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靴下の形のぬいぐるみを咥える犬
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2021.02.28

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.56

パートナーに優しいレシピ|犬が大好きなにおいってどんなもの?

うちのコは散歩に出ると、あっちこっちのにおいを嗅いでなかなか前に進んでくれなくなることがあります。真っ直ぐ歩いていたかと思えば、突然道の反対側へ歩き出したり、逆走してみたり。
犬の散歩は景色を楽しむものでなく、周りのにおいを嗅いで楽しむものなのでしょうね。 今回は、そんなたくさんのにおいの中で、愛犬が好きなものを探してみます。飼い主の私たちでも共有できるにおいがあったら嬉しいですね。

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

犬と人間は好きな匂いに大きな違いがある

笑顔の犬

犬と人間は同じ哺乳類だし、一緒に暮らせる存在ですが、食べ物が違うように、においの好みにも少し違いがあるようです。 うちのコは外で黙って座っていても、常に濡れてツヤツヤした鼻を動かして、においセンサーで辺りを確認しています。

どんなにおいを探しているのでしょうか?その中に好きなにおいはあるのかな?

犬が大好きなにおいはクサいものが多い

人間ではちょっと息が詰まるようなもの、そういうもののにおいも、愛犬にはとても魅力的なようです。

愛犬が好きなにおい

  • 飼い主さんのにおいがしみついたもの
  • 猫のウンチ
  • ミミズ
  • 強いにおいの肉や魚
  • 好きな犬のオシッコ

飼い主さんのにおいとミミズは大人気

飼い主さんのにおいは、特にいつも寝ている枕やパジャマ、靴下、靴などが好まれます。 においの強いものだけでなく、洗濯したものであっても、飼い主さんのわずかなにおいを嗅いで安心する犬もいるようです。 これは嬉しいことですね。

肉や魚は、特ににおいの強い馬肉や鹿肉、猪肉などを焼くと、うちのコはすごく反応します。魚はタラや鮭のにおいが気になるようです。

「やめて!」と思わず叫びたくなるのは、猫のウンチやミミズ、オシッコですね。 うちのコは散歩を始めた当時、猫のウンチを掘り返してくわえたり、ミミズがいるところに頭をこすりつけたりしていました。ミミズを食べちゃう子もいるようです。

そして知り合いのワンコは、好きなにおいがするオシッコを見つけると、舐めてしまいます。

犬が嫌いなにおいは化学的な刺激臭

笑顔の犬が経っている

犬は自然界で発生するにおいであれば、人間が避けたいニオイでも平気な顔をしていますが、うちの子は人間が作り出したニオイには少し苦手なものが多いようです。

愛犬が嫌いなにおいは日常生活にあるもの

人間でも好き嫌いが分かれるものですが、犬はこうしたニオイが好きではないようです。

愛犬が嫌いなにおい

  • タバコ
  • 芳香剤
  • 人工的なアロマオイル

良いと思ったにおいでも犬には苦痛なことも

タバコは、誰かが吸い始めると場所を変える犬もいるほど鼻への刺激が強いようです。香水も同じ理由で苦手とする犬が多くいます。

さらにタバコのにおいや動物のにおいを消そうと、香りのついた消臭剤や芳香剤を使ってしまうと、そのにおいも犬の不快感をあおってしまうことがあります。

アロマオイルも、天然成分のものであれば犬のアロマテラピーなどで使われるようになってきているようですが、化学薬品などで人工的に作られたものになると、犬にはあまり効果的ではないようです。

好き?嫌い?犬とにおいの不思議な関係

靴下のおもちゃと犬

好きなはずなのに、または嫌いなはずなのに、状況が変わると逆転してしまう?!
自然界のにおいなら、強い方が好きなんじゃないの?
そんなにおいの好みに矛盾を感じたものを集めてみました。

好きなはず・嫌いなはずが逆転するとき

鮭とサーモンオイル

うちのコは生鮭を焼いたものが大好きです。
でもサーモンオイルになると、口にするのを少しためらいます。
私からすると同じにおいに思えますが、何が違うのでしょうか?

アマニ油とゴマ油

アマニ油は無味無臭のように私には感じられるのですが、うちのコはアマニ油が大好きです。
一方で、純度の高いゴマ油は、豊潤なゴマの香りがとても芳しいですよね。
でもうちのコは2つ並べるとゴマ油には目もくれず、アマニ油に飛びつきます。
「においが強い=犬が大好き」は違うのですね。

タバコの煙と吸い殻

知り合いの犬は、タバコの煙は嫌なのに、散歩をしていると落ちている吸い殻ばかりをくわえてしまうそうです。誤食してしまうと大変なので、飼い主さんは気が気じゃないと心配していました。

なくなるとおかしくなってしまうにおい

これはフェレットと暮らしていた時にもあったことなのですが、シャンプーすると、動物は自分のにおいが消えてしまうことで落ち着かなくなるのだそうです。うちのコも自宅でシャンプーした後は大暴れします。

この後リビングに出ると、しばらくの間全力疾走で駆け回り、あちらこちらに体をこすりつけています。犬が気に入った人に自分の体をこすり付けてにおいを付けるのも、自分のにおいを意識している証拠なのかもしれませんね。

においの強いお肉を焼いたら反応が違う

好きなものに囲まれている犬

今回は馬肉を焼いた時のうちのコの反応をご覧いただきたいと思います。
いつも肉を焼いている時は、画像のようにキッチン横の自分のベッドでのんびり待っていますが、馬肉を焼いた時はどんな様子を見せるでしょうか?

馬肉の塊を見せた瞬間から目がキラキラ

馬刺し用に売っていたブロックを見せたところ、すでに目が輝いていました。
生でも食べられるのでこのまま食べさせても良いのですが、焼いている時のうちのコを見ていただきたいので今回は軽く火を通してみます。

早く食べたい!でもなぜか「マテ」をする

スライスした馬肉を熱したフライパンに投入すると、たちまち馬肉のにおいが立ち込めてきました。

ベッドでのんびりなんてしていられなくなり、近づいて来てお座りしました。焼けたものを少し分けてあげたらおいしそうにパクリ。 でも途中でなぜか「マテ」の体勢になってしまったので「ヨシ」と声を掛けて食べさせました(笑)

食欲が落ちやすい夏場には、こうしたにおいの立つ肉などで興味を持たせてあげると食べるきっかけがつかめるかもしれませんね。

飼い主のにおいが一番安心できる場所

飼い主のパジャマにくっついている犬

最後は私のパジャマにくっついているうちのコです。
部屋にいくつもベッドを置いているのに、気がつくと私の洋服に乗っかっています。 犬が大好きなにおいはたくさんありますが、一番安心するのは、いつも一緒にいる飼い主のにおいなのかもしれませんね。

犬が求めるのは、意識して発生させるにおいではなく、身近にある自然なにおいなのかもしれません。 少しでも快適に過ごせるように、自然のにおいを大切にしてあげたいですね。

  • 更新日:

    2021.02.28

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。