やまとの手づくりごはんを作るようになってから、家族の食材に加えてやまとのごはんづくりのためにスーパーで食材を調達するようになりました。
当時のやまとは、鶏肉を食べるとカイカイ(痒み)が出てしまっていたため、タンパク質は、豚肉、牛肉、馬肉、鹿肉、お魚をローテーションであげるように心がけていました。
最初のころは、ドライフードにかけるトッピングだけを手づくりするところからスタートし、1週間ほどかけて完全に手づくりごはんに移行していきました。
今になって思い返すと、当時の自分の手づくりごはんは、勘違いや雑なところもありました。
筆者の手づくりごはんの先生である荒木先生を紹介してくださった動物病院で、定期的な診察を受けていたのですが、手づくりごはんを始めてから最初の診察で、結果を見た獣医師さんに「タンパク質が足りないようだ!肉の量が合ってない」とご指摘をいただきました。荒木先生から教わった通りにやっていないことが、如実に現れていたものと思われます。汗
そんな折、鹿肉がネットで購入できる事を知り、早速北海道の蝦夷鹿を注文してみた私。
聞くだけで元気になるような名前の商品が届き、血が滴る美味しそうなそのお肉を、私は興奮しながら生で!大量に!!あげてしまったのです。
やまとも大興奮でペロッと完食し、喜んでいたら・・・数時間後に、大量の水下痢です。しかも、すぐにおさまる様子もなく、慌てて近くの病院に駆け込みました。
獣医師さんから、「初めて食べさせる鹿肉を、生で大量にあげるなんて!」と、大目玉。
処理の仕方がなっていない場合や、お腹が弱い子の場合は、ひどい下痢ピーになることがある。今になって考えると、そんな当たり前のようなことも、当時の私にはわかっていなかったのです。
処方された数種類の飲み薬で、なんとか下痢は落ち着いたものの、犬にとって長い期間下痢が続くのは、命の危険もあるということなので無事で本当に良かったです。
生のお肉や、初めて食べさせるジビエのお肉を与える時は、当たり前ですが細心の注意が必要です。
やまとにはずいぶん辛い思いをさせてしまい、大反省。二度とそんな思いをさせないよう、初めて食べるものを与える際は気をつけようと心に誓いました。
しばらくして、スーパーで買えるお肉やお野菜にやまとのお腹が慣れてきたころ、他にはどんなお肉があるのだろうと、ネットで調べてみることに。
すると、想像以上に沢山の珍しい食材が売られていました。
うさぎの骨付き肉、鹿肉、猪肉、鯨肉、ダチョウの肉。それぞれの動物の、心臓、腎臓、脾臓、生のトライプ、脳みそまで!ここには書ききれないほど、色々な食材が売られていたのです。
そのころ、全体食(小さな獲物なら丸ごと)を教わったところだったので、やまとがどんな反応をするのかワクワクしながら色々と購入しました。
届いた箱を開けてビックリ!そこには、かなりパンチのある光景が広がっていました。
ラムの腎臓を加熱してみると、草食動物のおしっこの匂いが立ち込めます。おお...とひるむ私を尻目に、やまとは「この匂いは何!?何!?!?僕、食べて良いの!?」と大興奮。とびっきりのキラキラした目で、しっかりと観察していました。笑
もちろん、やまとは大興奮でペロリ。
次は、羊の脳味噌をあげてみようと、解凍したうえで生で与えてみました。こちらも、美味しそうに完食してくれました。
その様子を見ながら、命を余すことなくやまとの身にできるなら、自然の生態系に近いのかしらと、感慨深く思っていた所ところ。
再びの下痢ピー。「はっ!また、初めての食べものなのに、生で丸々あげてしまった・・・」
同じ先生のもとに駆けつけました。もちろん、大目玉。2度も同じことを繰り返してしまってから、以降は相当注意をするようになりました。
やまとと出会い、手づくりごはんを始めるようになり、私の人生は大きく変わって行きました。
健康に対して、興味も必要性も全く感じていなかった私が、なんと健康に興味を持ち始めたのです。
体温や腸活に興味を持ち始めて、人間の食事に関する勉強会に参加すると、犬の手づくりごはんの勉強会で教わったことと同じような内容を習いました。
人と犬。種類は違っても、大切なポイントは同じこともたくさんあります。東洋医学、中医学、体の全身調整、陰陽五行説、酵素栄養学、時間栄養学などなど。
興味を持った領域については勉強会に参加し、教わった内容をもとに実際に体質改善に取り組むと、体がどんどん楽になっていく。
気がついたら、26キロのダイエットに成功していました!それまで、ダイエットなんてすぐ挫折して、暴飲暴食を繰り返していた私にも、やまとの健康を真剣に考え始めたお陰で、考え方が180度変わり私にまで健康が舞い降りて来ました!
やまとは、私にとって命の恩人、恩犬です。
私が愛犬やまとの手づくりごはんを始めるきっかけとなった、荒木先生からのコメントです。
次回のブログでは、こんなことを書いてみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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