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食べもの

2021.02.03

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.49

パートナーに優しいレシピ|ウンチから考える愛犬の腸内環境

「どんなウンチが正解なんだろう?」それが腸内環境を考えるきっかけでした。
散歩に出ると、自分の犬だけでなく他の子の排泄場面に遭遇することがよくあります。ポロポロしたウンチを歩きながらする子、飼い主さんいわく「ナメクジみたいな」小さな柔らかいウンチをする子、黄色いウンチ、こげ茶のウンチ、実にさまざまです。
一体どんなウンチが「健康の証」なのでしょうか。ウンチから考える腸内環境についてのお話です。

#パートナーに優しいレシピ

Author :さのさえこ/ドッグライター

うちのコのウンチ~良い時・悪い時~

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うちのコは胃腸が丈夫らしく、今まで水下痢はしたことがありません。それでも何度かいつもと違う状態になったことがあります。「いいなぁ」と思った時のウンチと「イマイチだな」と思った時のウンチを比較してみたいと思います。

肉をたくさん食べた後に良いウンチが

これは主に馬肉をゆでたり焼いたりしてたくさん食べさせた後に多いのですが、柔らかくもなく硬くもなく、しっかりとした形の良いウンチをすることがあります。
フードも馬肉も色が似ているせいか、色は茶色で表面も均一です。

時々、最後の方で柔らかいものが出てくることがありますが、特に心配するほどの柔らかさではないようです。
回数は1回だけで、一度の散歩で何度も出ることはほとんどありません。

粘膜便やユルユルのウンチになった時

うちのコが我が家に来て半年ほど経った頃、白菜を与えたのが引き金になってしまったのか、ゼリーで覆われたような粘膜便が始まり、その後触ると崩れてしまうようなゆるめのウンチをしたことがありました。原因は大腸炎と小腸炎でした。

短い時間で何度も排便があり、おかしいと思ってすぐ病院へ連れて行きました。抗生剤と整腸剤などで治療してもらいましたが、完全に治るまで1ヶ月近くもかかってしまいました。

そのほかには、表面がブツブツしていたり、未消化のおやつなどが一緒に出てきたりすることもあります。匂いもその日によって違い、柔らかさに関わらずとても臭い時などもあります。

健康的なウンチは「下につかないこと」

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何となく「こんな感じかな?」というイメージはあるけれど、具体的に「これが理想のウンチ!」と表現するのは少し難しい……
そこで一般的に理想的とさせるウンチの条件を挙げてみます。ただし、これに当てはまらないことが、即、病気や体調不良とは限らないので心配しすぎないようにご注意くださいね。

跡が残らないバナナ状のウンチが理想的

理想的なウンチの様子を、硬さ、形、色、匂い、量と回数で見てみましょう。

硬さ

取った跡が残らないものが良いとされています。地面やシートにウンチが付かない状態です。
触った感じは、軽く触っても崩れない程度が理想です。水分不足では硬い感じがします。また、脂肪分の摂りすぎやお腹の調子が悪いと崩れやすくなります。

人間と同じで、バナナ状であることが犬にも理想的だとされています。小さなコロコロのウンチがポロポロ出るよりも、大きなものがドンと出る方が水分量が適正だということかもしれませんね。

与えている食べ物によって変化するため、一概に断定できませんが「松の木のような色が理想」と表現されることもあります。私たちがよく想像する茶色、もしくはこげ茶色が理想的な色味であるとは言えそうです。
また、良いウンチには照りやツヤがあるとも言われます。

匂い

少し近づいたくらいでは匂いを感じないことが理想的です。消化しづらい食べ物や添加物の多い物を食べた時に匂いがキツくなることもあります。

量と回数

たくさん出ると健康、少ないと便秘かな?と思ってしまいそうですが、必ずしもそうではないようです。消化がうまくいかないと大量のウンチが出ることもあります。
回数はその子によってさまざまです。1日1回の子もいれば、1回の散歩で3回する子もいます。その子によって理想的な回数があって良いそうです。

項目理想の状態
硬さ 取った跡が地面に残らない/軽く触っても崩れない
バナナ状
松の木のような色/照りやツヤがある
匂い 少し近づいたくらいでは匂いを感じない
量と回数 その子によって違う

「いつもと違う」を判断基準にする

理想的なウンチを見ていると「うちのコは理想的じゃない時も多いな」と感じてしまいますが、理想よりも大切なのは「いつもと違うこと」に気づけるかどうかだと獣医さんから聞いたことがあります。

毎日愛犬の様子を見ていれば、どんな状態がその子にとっての普通な状態かがわかります。その状態から違う事態が起きた時に「あれ?どうしたんだろう」と気づき、さらに注意してあげられることが必要なのだそうです。

理想の排便のため腸内環境を見直そう

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できることなら「いつものウンチ」が変わらずに出るような体になってほしい。そして欲を言えば、理想的なウンチが出る子になってほしいな。

そう思って、腸内環境を常に整えるための食べ方を考えてみることにしました。

愛犬の体に合った良質のフードを選ぶ

良いフードを見分ける条件はたくさんありますが、良いウンチが出るようになった時の、うちのコのフードの選び方は以下のとおりです。

良いウンチを作るフード選びの基準

  • 脂質が少なめ
  • 添加物を使っていない
  • 保存料は自然由来のものである
  • 小麦を使っていない

うちのコは脂肪分の消化が少し苦手なようだったので、脂質の少ないものを第一条件にしました。
また、犬が消化を苦手とする穀物も極力減らし、体に負担のない保存料を使っていることにも気をつけてみました。

腸内細菌のバランスが取れる食べ物を

フードの消化を助けるため、腸内細菌のバランスを整えてあげることも必要になります。
犬の消化を助ける食材と言われているものは、以下のようになります。

犬の消化を助ける食材

  • キャベツ(胃の保護と消化促進)
  • リンゴ(善玉菌のエサが豊富)
  • さつまいも(ビタミンと食物繊維が豊富)
  • 豆腐・納豆(ミネラルと消化酵素が豊富)
  • ササミ(脂質が少なく消化しやすい)
  • 豚ヒレ肉(消化しやすく代謝も上がる)

お腹の様子が少し気になる時、これらの食材を補助的に利用してみるのも良いかもしれません。ただし、初めてあげる時は少量ずつにして愛犬の体に合うかどうかを確かめながらにしてあげてくださいね。

腸内環境を整えるおやつをあげよう

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今回は消化に良い食材から、キャベツ、リンゴ、豆腐、豚ヒレ肉を使って、ワンコ用のお好み焼きを作ってみたいと思います。

ワンコ用お好み焼きリンゴソース掛け

【材料】

  • キャベツ
  • リンゴ
  • 豆腐(木綿がおすすめ)
  • 豚ヒレ肉
  • ※量は愛犬に合わせて調整してください

【作り方】

  1. 豚ヒレ肉をミンチにする
  2. 1と豆腐、溶き卵を混ぜる
  3. 2にキャベツを混ぜる
  4. 丸く平らに成形してフライパンで焼く
  5. 仕上げにすりおろしリンゴをかけて完成

うちのコの好きなものばかりでできたおやつなので、おいしそうに食べてくれました。作りすぎて余ったら、すりおろしリンゴに調味料を加えれば、人間のおかずにも最適ですよ。

ウンチは体の中を教えてくれるバロメーター

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どんなに体に良い物をあげていたとしても、それが正解だったのか間違いなのかを知ることはとても難しいことだと思います。そんな時、早い段階で答えをくれるのが愛犬のウンチなのかもしれません。
体の中の状態を見せてくれるものでもありますので、日々の健康管理として気をつけてあげたいですね。

  • 更新日:

    2021.02.03

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。