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犬種図鑑

2021.01.11

ミニチュアハスキーってどんな犬?正式名称や性格と身体の特徴、しつけ方まで

オオカミのように凛として、青く澄んだ瞳が印象的なアラスカンマラミュート。見かけによらず甘えん坊で、日本でも人気のある犬種です。そんなアラスカンマラミュートを原型としシベリアンハスキーを掛け合わせ、小型に改良された「アラスカンクリーカイ」という元気いっぱいの可愛らしい犬種がいることをご存知でしょうか?
ここでは、ミニチュアハスキーとも呼ばれるアラスカンクリーカイの歴史や特徴、性格についてご紹介します。

江野 友紀/認定動物看護士

ミニチュアハスキー(アラスカンクリーカイ)の歴史

ミニチュアハスキー

アメリカのアラスカ州原産であるアラスカンクリーカイは、アラスカンマラミュートの小型犬バージョンの愛玩犬を作ることを目的として、1970年頃から作出が開始されました。確立したその姿はまるで小さなハスキーのようであるため、「ミニチュアハスキー」や「ミニハスキー」などとも呼ばれています。

アラスカンクリーカイの作出

まず初めにアラスカンマラミュートにシベリアンハスキーを掛け合わせ、更に小型化させるために小型犬であるスキッパーキやアメリカンエスキモードッグ、などを交配させ、1988年には現在のアラスカンクリーカイが確立しました。

アラスカンクリーカイとミニチュアシベリアンハスキーは同じ犬?

アラスカンクリーカイに良く似た、ミニチュアシベリアンハスキーという犬種も存在します。どちらも犬種を作出する過程でシベリアンハスキーの血が入っていますが、アラスカンマラミュートの血が入っているか否かという違いがあります。
アラスカンクリーカイは、アラスカンマラミュートの小型版として作出されているので当然アラスカンマラミュートの血が入っていますが、ミニチュアシベリアンハスキーはアラスカンマラミュートの血が入っていません。

アラスカンクリーカイは日本にもいる?

アメリカでアラスカンクリーカイが作出されてからというもの、ブリーダー達はより良い血統を残すためにほとんど国内でのみ飼育・繁殖を行ってきました。そのため日本には長らく持ち込まれることはありませんでした。近年になって、日本国内のブリーダーも増えてきたようですが、まだまだ希少な犬種と言えるでしょう。

ミニチュアハスキー(アラスカンクリーカイ)の特徴

ミニチュアハスキー

飼育しやすいよう愛玩犬として改良されてきたアラスカンクリーカイ。アラスカンクリーカイの「クリーカイ」という言葉には、イヌイット語で「小さな犬」という意味があり、その名のとおりアラスカンマラミュートやシベリアンハスキーをそのまま小型化したような凛とした外見をしています。

アラスカンクリーカイの大きさ

ミニチュアハスキーとも呼ばれているアラスカンクリーカイの大きさは、成犬でも体高43cmを越えません。作出のもとになったアラスカンマラミュートの体高が約60cmということを考えると、ミニチュアハスキーと呼ぶにふさわしいと言えるでしょう。

アラスカンクリーカイはサイズ別に分けられる

アラスカンクリーカイの中でも小さいものを「ミニチュア」、それ以上に小さいものは「トイ」と呼ばれることがあります。また、比較的大きいサイズの個体は「スタンダード」と呼ばれます。同じ犬種でもサイズに幅があるのは小型化を狙って作出された犬にありがちなことであり、豆柴やティーカッププードルにも同じことが言えます。

アラスカンクリーカイの被毛

寒い地域で生まれたアラスカンクリーカイは二重構造の被毛を持つダブルコートの犬種です。豊かなアンダーコート(下毛)が密生し、保温性に優れた厚い被毛に覆われています。抜け毛が多いので、日常的にお手入れする必要があります。
毛色はブラックにホワイト、グレーにホワイト、レッドにホワイトが一般的ですが、中には真っ白な子もいるようです。白以外の子には、顔や身体にはアラスカンマラミュートと同じような柄が入っています。

寒さは得意、暑さは苦手

アラスカ生まれのアラスカンクリーカイは、寒い日や雪が降る日もへっちゃらで、外で元気に駆け回ります。しかしその一方、日本の高温多湿な気候は苦手です。人が過ごしやすいと感じていても、アラスカンクリーカイは不快に感じているかもしれません。犬の様子をよく観察し、エアコンなどを上手に活用して快適に過ごせるよう管理しましょう。

ミニチュアハスキー(アラスカンクリーカイ)の性格

ミニチュアハスキー

好奇心旺盛で賢く、狩猟犬の血を引いているため活発で運動が大好きです。ボールなど動くものには俊敏に反応します。知らない人にはシャイになりますが、飼い主に対しては忠誠心があるので、幼い頃から正しくしつけることで飼育しやすい従順なパートナーになります。ただし、少し神経質で警戒心が強い犬種であるため、無駄吠えが癖にならないよう注意する必要があります。

アラスカンクリーカイを飼育する際の注意点

「ミニチュア」ハスキーとも呼ばれる愛玩犬、アラスカンクリーカイは飼育しやすいイメージがあるかもしれません。しかし実際にはパワフルで、多くの運動量を必要とします。小型で飼いやすいと思い安易に飼育してしまうと、運動不足によりストレスが溜まったり、無駄吠えも増えてしまう可能性があります。
また、気難しい一面もあるため、初心者よりもある程度の犬の飼育経験のある人の方が向いていると言えるでしょう。

日本にいるアラスカンクリーカイをご紹介

ミニチュアハスキー

魅力的なアラスカンクリーカイではありますが、希少な存在であるためそう簡単には会えるものではありません。SNSでは、日本で生活するアラスカンクリーカイの日常を知ることができます。

元気に遊ぶのが大好きなアラスカンクリーカイ

おもちゃが大好きなアラスカンクリーカイのラパンちゃんです。ピンと立った三角の耳と生き生きとした表情が魅力的ですね。

飼い主さんとお出かけするアラスカンクリーカイ

予防接種のため動物病院に向かう、アラスカンクリーカイのアンバーちゃんです。まだお散歩できないので、飼い主さんのバッグにすっぽりと収まって通院しています。飼い主さんに守られているような姿が愛くるしいですね。

オッドアイのアラスカンクリーカイ

こちらのアラスカンクリーカイ、ダナちゃんは、トリミングサロンでシャンプーしてもらっています。大人しく、おりこうさんにしていますね。幸運の象徴とも言われるオッドアイの持ち主です。

ドッグスクールに通うアラスカンクリーカイ

ドッグスクールに通うアラスカンクリーカイもいます。柴犬たちと一緒に並ぶアラスカンクリーカイを見ると、サイズ感が良くわかりますね。みんな初対面でも、すぐに仲良くなれたようです。

飼い主さんとカフェで過ごすアラスカンクリーカイ

おしゃれなカフェで飼い主さんと過ごす、アラスカンクリーカイの北斗くん。となりにいるお友達のミニチュアシュナウザーに何か話しかけているようです。アラスカンクリーカイのサイズが小さいからこそ、このような場所にも連れていきやすいと言えそうです。

空飛ぶ犬?!アラスカンクリーカイ

こちらのアラスカンクリーカイはとっても軽快に走っていて、きれいな空飛ぶ犬の撮影に成功しています。向かう先には何が待っているのでしょうか?元気いっぱいの一枚です。

ミニチュアハスキー(アラスカンクリーカイ)は希少な犬種

ミニチュアハスキー

ミニチュアハスキーとも呼ばれているアラスカンクリーカイは、アメリカでその犬種を確立されて以来ほとんど国内で繁殖・飼育されてきたため、なかなか日本には持ち込まれなかった犬種です。最近になり少しずつ日本にも入ってきていますが、まだまだその頭数は少なく、希少な存在と言えるでしょう。もしアラスカンクリーカイを家族に迎える場合には、犬種の特徴や性格についてしっかりと知識をもって迎え入れましょう。

  • 公開日:

    2021.01.09

  • 更新日:

    2021.01.11

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ライター・専門家プロフィール
  • 江野 友紀
  • 認定動物看護士
  • 地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。 ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。 普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。 ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。