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犬種図鑑
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2021.01.15

ボーダーコリーとオーストラリアン・シェパードの見分け方・違いまとめ

ボーダーコリーとオーストラリアン・シェパードは、どちらも牧羊犬として活躍している運動力が抜群な犬種です。そして、外見がよく似ている犬種としても知られ、なかなか見分けがつきないと言われます。そこで今回は、ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードそれぞれの基本的な特徴から犬種毎の違いについて画像付きでご紹介していきます。

#オーストラリアンシェパード / #ボーダーコリー

関 ゆりな/ドッグライター

ボーダーコリーの基本情報

ボーダーコリー

ボーダーコリーは、ドッグスポーツで活躍する非常に運動能力の優れたイギリス原産の犬種です。ここでは、ボーダーコリーのルーツや特徴、性格について紹介します。

歴史

ボーダーコリーは、8世紀後半頃に北欧スカンジナビアからバイキングによってスコットランドに持ち込まれたトナカイ用の牧畜犬が先祖だと言われています。
ラフコリーの先祖犬などと交雑したことで、19世紀末頃には現在のボーダーコリーに近いタイプになっていましたが、作業能力のみが長年重要視されていたため、認知されるのが遅くなったようです。
イギリスでは、1976年にボーダーコリーとして公認され、FCI(国際畜犬連盟)には1987年に公認されました。

特徴

ボーダーコリーは、体高約53cm、体重14~20kgのやや大きめの中型犬に分類されます。バランスがとれたスタイリッシュな体型をしており、柔軟性に優れています。先程も紹介したとおり、牧羊犬としての作業能力を重要視視していたことから、外見の統一性が低くなっています。

性格

ボーダーコリーはとても頭がよく、集中力も高いのでリーダーシップを持って訓練することで、大変従順なパートナーになってくれます。そして、注意深い性格で、自分で状況を判断して行動する自主性があり、人と一緒に作業することを好みます。
イギリス原産の牧羊犬としてもっとも作業能力が高いと言われており、日本ではディスクドッグやアジリティなどのドッグスポーツで人気の犬種です。

オーストラリアンシェパードの基本情報

オーストラリアンシェパード

オーストラリアン・シェパードは、名前にあるオーストラリア原産の犬種だと思いがちですが実は、アメリカ原産の犬です。近年では、牧羊犬としてだけでなく、介助犬や救助犬などさまざまな分野で能力を発揮しているオーストラリアンシェパードについて簡単に紹介していきます。

歴史

オーストラリアンシェパードの起源については諸説ありますが、現在はアメリカ・カリフォルニアで発展した説が有力とされています。
オーストラリアンシェパードの先祖犬は、1800年代にオーストラリアからアメリカへ渡ってきたバスク人が連れてきた牧羊犬と言われており、このバスク人が命名したと言われています。第二次世界大戦後に、ロデオやホース・ショーが流行り始め、映画やテレビのショーを通して、オーストラリアンシェパードがアメリカで認知されるようになりました。

特徴

オーストラリアンシェパードは、体高がオスが51~58cm、メスが46~53cmが理想とされ、体重は16~32kgの中型犬です。筋肉質で、がっしりとした体つきをしています。断尾されていることも多く、色素の薄いオッドアイの瞳を持つ個体もいます。

性格

オーストラリアンシェパードは、活発で一日中働き回れるスタミナとタフさを持っています。愛情深く飼い主の指示に忠実で、しつけを飲み込むスピードも早いです。
温厚で落ち着いている性格ですが、運動量を日々満たしてあげないとスタミナが有り余り、興奮しすぎたりと問題行動に繋がる場合があります。

ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードの見分け方・違い

ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードは、原産国が全く違っておりルーツも異なる犬種であることが分かりました。しかし、体格などの外見はよく似ているため、犬を飼っている方でも見分けるのは難しいかもしれません。ここでは、見分けが付きやすい外見の違いについて説明していきます。

被毛

まず、ボーダーコリーの被毛は長毛と短毛の2タイプで、毛色はさまざまなカラーが認められています。それぞれ顔や胸、脚などにホワイトが入りますが、優勢であるのは好ましくないとされています。

一方、オーストラリアンシェパードの被毛は中くらいの長さの長毛のみです。そして、毛色はブルーマール、ブラック、レッドマール、レッドの4種類になります。

尻尾

オーストラリアンシェパードの尻尾

ボーダーコリーの尻尾は、断尾の習慣がないため適度な長さの尾が下に向かって垂れています。

一方、オーストラリアンシェパードは、作業中に尻尾を踏まれてケガをしないよう断尾の習慣があります。断尾されているか、生まれつきのボブ・テール(短尾)の2タイプが存在しますが、最近では家庭犬として飼われることも増えたため、必ずしも断尾されているわけでは無くなってきました。

オーストラリアンシェパードの耳

ボーダーコリーの耳は、耳先まで直立しているか途中で折れる半直立の2タイプがいます。

一方、オーストラリアンシェパードの耳は、高い位置で折れ曲がりローズ耳のように横を向いた三角形をしています。

ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードを見分けてみよう!

ボーダーコリーとオーストラリアンシェパード

ボーダーコリーとオーストラリアンシェパードの違い・見分け方が分かりそうでしょうか?見分け方のポイントとして毛色や耳の形などが挙げられましたが、いずれも一般的な特徴と呼ばれているもののため犬によって個体差があります。
必ずしもこの型にはまっているわけではありませんが、もし見かけたら「被毛」「尻尾」「耳」の3点に着目して見てください。ちょっとした違いに気付けるようになるかもしれません。

  • 更新日:

    2021.01.15

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ライター・専門家プロフィール
  • 関 ゆりな
  • ドッグライター
  • ビションフリーゼのココメロとのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。 長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。