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ガードマンの格好をした犬
食べもの

2021.02.14

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.52

パートナーに優しいレシピ|留守番中の愛犬にあげたい食べもの

先日、いつも会う飼い主さんがうちの愛犬に向かって「私たちが仕事の時は、キミもおうちを守る仕事をしてるんだもんね」と言いました。
その方はフィリピン出身でとても陽気な方なのですが、仕事中は見守りカメラで愛犬の様子を確認し、昼休みは家に帰ってしまうほどの愛犬大好きママさんです。
我が家も共働きだから、うちのコも日中は家を守るガードマンです。見守りカメラも一時帰宅もしていませんが、その代わりに(?!)我が家では「まかない弁当」を出しています。
今日は少しでも楽しくおいしく安全に留守番をしてもらえるような食べ物と食べ方をご紹介します。苦手なフードもこれなら食べられるかも?!

#パートナーに優しいレシピ

Author :さのさえこ/ドッグライター

留守番中に心配なこと「水入れにタオルが!」

フードボウルの前に立つ犬

帰宅したら部屋の中が荒らされていて「うわ!」と驚いた経験がある飼い主さんは多いかもしれません。 私もその1人です。

我が家の場合、家具などの破壊はなかったのですが、なくなったら困るでしょ、というものがなくなりました。うちのコの飲み水です。

帰宅したら水入れが空っぽになっていた

時々、帰宅すると水入れが空っぽになっていることがありました。うちのコがタオルを水入れに入れてしまい、すべての水が吸収されてしまった模様です。
たぶん、こんなことをしているうちにタオルが入ってしまったのだろうと思います。

うちのコは遊びなのかつまらないだけなのか分かりませんが、たまにこうしてタオルを鼻でつつき、めくり上げてしまうことがあります。

水入れを増やす・吸水マットを使う

我が家には、昔フェレットたちが使っていたもの、主人がうちのコのために買ったもの、そしていただき物と、合計3つも水入れがありました。 そこで「タオルを入れてしまうなら全部使ってしまえ!」ということで、些か乱暴ではありますが、うちのコ1匹に対して我が家では3つの水入れを使うことにしました。
水入れの敷物も一部めくれない吸水マットに変更したので、留守番中に水がなくなることは回避できました。もう遊んで暴れても安心です。

ノドに引っかかるおやつと食べないフード

おもちゃに囲まれて不機嫌そうな犬

次の留守番中の課題は、食べても問題が起きない食べ物かどうか、ということでした。せっかく体に良い食べ物を置いて行っても、ノドに引っかかって吐いてしまったら困ります。
犬が吐くことに対してそれほど神経質にならなくて良いと聞きますが、ひとりぼっちの時に不快感があって吐いているうちのコの姿を想像すると胸が痛みます。
まずは「吐きにくいもの」そして、体に良いものは何かを考えてみました。

ニボシとアミアミの牛皮は引っかかる

うちのコを見ていると、どうやらニボシを食べる時にささくれた部分を丸飲みしてノドに引っかけてしまうようでした。
また、細くカットした牛皮を編み込んだ歯磨きおやつは、ある程度の大きさになるとやはり丸飲みして引っかかりやすかったようです。
この2つは留守番中のおやつからは除外することにしました。

サンプルのフードを消費する機会にする

次に考えたのは「体に良い食べ物は何か」ということです。
体に良いと言えばフードが一番。ちょうど我が家には、もらったサンプルや取り寄せたサンプルフードがいくつかありました。
うちのコはフードには好みがはっきりしているらしく、サンプルを食べてくれないことがよくあります。そこで、色々な高品質フードに慣れてもらえるように留守番中に置いて行くことにしました。

おもちゃに入れて楽しみながら食べる!

おもちゃに入れられたおやつと犬

フードだけではつまらないので、留守番中はおやつも入れてみることしました。
でもフードやおやつをお皿に入れて出せば、私が出かける前に完食してしまいます。これでは留守番中のまかない弁当にはならないので、遊びながら食べてもらうアイテムを買いそろえてみました。

1.ブンブン振り回して楽しめるおもちゃ

まずはダンベル型や骨(ボーン)型のおもちゃ。両端の膨らんだところに入れたり、中が空洞になった骨型の部分に入れたりして、くわえて振り回せば、おやつやフードが出てきます。

これは犬が「くわえて振り回す」という本能を満たしてくれるおもちゃなので楽しめるようです。私はこのおもちゃに、小粒のフードを入れることにしました。

両端の膨らんだ部分にフードやおやつが入ります。出入口になる穴には薄いゴムが付いているので、振り回しても一度に中身が飛び出さないようになっています。うちのコはSSサイズですが、ほかにSとM/Lも販売されています。

ただ、水洗いすると内側が一晩では乾きません。そのため我が家では週末だけ水洗いしています。でも汚れもほとんど付かず、ゴムを食いちぎられたこともないので、とても重宝しています。

2.ブンブン振り回して楽しめるおもちゃPart2

こちらは骨型の部分全体におやつやフードが入り、真ん中にも穴があいているので取り出しやすくなっています。初めにご紹介したビジーバディワグルより穴も大きめですが、出入り口に凹凸があるので、やはり中身が流れ出るようなことはありません。初めて使ってもすぐに犬が理解できる構造ではないかと思います。サイズはSとMの2種類から選べますが、うちのコはSになります。
このおもちゃも丈夫です。通気性が良いので、丸ごと水洗いしても一晩で乾きます。

ダンベル型、骨型のおもちゃは、ブンブン振り回すのがうちのコ流です。

3.コロコロ転がして楽しめるおもちゃ

おもちゃを転がすことで中のフードやおやつが出てきて食べられるものも、うちのコは喜んで遊んでくれます。 円盤型のものにはフードを、アミアミボールには大きめのフードやおやつを入れています。

ゴム製のアミアミボールで、真ん中に1つだけ少し大きく開いた穴があります。ここからおやつやフードを入れます。 鼻でつついたり潰したりしながら一生懸命おやつを取り出そうと夢中になるので、良い暇つぶしになるのではないかと思います。

サイズはSとMの2種類で、うちのコはSを使っています。

4.コロコロ転がして楽しめるおもちゃPart2

こちらはラグビーボール型で、初めにご紹介した丸型と同様に1つだけ大きめの穴があいていますが、丸型よりも少し穴が大きいようです。

以前私は、大きい穴よりもさらに大きいおやつのカケラを無理矢理ねじこんであげていたのですが、必死でおやつを取ろうとするあまり、ゴムをガブガブかじって噛み切ってしまったことがあります。ゴム自体は丈夫なのですが、網目になっていて細いため、本気になると噛み切れてしまうようです。おやつを穴より少し大きいかな?という程度まで細かくしたら噛み切らなくなりましたが、この点だけは注意した方が良さそうです。

5.円盤型のおもちゃ

上下の円盤がネジのような造りになっていて、手で回せば簡単に分離できます。そのため中も丸洗いできて清潔です。円盤には2ヶ所の穴があり、そこからフードやおやつを入れられます。円盤の組み立て方で穴の大きさを調整できるので、少し大きめのフードやおやつも入れられます。

ほかのおもちゃと少し形状が違いますが、転がせばおいしいものが出るというのはすぐ理解できるようです。円盤を分離した状態でうちのコに見せたら、ゴムのネジ山の部分を熱心に噛んでいました(笑)ネジ山がなくなると使えなくなるので、ご注意ください。

コロコロ転がすおもちゃは、こんな風に楽しめます。(動画をご覧ください)

少ないおやつの量でも楽しめるのが魅力!

おもちゃに入れているおやつと愛犬

実際に私がおもちゃに入れているのは、こちらの画像にあるものになります。
左のお皿にはフード類、その隣の2つのお皿には魚や緑イ貝の入ったおやつや、鹿、鯛、ラムラング(仔羊の肺)、チーズのおやつを入れています。

このまま食べれば1分ほどでなくなってしまいますが、おもちゃに入れることで10分以上楽しむことができます。

やはりフードよりおやつの方が魅力的なようで、真っ先におやつが入ったボールを狙ってきますが、最後はフードも完食です。普段食べないフードでも、おもちゃに入れると気分が変わるようです。ためらうことなく食べてくれました。

私はこの方法で、フードの切り替えに成功しました。フードの食いつきや切り替えで困っている飼い主さん、一度お試しいただくのはどうでしょうか?

夢中で食べている間に「いってきます!」

おもちゃの入ったおやつ

毎日一緒にいるのに、仕事に出かける時ひとりぼっちにする申し訳ない気持ちと寂しい気持ちで、少し切なくなります。

でもそんな時は、おもちゃに夢中になっているうちのコに向かって「ガードマンよろしく!一緒にお仕事がんばろうね!」と心の中でつぶやきながら出かけます。

そして帰宅して元気に迎えてくれる姿を頭に思い浮かべながら仕事をがんばることにしています。この子の元気な出迎えが、一番安心する瞬間です。

  • 更新日:

    2021.02.14

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。