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犬が歯を出して笑っている様子
食べもの

2021.01.13

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.43

パートナーに優しいレシピ|犬の歯を守る?鍛える?【守る編】

以前も犬の歯についての記事を書かせていただきましたが、最近ふと考えたことがあります。 歯は守るべきものなのでしょうか?それとも鍛えて強くするべきものなのでしょうか? 今回から2回にわたり「歯を守ること」そして「歯を鍛えること」について考えてみたいと思います。 初回は犬の歯を守るためにできることをご紹介します。

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

守るべき歯はすでにボロボロだけど……

愛犬の歯を横から見た画像

見苦しい画像ですみません。これが現在の我が子の歯です。 歯石も気になりますが、歯並びの悪さが目立ちます。そして歯肉炎が悪化した状態で我が家に来たため、すでに1本抜歯もしています。 下の犬歯には着色が残り、ご覧のとおり少し欠けています。

歯ブラシで歯を磨かせてもらえない

迎えてから2ヶ月半くらいの時に去勢手術をしたのですが、その時に口の中もきれいにしてもらいました。
その後、毎日欠かさず歯磨きをしているのですが、歯ブラシでは全然磨かせてもらえませんでした。今は歯磨きシートを使用しています。

歯磨きおやつの選び方もわからない

歯磨き効果のあるおやつは、お店に行くと戸惑うほど種類があります。犬の飼い主初心者の当時の私には、どれがどう違って何が良いものなのかが全く分かりませんでした。
とりあえずいくつか買ってみましたが、柔らかすぎて効果があるのかか分からないとか、紐状でのどに詰まらせて吐くとか、使い続けるものを見つけることができませんでした。

犬が歯を失うことで考えられるリスクとは

犬が散歩中にこちらを見上げている様子

歯の健康を考える時、普通は「虫歯になったら痛くてかわいそう」「抜歯することになったら全身麻酔で心配だ」ということが頭に浮かびがちです。もちろんそれらもあり得ることで飼い主にとっては気をつけなくてはいけないと考える理由になります。
でも、実はもっと大きな視野で影響が出ることもあるのをご存知でしょうか?

虫歯や歯周病で口臭が悪化することも

虫歯や歯周病は、物を噛みづらくさせるということとは別に、細菌によって口臭が悪化することも多くあります。
歯肉炎を患っていた頃、うちのコの口臭はかなり強く、息が詰まりそうな臭いを発していました。これは口臭を抑えれば良いということではなく、その奥に潜む細菌について対策を取らなければ、次にお話しする全身的な病気へと発展してしまいます。

虫歯や歯周病から全身の病気にかかる?!

虫歯や歯周病を引き起こす細菌は、口の中だけでなく、さらに体の内部に入り込み攻撃を始めます。これにより、心臓や脳神経がおかされて重大な病気へと発展することがあります。
犬は口の中の痛みには比較的強いと言われているため、気づくことが難しいかもしれませんが、見逃さないように注意したいですね。

犬の歯を守るためにできることは何か

犬が何かを噛んでいる様子

犬はたとえ歯がなくなっても入れ歯はないし、歯石取りも本格的にやるには全身麻酔で行われることが多く、人間のように歯医者さんで簡単に対処してもらえるというものではありません。愛犬の歯を守るために、私たち飼い主には何ができるのでしょうか?

歯磨きは毎日行うように心がけること

食べ物を口にすれば、必ず口の中は汚れます。犬は2〜3日に1回歯磨きすれば良いと聞くこともありますが、うちのコの歯磨きをしている様子を見る限り、私は毎日行った方が良いように思います。
我が家は後でご紹介する歯磨きシートを使っていますが、毎日シートが黄色くなります。汚れていたということですね。
その日の汚れはその日のうちに対処することが、歯の健康を守るために必要ではないかと思います。

細菌を減らし良い菌を増やす対策を取る

腸内細菌と同じで、口の中にも良い菌と悪い菌が存在します。そのため、良い菌をより増やし、悪い菌が増殖しないように対策を取ることも必要ではないでしょうか?
外からの菌を一番取り入れることの多い口腔内を強くすることで、歯だけでなく体全体を悪いものから守ることができるはずです。

歯を守るための対策・我が家の場合

犬の歯を守るためのグッズと愛犬

私がうちのコの歯を守るために毎日行っていることをご紹介したいと思います。
良い菌を増やし、悪い菌を撃退し、その日の汚れをしっかり落とす。それを目的として集めた歯の健康アイテムたちです。

口内菌を増やすサプリとご褒美グリニーズ

はじめに、歯を守るために食べる物のご紹介です。

1.プロバイオデンタルペット-プロバイオデンタルペット-粉末タイプ

食品表記の決まりで「口内菌」と記載できないので原材料は「乳酸菌」となっていますが、口の中に存在する善玉菌を増やしてくれる粉末サプリです。
5kgまでの小型犬なら付属のスプーン一杯が1日の量で、約2ヶ月分になります。粉末タイプは味も匂いもないので、何にふりかけても気にせずに食べられます。我が家は自家製ヨーグルトに混ぜています。
プロバイオデンタルは粉末のほかに錠剤タイプもあり、こちらはヨーグルト味になります。錠剤なら何かに混ぜなくても良いので与えやすいかもしれませんね。

2.グリニーズ穀物フリー

穀物不使用で総合栄養食の基準を満たしたグリニーズです。適度な硬さはありますが、強く噛む必要もなく、複雑な形をしているため左右の歯をバランス良く使ってくれます。
我が家では、歯磨きをがんばったご褒美にこのグリニーズをあげています。

うちのコは、歯磨き中は絶望感いっぱいの顔をしているくせに、グリニーズを取りに行くと跳ね起きて着いて来ます(笑) グリニーズはおいしいようですね。

菌を取り込まない・汚れを落とすアイテム

続いては、汚れや菌を除去するアイテムです。

3.バイオペーストルース

バイオミネラルの作用により、口の中の細菌の繁殖を抑えてくれる歯磨きペーストです。私は歯磨きシートに付けて使っています。無味無臭で飲み込んでも安心なので、気兼ねなく口の中に入れられます。
人間用のバイオペーストを犬用に改良した商品のため、安全性にも優れています。

4.歯垢トルトルプラケアシート

色々な歯磨きシートを使ってみましたが、こちらのシートが一番でした。シートに厚みがあり、歯を拭いた後で黄色く汚れが付着しているのがはっきりと見えます。
歯ブラシを使えないので、私はこのシートで歯茎のマッサージをしながら歯磨きをしています。優しいタッチでクルクル回しながら拭いていくと、うちのコも黙ってやらせてくれるようになってきました。

定期検診も利用して愛犬の歯を守ろう

犬が少し歯を出しながら見上げている様子

普段あまり反応もないことから、なかなか気づいてやれない歯の健康。
日常的にケアすることを心がけながら、ワクチン接種の時などを利用して、獣医さんにも診てもらう必要があるな、と感じています。
最期の時までうちのコの歯を残してやりたい。歯を守るための方法をこれからも考えていきたいと思います。

  • 更新日:

    2021.01.13

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ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。