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ブラッシングでアレルゲンを除去されている犬
健康管理 / 病気

2020.12.10

犬アレルギーの4つの検査方法とは?検査結果は最短20分で分かる!

犬が近くにいる時に、くしゃみや痒みが出たりして「犬アレルギーかも?」と思った経験はありませんか?

犬アレルギーがあると「犬を飼えないのかな…」と心配になる方もいるかと思います。もし犬アレルギーを持っていたとしても、症状の度合いによっては犬を飼うことは可能です。

本記事では犬アレルギーの検査方法や、料金について詳しく解説していきます。犬アレルギーでも飼いやすい犬種も紹介しているので、参考にしてみてください。

#犬アレルギー

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:後藤 俊)

こんな症状が出たら犬アレルギーの検査をしよう

犬アレルギーの症状が出ている人間と横にいる犬

犬アレルギーの原因は、犬の体毛やフケ、体液、毛に付着したダニなど、理由は様々です。犬と接した時に、これらの原因がアレルギーを引き起こす可能性を持っています。

犬アレルギーを発症すると、こんな症状が現れます。

犬アレルギーの主な症状

  • 目、肌の痒み
  • 発疹
  • 咳、くしゃみ
  • アナフィラキシー

今まで普通に犬と接してきたのに、突然犬アレルギーを発症することもあります。少しでもアレルギーの兆候を感じたら、病院でアレルギー検査を受けてみましょう。

犬アレルギー検査は何科で受けられる?

アレルギー検査は、症状に合わせた診療科を選ぶと良いでしょう。皮膚のかゆみならば皮膚科、目のかゆみならば眼科、呼吸器系ならば内科といったような具合です。アレルギー科という専門の診療科が用意されている場合もあります。

症状がなくても、犬アレルギーがあるかどうかを調べたい旨を医師に伝えることで、アレルギー検査を受けさせてもらえます。

赤ちゃんや子供でもアレルギー検査は可能

アレルギー検査は小児科でも行っているので、赤ちゃんや子供でもアレルギー検査を受けることができます。医師によっては、アレルギー検査に年齢制限を設けている場合もあるので、事前に確認をしておくと安心です。

赤ちゃんや子供に犬アレルギーの兆候が見られたら、すぐに医師に相談するようにしましょう。

犬アレルギーの4つの検査方法と、検査にかかる料金

犬アレルギーの検査ができる病院

アレルギー検査は、血液検査が一般的です。血液検査の中にもいくつか種類があり、それぞれ検出するアレルゲンの項目数や料金が違います。検査結果は項目のアレルゲンに対し、陰性か陽性かで判断されます。

病院によって取り扱っている検査方法が異なるので、自ら指定することはできません。今回は検査項目に、犬アレルギーの原因「イヌ皮屑」がある検査方法を4つ紹介します。

1.犬アレルギーだけを安く検査できる「RAST」

「RAST」は、アレルゲンの疑いがある項目を1個から指定して検査できる方法です。検査項目を増やすこともできますが、保険が適用されるのが13項目までとなっています。検査結果は1日~1週間ほどで分かります。

料金は保険が適用され、3割負担で、1項目約800円~1000円です。犬アレルギーの他に知りたい項目があれば、追加で調べることができます。最も安く犬アレルギーを検査したいならば、「RAST」が最適です。

2.検査結果が最短20分「イムノキャップラピッド」

「イムノキャップラピッド」はダニや花粉などを含めた、8項目のアレルゲンを検査できる方法です。採血方法は、指先から僅かな血を採るだけなので、子供でも安心して受けることができます。

検査結果は20分~30分程度で分かるので、後日診察を聞きに来る手間もありません。料金には保険が適用され、3割負担で約3,000円~4,000円です。

3.39項目のアレルゲンを検査「View39」

「View39」は1回の検査で39項目ものアレルゲンを検査できます。犬の他にも、食物や花粉のアレルゲンを検査したい方におすすめです。

料金には保険が適用され、3割負担で約5,000円~7,000円です。検査結果は約1週間ほどで分かります。

4.自宅で簡単!アレルギー検査キットが便利

アレルギー検査キットを使うことで、自宅でも簡単に犬アレルギーかどうかを調べられます。料金は7,000円~30,000円と、病院でのアレルギー検査よりは多少費用がかかります。

検査方法は、検査キットをネット通販で購入し、指先の血液と申込書を検査所へ返送するだけです。数日後に郵便かメールで結果を通知してくれます。

注意点として、検査項目の中に「イヌ皮屑」があることを必ず確認しておきましょう。

商品情報

検査結果が陽性でも犬と一緒に暮らす方法

犬アレルギーの検査が陽性だったが犬をブラッシングしている様子

検査の結果、犬アレルギーが陽性だったとしても、必ずアレルギー症状が発症するとは限りません。血液検査だけでは、症状の度合いまでは分からないからです。

つまり、症状が酷くなければ、アレルギーを防ぎながら犬と過ごすこともできます。日ごろからできるアレルギー対策を紹介します。

日常でできる犬アレルギーの対策

日常の中でできる犬アレルギー対策として、犬の体毛やフケ、体液、毛に付着したダニを吸い込んだり、体に付着したままにしないことが大切です。

犬アレルギーの基本的な対策

  • こまめな換気、掃除、ブラッシング
  • 週1回程度、犬のシャンプーをする
  • 犬と一緒に寝ない
  • 毛の着いた服は着替える
  • 犬に触ったら手を洗う

一見厳しそうにも見えますが、症状の度合によっては、触れた程度ではアレルギーが発症しないという場合もあります。ご自身の症状の度合に合わせた対策をするようにしましょう。

毛が抜けにくい、または短毛の犬を飼う

毛が抜けにくい、または短毛な犬種ならば、比較的アレルギーの発症を回避しやすいです。

例となる犬種がこちらです。

  • マルチーズ
  • パピヨン
  • ヨークシャー・テリア
  • トイ・プードル

短毛の小型犬ならば、大型犬に比べて体毛やフケの発生も少なくなるので、犬アレルギーを持っている方でも飼いやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。

まずは医師に相談!安心して犬と暮らそう

犬アレルギーの検査を終えて愛犬と幸せに暮らす様子

犬アレルギーを調べるための検査は約800円からでも受けられます。年齢問わず、行えるので、まずはお近くの病院に問い合わせてみてください。

検査キットをネット通販で購入すれば、自宅でも簡単にアレルギー検査ができます。病院に行くのが億劫だという方は、検査キットを試してみるのもいいですよね。

もし犬アレルギーが陽性でも、症状の度合によっては、犬と一緒に暮らすことが可能です。医師に犬を飼いたいことを伝えれば、抗アレルギー剤を処方してくれる場合もあるので、まずは気軽に相談してみましょう。

アレルギー検査をすることで、愛犬との生活を安心して送れるようになります。

  • 公開日:

    2020.12.06

  • 更新日:

    2020.12.10

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。