散歩やお出かけなど愛犬を外に連れて行く際は、必ず首輪を装着しましょう。首輪をつけていることには大きな意味があり、つけていないと命に関わることもあります。
首輪には、リードとつないで脱走を防ぐ、リードを通してコミュニケーションを図り安全に散歩する、万が一迷子になったときの身元証明になる、などの役割があります。
動物愛護法により、飼い主は鑑札を犬に装着することが義務付けられています。そのため、もし脱走や災害などにより迷子になったときに首輪をしていれば、鑑札に記されている登録番号から身元確認ができるので、飼い主のもとへ戻ることができます。
首輪を選ぶことにはメリットある一方で、デメリットもあります。首輪ではなくハーネスのほうが向いている場合もあるので、メリット・デメリットの両方を知っておきましょう。
首輪のメリットは、飼い主の指示が伝わりやすいことです。そのため、歩行のコントロールが必要な散歩のしつけには首輪が向いています。
首に負担がかかるのがデメリットです。特に引っ張り癖のある犬の場合は、首や気管を圧迫してしまいます。また、呼吸器系疾患にかかりやすい短頭種は、首輪による締めつけが発症の原因になりかねないので、首輪は向いていません。
首輪の主な種類としては、以下が挙げられます。
プラスチック製のバックルを差し込んで留めるタイプの首輪です。布製やナイロン製といった軽量素材のものが多い傾向にあります。首輪自体が軽いので、子犬や小型犬に特に向いています。種類が豊富で比較的安価なのは嬉しいところですが、衝撃や劣化によりにバックルが破損しやすいのがデメリットです。
その名の通り、ベルト式になっている首輪です。革製が多く丈夫なのがメリットです。ベルトに新たな穴をあけられるので、サイズを微調整できます。
犬が引っ張ると首輪がしまる仕組みになっている金属製の首輪です。主に、力の強い大型犬のトレーニング用として使われています。
首輪の半分が布製や革製で、もう半分がチェーンになっている首輪です。チェーンチョークと同じ仕組みで、犬が引っ張ると首輪がしまります。力の強い中型犬以上のしつけやトレーニング用に向いています。
首輪は、愛犬の命を守る重要なアイテムです。以下のことを考慮して選ぶようにしましょう。
サイズが合っていないと、散歩の途中に頭がすり抜けてしまう恐れがありとても危険です。愛犬の首回りに合ったサイズを選びましょう。首回りは、下顎の付け根から耳の後ろにかけてメジャーでぐるりと一周させて測ります。そして、「実寸+3cm程度」が適した首輪のサイズになります。
耐久性が高いものを選ぶようにしましょう。特に、力の強い犬種や大型犬の場合は、金具が外れてしまったりすることもあるので注意が必要です。
例えば、雨の日も散歩する犬の場合は、水に弱い革製の首輪は不向きで、防水性や速乾性に優れている首輪が向いています。このように、天候に対応する素材であるかも考慮して選びましょう。
最後に、散歩が楽しくなるようなおしゃれな首輪を6つ厳選してご紹介します。選ぶ際の参考にしてみてください。
軽量で柔らかいバックルタイプの首輪は、犬のストレスになりにくいので、どんな犬にもおすすめです。
耐久性に優れたナイロン製の首輪です。クッション性があり生地が柔らかいので、ストレスを感じずに使用できるでしょう。反射ステッチが入っており、視界の悪い雨の日や夜間の散歩も安心です。
安全性を高めるために、高品質のプラスチックバックルや錆びにくいDリングが使用されています。生地選びや縫製にもこだわっており、丈夫でしっかりした作りなのも特徴の1つです。散歩が楽しくなるような、目を惹くおしゃれなデザインも魅力的です。
シンプルでおしゃれな革製の首輪は、とても人気があります。
おしゃれなヌメ革の首輪で、経年変化を楽しみながら使用できるのが魅力です。真鍮彫刻プレート付きで、名前と連絡先を刻印してもらえます。耐久性に優れているので、大型犬も安心して使用できます。
本革を使用した、シンプルでスタイリッシュな首輪です。敏感肌の犬でもつけられるように、裏材には肌に優しい人工皮革を使用しています。全7色のカラーが揃っており、どの色もおしゃれだと好評です。
引っ張り癖がある中・大型犬は力が強い分、通常の首輪だとかなり首や喉に負担がかかるので、ハーフチョークを活用することをおすすめします。
肌に当たる部分は2層設計のマイクロファイバーレザーで、柔らかな肌当たりになっているのが特徴です。強度の高い錆びにくいチェーンなので、引っ張り癖のしつけも安心して行えます。落ち着いた全5色・3サイズが展開されています。
かわいいトリコロールカラーのハーフチョークです。職人が手がけていることから、細部の縫製にいたるまでこだわって作られています。柔らかい生地なので、つけているときの違和感が少ないでしょう。
重要な役割を果たす首輪をつけていれば、もし愛犬が迷子になってしまっても再会できる確率が高くなります。そのため、散歩やお出かけの際は必ず首輪を装着しましょう。バリエーション豊富な首輪の中から、愛犬にぴったりなものを見つけてお散歩を楽しんでくださいね。