茶々は子犬の頃から耳をかゆがったり、頭を振る癖があります。その原因はかなり以前から特定されているのですが、また最近になって再発を繰り返すようになってきています。
現在通っている動物病院に切り替える以前、耳を診てもらったことがあります。すると耳のかゆさの原因は「マラセチア」だということが特定されました。
マラセチアとは、人間の皮膚にも常在している菌の一種で、カビのようなものだと考えて差し支えありません。皮膚の状態や環境によって増殖することがあり、それがかゆみの原因になっているらしいのです。
耳が蒸れやすい垂れ耳のワンちゃんが罹ることが多いというものの、茶々は柴犬ですから立ち耳です。やはり皮膚の状態が良くないのかな?と考えたり…
マラセチアのことを色々調べてみると、遺伝性のものだったり、アレルギー性のものだったりとたくさんの情報が出てきます。そういった意味では思い当たる節がたくさん出てきますね。
茶々は免疫介在性疾患を持ってますし、皮膚が弱くて赤くなりやすいです。また一部アレルギーなどもあったりします。
生まれつきマラセチアが増殖しやすい体質なのかも知れません。これはもうマメに耳掃除をするしか有効な方法がないということですね。
こまめに耳掃除をする方法…それは飼い主が定期的にケアしてあげること。そしてもう一つは動物病院で耳掃除をお願いすることです。しかし問題もいろいろ多くて…
つい最近になって飼い主が耳掃除をすることも増えました。以前は噛みつかんばかりに嫌がっていたのに。しかしオヤツを見せびらかせながら耳を触るようになると、だんだんおとなしくさせてくれるようになったんです。
ここのところは耳掃除シートで耳の内側、そして奥の方まで掃除させてくれるようになりました。
でも実際にマラセチアが繁殖しているのは耳のずっと奥の方。人差し指にシートを絡めてグリグリしても到底届きません。
先日などは奥の方に指を入れすぎたのか、「キャン!」と鳴かれる始末…どうもうまくいきません。
これまであまり注視しなかったのですが、動物病院の先生がする方法をよく観察してみました。すると先生のポイントは2つ。
耳たぶを引っ張って穴を広げ、そこに洗浄液をピュッと流し込みます。茶々が頭を振る前に素早く耳の根元を揉みこむのです。まさに耳の中を洗うといった感じ。汚れを浮かせるという効果もありそうですね。
そしてもう一つは薄いシートではなく、脱脂綿の塊を贅沢に使っているということ。厚めにちぎって耳へ押し込み、指を入れるよりソフトな感触になるようです。なるほど、そういうことだったのか・・・!
実はこのブログを執筆している時点では、まだ耳掃除に成功していません。そのための段取りをうまくする必要があるからです。耳の洗浄液、清潔な脱脂綿、そして万が一噛まれてもひるまない勇気と根性が不可欠でしょう。
また、茶々は高いところにいるとおとなしくする習性があるので、ここはダイニングのテーブルを診察台代わりに使おうかと考えています。
とはいえ勘の鋭い茶々のこと、雰囲気を察して逃げ出す可能性も高いですね。とにかく家で耳掃除に成功すれば、動物病院へ通う頻度も少なく済みますし、我が家にとっては少し切実な問題なのです。
耳掃除もしかり、何かと動物病院にはお世話になっている我が家。茶々の健康維持に頼れるパートナーとして良いお付き合いをしています。とはいえ、何から何まで獣医師に任せきりというのもおかしな話です。せめて耳掃除くらいは…飼い主の手で完璧にこなしたいものです。
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