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犬種図鑑

2021.01.10

ミニチュアピンシャーの成犬サイズは?散歩量やかかる費用まで

ドーベルマンを小さくしたようなルックスのミニチュアピンシャーは、「ミニピン」の愛称でも親しまれ人気を集めています。小さい体ながらスタミナがあり運動が大好きなので、犬と一緒にたくさん遊びたい人にまさにぴったりな犬種です。
この記事では、そんなミニチュアピンシャーの成犬のサイズや必要な散歩量、一緒に暮らすにあたりかかる費用などについてお届けします。

Author :文:新井 絵美子/動物ライター

ミニチュアピンシャーは成犬になるとどのくらいのサイズ?

ミニチュアピンシャー 成犬

犬を迎える前には、家の環境に適している大きさの犬種なのか、といったことも考慮しなければなりません。ミニチュアピンシャーの成犬のサイズや体型の特徴などを、頭に入れておきましょう。

体重と体高

ミニチュアピンシャーの標準体重は4~6kg、標準体高は25~30cmで、小型犬に分類されます。多くの場合において、オスもメスもほとんど同じサイズです。ジャーマンピンシャーを一回り小さくしたルックスですが、まさにジャーマンピンシャーがミニチュアピンシャーの育種の土台となっています。

体型の特徴

体長と体高がほぼ同じ長さで、スマートなシルエットが特徴的です。足が細くて全身の筋肉がよく引き締まり、洗練された印象があります。また、前足を高く上げて前に出す歩き方も特徴の1つです。

被毛の特徴

オーバーコートのみがは生えたシングルコートと呼ばれる1重構造の被毛です。毛がとても短く、保温や保湿の機能を果たすアンダーコートが生えていないため、寒さが苦手です。 抜け毛は少ないほうですが、年間を通して少しずつ新しい毛に生え変わり、パラパラと毛が抜け落ちるので、時々ラバーブラシでブラッシングをするようにしましょう。抜け毛を取り除いた後に獣毛ブラシでブラッシングをすると被毛に艶が出て、光沢のある美しい被毛に仕上がります。

ミニチュアピンシャーの成犬期は生後10ヶ月~9歳頃

生後10ヶ月~12ヶ月になると成長が止まり成犬期を迎えます。体力も免疫力も向上し、子犬期に比べて体調を崩しにくくなります。

また、体だけでなく心も成長していき、落ち着きが見られるようになります。加えて、犬の本能による行動や意識が高まるのも特徴です。

ミニチュアピンシャーの成犬に必要な散歩量

ミニチュアピンシャー 成犬

ミニチュアピンシャーは、もともと農場でネズミ捕りをする役割をしていた犬なので、機敏で体力があり、小型犬でありながら中型犬並みの運動量が必要な犬種です。運動欲求を満たしてあげるために、必要な散歩量やおすすめの運動についてご紹介します。

必要な散歩量

細身の優雅な見た目とは裏腹に、タフで疲れ知らずです。そのため、朝夕それぞれ30分以上の散歩が欠かせません。単に歩くだけでなく、散歩の途中で小走りを挟むなどするのもよいでしょう。また、日によって散歩コースを変えて、よい刺激になるように工夫してあげることも大切です。

運動不足はストレスの原因となり、問題行動を起こしやすくなります。必ず毎日外に連れて行ってあげましょう。

おすすめの運動

運動神経がよく、とにかく元気いっぱいなので、時々ドッグランで自由に走り回らせてあげるとよいでしょう。

また、ネズミ捕りをする犬として活躍していたことから、狩りの疑似体験ができるボール遊びも向いています。ボール遊びは運動量が多いので、ミニチュアピンシャーの高い運動欲求を満たしてあげられるでしょう。

ミニチュアピンシャーの成犬との暮らしにかかるお金

ミニチュアピンシャー 成犬

「経済的にやっていかれないかも……」といったことにならないよう、ミニチュアピンシャーを育てるにはどれくらいの費用がかかるのかを知っておきましょう。

食費

ミニチュアピンシャーの年間にかかる食費は、フード代が30,000~40,000円程度、おやつ代が10,000~15,000円程度です。

ドッグフードはバリエーションに富んでおり、比較的リーズナブルな価格のものから、オーガニック素材を使用したこだわり原料のやや高価なものまであります。また、ドライフードよりもウェットフードのほうが割高です。そのため、どこまでフードにこだわるのか、ウェットフードをどのぐらいの頻度で与えるのかなどによって、かかる費用に差が出てきます。

ミニチュアピンシャーは皮膚炎になりやすい傾向にあるほか、骨折しやすいとも言われています。そのため、皮膚や関節の健康維持に強化した栄養素が含まれているものを選んであげるとよいでしょう。

医療費

年間どのくらい病気や怪我をしたかによって、かかる医療費は変わってきます。参考までに、ミニチュアピンシャーがかかりやすい病気や、起こり得る怪我・事故に対する治療費の目安は以下の通りです。

医療費は実費で、特に手術が必要な病気や怪我の場合は、高額な費用がかかります。適切な治療を受けさせられるよう、万一に備えておくことが大切です。

  • 皮膚炎(通院1日):約7,000円
  • 目の病気:約14,000円(手術なし)/約130,000円(手術あり)
  • 骨折:約60,000円(手術なし)/約250,000円(手術あり)
  • 誤飲事故:約17,000円(手術なし)/約130,000円(手術あり)

お手入れ費

シャンプーや耳掃除、爪切り、肛門腺絞りなどのお手入れをトリミングサロンでやってもらう場合、ミニチュアピンシャーの料金は3,500円程度です。これらのお手入れを自分で行えば、費用を大幅に抑えられます。

日用品費

年間の日用品費は、トイレシートが10,000~15,000円、おもちゃなどをはじめとした消耗品が20,000~30,000円かかります。トイレシートやウンチ袋、消臭スプレー、除菌シートなどの日用品は、1品の金額は安価ですが購入頻度が高いので、日用品費も軽視しないようにしましょう。

その他

場合によっては、以下の費用がかかることも考えられます。

  • ペット保険:約3,000円/月
  • ペットホテル:約3,000円~(日帰りでの預かり)
  • ペットシッター:約4,000円~/時間
  • しつけ教室:15,000円前後(月4回)
  • 去勢・避妊手術:オス20,000円~/メス30,000円~

成犬時のサイズやかかる費用を考慮してミニチュアピンシャーを迎えよう

ミニチュアピンシャー 成犬

小型犬とひと口にいっても、成犬時の体重が2~3kgの犬種もいれば、7~8kgの犬種もいます。「思っていた大きさと違う」といったことにならないよう、成犬になったときのミニチュアピンシャーのサイズを事前によく確認しておきましょう。

犬との暮らしは癒しや喜びが増えて、とても楽しいものになるかと思いますが、お金がかかるのも現実です。経済面のこともしっかりと考慮しておきましょう。

  • 更新日:

    2021.01.10

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ライター・専門家プロフィール
  • 新井 絵美子
  • 動物ライター
  • 2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。 過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。