コーギーという犬種は、もともとは牧畜犬として働いていました。牛の群れをまとめるという仕事をこなしていた歴史があるので、とてもエネルギーがあり、自分で考える賢さも兼ね備えています。
実際にコーギーと暮らしはじめて、その賢さに驚きました。時に悪知恵に転じることもありますが、わが家の場合、たっぷりの運動とおいしいご褒美を使ったコミュニケーションをとることで、少しずついたずらも減ってきました。
とにかく飼い主と遊びたいプーロにとって、芸を覚えることは楽しいアクティビティなのです。
プーロの得意技のうちのひとつが、この画像の芸です。わが家では「イエーイ」という掛け声で教えました。飼い主が楽し気に声をかけることで、自然に彼のテンションもあがるので、いきいきとした表情が撮れます。
「お手」を習得した犬ならすぐ覚えてくれるはずです。わが家では、「お手」の高さを少しずつあげ、手のひらをプーロの顔に向けた状態でも前足があがるようになったら「イエーイ」と掛け声をかけ飼い主の手を引っこめました。これを繰り返すことで、掛け声とともに前足を挙げてくれるようになります。
写真を撮るときは連続撮影モードを活用するのがおすすめです!
飼い主の数ある夢のひとつに「愛する犬とアジリティ(障害物競走)に挑戦したい」というものがあります。
いつか夢を現実にするために、まず「ジャンプ」と「くぐって」を教えました。
飼い主がしゃがみ、片足をまっすぐ伸ばした状態で、片手にご褒美を持ちます。
うまく足をまたぐように誘導しながら、ピョンと飛び越えたときに「ジャンプ」と声を掛けることを続けると、2日ほどで覚えてくれました。
プーロは臆病な犬なので、勇気を出して頑張ってくれたことに対してたくさん褒めてあげたのが自信につながった様子です。
「くぐって」も、飼い主が「ジャンプ」と同じ体勢になり、ご褒美で誘導しながら「くぐって」と声を掛けます。わが家では、掛け声だけでなく手でも指示を出すことで、ふたつの芸を混同しないように気を付けています。
「くぐって」ができるようになったので、わが家ではこれを応用して、段ボールで作ったトンネルくぐりや、歩く飼い主の足の間を8の字にくぐるアクティビティも教えました。
芸を通してコミュニケーションをとることで、もっともっと愛犬の魅力を見つけられるはずです。
わが家のプーロの場合は、ご褒美を目の前にしてきらきら輝く瞳や、待ちきれず舌なめずりする表情、早く食べたくて必死に頑張る姿などが挙げられます。そして、飼い主から褒められたときの自信満々のドヤ顔も見られるかも。
この記事を読まれたあなたも、愛犬と楽しい時間を重ねられますように。
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