私が子供の頃からあった「きのこの山」
調べてみたら1975年に発売開始となったお菓子でした。半世紀近くの人気を誇る超ロングセラー商品なのですね。
今回はこのお菓子をワンコが食べられるものにしてみたいと思います。
お菓子売場に自分で作るきのこの山キットがあったので、その型を利用して作ってみることにしました。
【材料】
【作り方】
型にアマニ油を塗ることで、ミンチを取り出しやすくなります。アマニ油は細胞膜の原料となるオメガ3脂肪酸を含むオイルで、犬にも安心してあげられます。
鹿肉と馬肉は低脂肪で食欲をそそる香りが特徴です。チョコレート色になるのは鹿肉ですが、馬肉の方が柔らかく仕上がるので食べやすくなります。
ヤゲンはコラーゲンたっぷりで、関節ケアにおすすめの食材です。軟骨なのでコリコリした食感も楽しめます。
きのこの山というよりシメジですね……。色の濃いものが鹿肉で、薄いものが馬肉になります。
うちのコに、きのこの山を食べてみてもらいました。
丸飲みです。「何かあった?」と言わんばかりの早食いでした。見た目はともかく、喜んではもらえたようです。
続いては、ココアパウダーとチーズケーキの組み合わせが美味しい「ティラミス」のワンコバージョンです。こちらは最近定期的に作っているバナナヨーグルトケーキをベースにして作ってみました。
【材料】
【作り方】
バナナヨーグルトケーキは免疫力向上に期待したい食べ物です。今回はリンゴも入れて体を温める効果もプラスしてみました。
周りにつけるおやつのパウダーは、粉にできれば何でもOKです。私は半生タイプのおやつの袋にたまっていた粉々の部分をすりつぶしてみました。
中のケーキはヨーグルト味で、外側のパウダーは魚系のおやつだったため、ヒトとしてはおいしそうな食べ物ではありませんでした。でもうちのコにとってはとてもおいしかったらしく、迷わず口に入れてくれました。
一瞬で食べ終えて、私の手元にあった残りのケーキを食べたそうに見ていました。もう少し味わって食べればいいのに、と、いつも思う瞬間です。
最後はチョコレートが濃厚なブラウニーのワンコバージョンです。 鹿肉と水煮大豆だけで焼き上げてみました。
【材料】
【作り方】
水煮大豆のタンパク質は、そのほとんどが食物繊維で糖質が少ないのが魅力です。また、グルテンが入っていないので犬にとって消化しやすい穀物だと言えるでしょう。
今回の3品の中では、ブラウニーが一番まともに仕上がった気がします。うちのコの反応も上々でした。
お皿を近づけたら鼻をヒクヒクさせて即完食してくれました。鹿肉は塊にして焼くと少し硬さが出るようなので、スライスして崩してあげた方が食べやすいようです。
「犬が食べられないチョコレートを、せめて見た目だけでも似せて作れないか」「どうせ作るなら体に良いものにできないか」と思い、今回3つのお菓子作りに挑戦してみました。
うちのコに見た目で評価をしてもらえないのが少々残念ではありますが、 またいつかこんなお菓子作りをやってみたいと思います!
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