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ピットブル ドッグトレイルランニング
連載 / ブログ

2021.01.03

連載|ペコと僕のアウトドアライフ|vol.10

人間の暮らしを守る犬?「モンキードッグ」を見学

人里に現れ農地を荒らすサル。
その被害状況は深刻で農林水産省によると鳥獣害による農作物被害は全国で200億円(平成27年度)と報告されている。
長野県大町市発祥と言われている【モンキードッグ】犬猿の仲と呼ばれる2頭の関係を利用しサルを追い払う犬のことを言います。
今回はモンキードッグ発祥の地 長野県大町市で実際にモンキードッグの活動をしている方のもとを訪ね見学をさせてもらった。

#ペコと僕のアウトドアライフ

宅見 拳/鍼灸師、WMA野外災害救急員、イージードッグ公認ドッグトレイルランニングアドバイザー

モンキードッグとは

ピットブル ドッグトレイルランニング

docdogのコラムの中で、すでにモンキードッグの紹介をしている方がいらっしゃるので、その方の記事を見ていただけるとモンキードッグのことがよく分かると思います。

この記事もチェック!

実際に見学をさせてもらって

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この日は、実際にサルを追い払う作業に同行させていただきました。

この地域では、1年を通し様々な作物が育てられているので、サルにとっては天国のような場所。

人で言うところの高級ホテルのビュッフェスタイルのようなもんです。

使えるものはなんでも使う

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「サルも生きるために食料を取りにくる。人間も生きるために食料を守る。電気柵だろうがロケット花火だろうがGPSだろうが使えるものは全て使うんです」と同行させていただいたトレーナーの先生に教えてもらいました。

まさにそのとおりだと実感。

実際、サルを発見すると犬を放ちサルを追いかけます。

サルが木の上に逃げていくとロケット花火を打ち上げます。

下には犬、上からは花火、サルも去るしかありません。
サルだけに...

リンゴ園を守る犬にも遭遇

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パトロールをしているときに、面白いリンゴ園を教えてもらいました。

2重に柵が張られているリンゴ園。
外側は電気柵、内側は一般的な柵。

その中には、犬が2頭放されていて自由にしています。

この2頭の犬は、リンゴ園のオーナーさんと暮らしている犬で、リンゴを守ってくれているらしい。

実際にこの園では被害はなく、サルだけでなく鳥からの被害も防いでくれているんだとか。
なんとも頼もしい。

山に入る僕にできること

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そもそも見学させてもらおうと思ったのは、同じく山に入るなかで僕にも出来ることがないかな?というのがきっかけでした。

というのも猿追いなどに関わらず、犬の臭いが野生動物を遠ざけてくれると言う方が何人もいたから。

実際、この日もサルがいなくても、犬の臭いをつけるために山の中を一緒に歩くこともありました。

「ココにあいつの臭いある。ヤベー行くのやめようぜ。」と思わせることは大事なようです。

これを読んでもし、「山に行って犬の臭いつけるぞ?」と思う方がいたらこれだけはお願いします。

・山の中でのノーリード×。
・事前に行きたい山に犬が入っていいのかチェックする。
・ゴミやうんちは必ず持ち帰る

彼らの素晴らしい取り組みを応援するためにも、これだけは守っていただきたい。

  • 公開日:

    2021.01.02

  • 更新日:

    2021.01.03

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ライター・専門家プロフィール
  • 宅見 拳
  • WMA野外災害救急員、ドッグトレイルランニングアドバイザー
  • アメリカンピットブル2匹と山に囲まれた町で生活しています。 トレイルランニングというスポーツと出会い日本各地の山を走るようになって自然の楽しさを再確認。 現在は犬と人間が一緒に楽しむアウトドアイベントやドッグトレイルランニングの大会を開催しています。