ある日、うめをブラッシングしていたら、毛がごっそりと抜けてしまいました。よく見るとところどころハゲハゲに。。お腹もじっくりみてみると蕁麻疹のようなものがポツポツとできており、慌てて動物病院へ連れて行きました。
本人はいたって元気そうではありますが、少しずつ太ってきてダラダラしていることが多くなりました。そのころタイは雨期真っ只中。散歩イヤイヤに加えて、暑さと湿気でエアコンが動かなくなることもありました。
そのため、「夏バテしてるのかな~」なんて軽く見ていたことを後悔しました。
病院で処方されたシャンプーは刺激が強いらしく、十分に泡立ててそっと泡を乗せるように肌になじませ、優しく洗い流してあげるようにとのことでした。
それを週2回、自分のお肌ケアよりも入念なケアをしてあげることとなりました。
同時に渡された飲み薬は、体重18キロの巨体のためか大粒で、敏感なうめは器用にごはんから避けてしまうので、茹でたさつまいもやパンにくるんだりと工夫をしながらなんとか飲ませていました。
うめが避けた薬を他の子が誤飲しないために、うめだけ隔離してのごはん生活になりました。
最初にもらった薬がなくなる頃にはだいぶ肌荒れは治まっていきましたが、様子見で少し間が空くと再発、ということを繰り返していました。
何度も薬を変えて試してみても同様で、病院でも原因わからず。。
もしかしてご飯が合わないのでは、とドライフードの種類を変えてみたりしましたがあまり変化は見られず、ドライフード自体のアレルギーの可能性があるかと思い、手作り食へ変えてみました。
肌荒れと時期を同じくして急激に太りだしたため、うめだけ食事療法をすることにしました。
元々ビーグルは太りやすい犬種と聞いていましたが、引っ越しによる環境の変化やストレスがあったのか、バンコク生活時よりも食への執着が強くなっているようでした。
ごはんの時は、ちゃんと見ていないと他の子の分まで奪ってしまうため、薬と食事改善はマストだったようです。
茹でた鶏肉をメインに、芋や野菜、たまに穀物を混ぜてあげていたところ、1か月ほどして肌荒れは落ち着いてきました。運動量も増やしたので、3か月ほど経った頃にはMAX時の約20キロから5キロ程ダイエットにも成功しました。
多頭だと、つい小さくて体力のない子を優先的に構ってしまいがちでしたが、体は大きくても甘えん坊で可愛い愛犬。今まで以上にうめとのコミュニケーションをとるように。
散歩中も『いろんなところをくんくんするのは、犬にとっての情報収集や好奇心を満たすSNS遊びのようなもの』という記事を見てからは、できるだけ好きなように匂いを嗅いだりさせてあげることにしました。
今では、体重の増減はあるものの、肌荒れは全くなくなり表情も変わった気がします。日々のお世話や家事日常生活にかまけているときは自分に余裕がなくなり、つい1匹に対してのケアがおろそかになっていたことに気づいて本当に反省しました。
わんこたちが安らいでる顔が、私たちの幸せでもあることを再認識した出来事でした。
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