子犬を迎えたら、成長後にどのような姿になるのか楽しみですよね。ヨークシャーテリアの成犬時のサイズや特徴などについてご紹介します。
ヨークシャテリアの成犬時のサイズは、体高18~23cm、体重2~3kgくらいが標準的なようです。日本で犬籍登録や血統書の発行などを行う「ジャパンケネルクラブ(JKC)」においては、ヨークシャーテリアの体重は3.2kgまでと規定されています。
コンパクトで十分にバランスがとれた体格が理想的とされていますが、実際には華奢で小さな子から骨太体型の子まで様々な子がいるようです。
まるで絹糸のように光沢のある被毛は、ヨークシャテリアの最大の特徴と言えるでしょう。抜け毛は少ないですが、美しい毛並みを維持するためにも毎日欠かさずブラッシングしましょう。
犬の成長期は成犬時のサイズや犬種によって異なり、一般的には大きな犬のほうが成長のスピードが遅く、ヨークシャテリアなど小型犬の成長期は生後10ヵ月頃までと言われています。
ヨークシャーテリアは室内犬ではありますが、健康維持のために適度な運動は欠かせません。必要な散歩量とおすすめの運動についてご紹介します。
散歩は1日2回、1回につき15~20分くらいが目安です。犬の年齢や体調、性格などにより適切な散歩時間が変わってくるので、犬の様子をよく観察しながら散歩しましょう。
ヨークシャテリアは膝蓋骨脱臼が多く見られる犬種なので、高くジャンプする運動や二本足で立ち上がるような遊びはあまりおすすめできません。
ロープの引っ張りっこや、ボール遊びはおすすめです。ボールは床に転がすように投げて遊ばせましょう。
犬を迎えたら、食事や医療、トリミング代など様々なことに費用がかかります。ヨークシャーテリアとの暮らしにかかる費用をご紹介します。
ヨークシャーテリアなどの小型犬の食費は年間3~4万円が目安になります。フードも安価なものからプレミアムフードなど様々な種類がありますが、近年は国産・無添加の物など、良質なものを選ぶ飼い主さんが増えているようです。
アニコム損害保険株式会社が発行する「家庭動物白書 2019」によると、0~12歳のヨークシャテリアの年間平均診療費は69,166円です。犬全体の平均は65,872円であり、犬種としてかかる医療費は平均的と言えるようです。
その他、感染症などの病気の予防に以下の費用などがかかります。
狂犬病ワクチン・・・3,500円/回
混合ワクチン・・・5,000~8,000円/回
フィラリア症予防・・・5,000~10,000円/年
マダニ・ノミ予防・・・1,500円/回
トリミングサロンを利用する場合、カットコースは4,000~6,000円くらいが目安です。一般的にカットコースにはシャンプー、ブロー、爪切り、肛門腺絞り、耳掃除などが含まれています。
お手入れのためのブラシやシャンプー、トイレ用品、首輪などの日用品に、年間5,000~10,000円くらいはかかります。
移動のためにかかる費用をご紹介します。
電車や新幹線で移動する場合、JRでは規定内のサイズ・重量のケースに収まれば290円の「普通手回り品きっぷ」の購入で乗車することができます。国内線の飛行機での移動には、4,000~6,000円くらいかかります。
タクシーの利用は、基本的にキャリーバッグに入っている状態であれば可能です。運転手さんが動物アレルギーの場合など、乗車できない可能性もあるので、乗車の条件などについてはあらかじめ確認しておきましょう。
料金は基本的に通常のメーター料金のみですが、ペット専用のタクシーなどは条件が異なるので、直接問い合わせてみましょう。
ペットホテルを利用する場合は1泊3,000~4,000円、ドッグランの利用には1回につき1,000~2,000円くらいかかります。
いかがでしたか?ヨークシャテリアは愛情深い犬で、きちんと面倒を見てあげられれば良きパートナーになってくれます。これからヨークシャーテリアを迎える予定であれば、愛犬のために時間やお金をかけてあげられるかどうか、よく考えてから迎え入れてあげて下さいね。