎えるときは、若くてもさまざまな不安要素を持っていることを、十分に納得した上で里親になる必要があります。

シニアがシニア犬と暮らすメリット

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保護犬の譲渡条件には年齢制限があり、その団体によっても違いますが、概ね65歳以上の方への譲渡をNGとしているところが多いようです。
犬の寿命も伸びていることから、再びの不幸を繰り返さないためには、年齢制限もやむを得ないことですが、保護犬の年齢によっては引き取ることも不可能ではありません。
一般的に7~8歳以上の犬をシニア犬と呼びますが、保護犬はこの年齢の犬が多く、若犬や子犬に比べると里親が見つかりにくいのが現状です。特に雑種のシニア犬になるとほとんど声がかかりません。

シニア犬との穏やかな暮らし

その人の年齢や健康状態にもよりますが、シニアの方であってもシニアの保護犬であれば、十分に最期まで共に楽しく暮らすことができます。
シニア犬にはシニアの良さがあり、激しい運動をさせる必要もないので、ゆっくりと季節を感じながら一緒にウォーキングを楽しむことができます。若犬のような活発さはありませんが、飼い主にそっと寄り添ってくれる穏やかさがあります。

共に暮らせる時間は子犬より短いかもしれませんが、時間では測れない豊かさと愛を共有することができます。
シニアで保護犬を迎えたいと思っておられる方なら、是非シニア犬の里親になって頂ければと思います。

おじいわんプゥ

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我が家のプゥさんもシニアで我が家にきました。今年でおおよそ10歳になるのだろうと思います。(本当の年齢はわかりません)
保護されたときからあった白内障も少しずつ進んでいるように思えます。肝臓も弱く、アレルギーもあり、全くの健康体とはいえませんが、それでも元気で、良く食べ、良く寝て、おしっこやうんちの失敗は一度もないお利口さんです。我が家に来てまだ3年ですが、子犬のころからずっと傍にいてくれていたような気がしています。

犬の平均寿命を考えると、遠くない先に介護や最期の時を迎えることになるのでしょう。 それでも、これからもずっとプゥさんと一緒に、ゆっくりと楽しく暮らしていくことが、私達家族の願いであり役目だと思っています。

  • 更新日:

    2021.02.04

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ライター・専門家プロフィール
  • 泉 能子
  • ドッグライター
  • 動物が大好きで、気づけば隣にはいつも愛犬がいて、愛犬とお互いに助けたり助けられたりの共同生活をしているドッグライターです。 今までにヨークシャーとスムースダックスを育てて看取り、今は保護犬の9歳になるブラックタンのダックスと暮らしています。 人と犬が楽しく幸せに暮らすために役立つ記事を発信していきます。