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犬の生態 / 気持ち

2021.01.10

犬の心の中を覗いてみたい...!一体なにを考え、どう感じているの?

愛犬が一体なにを感じ、どんな気持ちなのか知りたいと思うことはありませんか?犬には、人と同じように【気持ち】があります。言葉で伝えることはできなくても、愛犬たちは表情や身体を使って飼い主にサインを送っているのです。愛犬が心も体も健康でいるためには、飼い主がサインをしっかり受け取る必要があります。そして、心がさらにヘルシーでいられるようにケアをすることも大切です。
今回は、犬たちの心のケアについてご紹介します。

Author :みなみ 愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師 動物福祉・倫理学、ホリスティックケア・インストラクター

犬にも「心」がある

犬の心

犬の心は一体どこにあるのか…?
最初は、心についてのお話です。

心はどこにあるの?

皆さんは、自分の心がどこにあるか知っていますか?心は頭のなかにあると考える人もいるでしょう。また、心は胸のなかにあると考える人もいるでしょう。
心がどこにあるか…ということは、はっきりわかっていません。これは人だけでなく、犬も同じです。

心は目には見えないでもきっとある

「心は目に見えなのだから存在しないはずだ」と考える人は少ないでしょう。なぜなら、悲しい時は胸が張り裂けそうになったり、うれしい時は飛び跳ねたくなるような感覚を私たちは実感しているからです。

これは、人だけではありません。犬も飼い主をみて喜ぶとき、いたずらをして叱られているときの表情が違っているからです。犬にもうれしい、悲しいといった感情があることを表情から知ることができます。つまり、感じ取る心があるということです。

犬の心から出されるサイン

犬 心

犬たちも、心で感じたことを私たち人間に表情や体を使って伝えようとしています。犬が心から出すサインには、どのようなものがあるのでしょうか?

主なボディランゲージ

言葉ではなく、表情や身振りなどから気持ちを伝えることをボディランゲージといいます
犬は言葉でなくボディランゲージを使い、私たちに自分の気持ちを伝えようとしています。犬のボディランゲージについていくつかご紹介しましょう。

あくびをする

犬があくびをするときは眠いときばかりではありません。ストレスを感じているときや相手に落ちついてほしいときにもあくびをします。たとえば、動物病院で診察を待っているときにするあくびは、緊張しストレスを感じているサインです。
飼い主に叱られているときのあくびは、自分や相手の緊張を少しでも減らそうとしているサインなのです。

前かがみでお尻を高くあげる

このポーズをするのは、相手に「遊ぼうよ!」と誘っているときです。犬同士だけでなく、飼い主に対してもサインを出します。このときの犬の表情は、恐怖や悲しみを感じてはいません。楽しそうでイキイキした表情をしています。

耳をピンと立てている

このサインは、集中し状況を把握しようとしているときや緊張しているとき、相手に対し威嚇をしているときです。犬の表情も普段と比べると緊張していることがわかります。

体をガタガタと震わせる

とても緊張しているときや恐怖を感じているときのサインです。恐怖におののいているといってもよいでしょう。花火の音や雷であるなど犬によって原因がちがいますが、とても強いストレスを感じています。
このようなサインを見つけたら、まずはストレスの原因を突き止めましょう。ストレスの原因がわかったら、なるべく離れるようにします。

犬の心をヘルシーに保つために

犬 心

犬から出されるサインを知ることで、今、犬は何を感じているかを知ることができます。そうすることで、犬の心をより健康にすることさえできるのです。
ここからは、犬の心を健康にする方法についてご紹介します。

適度な運動

軽い運動をすることでストレスを感じることが減るといわれています。この場合の運動は、激しい運動ではありません。たとえば、普段の散歩時間を少し長くするといったことです。
他の犬を遊ぶことが好きな犬ならドッグランにいくというのもひとつの方法です。

飼い主とのコミュニケーション

犬は、飼い主のことが大好きです。大好きな飼い主と一緒に遊んだり、撫でてもらうことは何より安心感を得て、落ち着くことができます。
愛犬のために少し時間をつくり、コミュニケーションを深めましょう。 特別なことをするのではなく、ゆっくりと話しかけるだけでもよいのです。

犬の心の健康は飼い主が握っている!

犬 心

犬も人と同じように、うれしい、悲しいといった感情を持っています。うれしい時は一緒に喜び、悲しい時は優しく寄り添うことで、犬はさらに飼い主を信頼するでしょう。

犬の心のサインと読み取るには、ボディランゲージを知ることが大切です。ボディランゲージを知ることで、犬が今どんな気持ちなのかをしることができるからです。

犬の心が健康であるかどうかということは、飼い主しだいといってもいいのではないでしょうか。かけがえのない存在である愛犬ともっともっと幸せにくらすために、犬の心について考えてみてはいかがでしょうか。

  • 更新日:

    2021.01.10

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ライター・専門家プロフィール
  • みなみ 愼子
  • 名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師、ホリスティックケア・インストラクター
  • 非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。