我が家はおおむね20時以降が家族のくつろぐ時間となります。テレビを見たり、スマホをいじったり、一日の中でもっともゆっくり出来る時間帯なのです。
しつけのためにソファへ上がらせないという飼い主さんもいらっしゃるかも知れませんね。ただ我が家では飼い主も犬もソファを共有しています。
「犬は床にいるべき」なんて思ってもみませんし、フカフカで柔らかいソファを飼い主だけが独り占めするのはもったいないからです。茶々がテレビを見ることもありますし、くつろぎ過ぎてヘソ天することもしょっちゅうあります。
そう、ソファは茶々にとって一番安らげる場所なのです。
柴犬の特徴として、飼い主と一定の距離を保つ「柴距離」が知られていますが、茶々もあまりベタベタされるのは好みません。でも茶々が甘えたい時、ソファの上にピョンッと飛び乗って体を預けてくるのです。
そのまま背中を押し付けてきたり、上半身を預けて眠ってみたり。そういったあたり、あまり柴犬っぽくないな。と感じますね。
飼い主がふと眠たくなって、あくびを繰り返している時、茶々が何気なくこちらをずっと見つめています。飼い主があくびをした時、果たして犬にもあくびがうつるものなのでしょうか?
本当にあくびが出そうだったので、茶々に向かって試しに「ファ~」としてみました。…ん?茶々は微動だにせず相変わらずこちらを凝視したまま。
「あれ?いまいちインパクトが薄かったかな」
今度は少し大げさに「ファ~!!」とあくびをしてみました。すると茶々は口元を少しムズムズしてから目を細めます。
そして顎の関節が外れんばかりの勢いで大きな口を開けたのでした。
「カァ~!!」
そのあまりに豪快なあくびっぷりに飼い主は笑いが止まりません。「すごい!あくびがうつった!」
これは連鎖反応なのか?それともたまたまだったのか?さらに数回あくびをしたところ、やはり茶々もつられるようにあくびを連発したのです。
諸説あるようですが、飼い主のあくびが犬にうつる理由は、やはり犬が親愛の感情を持っているためだそうです。
2013年に東京大学が発表したところによると、親しい人があくびをすると、犬にうつりやすいとのこと。また犬と飼い主の感情的な結びつきや共感能力が、あくびを起こさせる重要なファクターになっているそうです。
そう考えると茶々はちゃんと飼い主を慕っているということでしょうか。あまり表情や仕草に現れないものの、やはり日本犬はつのる気持ちを心に秘めているのかも知れませんね。
福島県の懇意にしている生産者さんからリンゴ(ふじ)を送ってもらったので、茶々にもおすそ分けです。茶々が「シャクシャク」と小気味よい音を立てながら食べてる姿は、見ていて楽しいものですね。
まだまだ段ボールにたくさんリンゴがあるので、しばらく茶々の楽しみも続きそうです。
今回は「我が家のソファ」と「あくび」をテーマに書きましたが、茶々の行動について、まだまだ知らないことがたくさんあるのかも知れません。
ちなみに茶々はソファの上で肉球のお手入れを頻繁にするので、ソファカバーがビショビショになっていることも。しょっちゅう洗濯しなきゃいけません。
でも今度はどんな横顔や行動を見せてくれるのか?楽しみにしている飼い主なのでした。
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