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犬種図鑑

2020.12.09

【犬種図鑑】チワピンはしつけがしやすい犬?両親犬から飼い方まで

純血犬種同士を交配して誕生したミックス犬の種類はどんどん増えていて、両親犬のいいところを合わせ持っているとして人気が高まっています。そんなミックス犬の中から今回はチワピンをピックアップし、チワピンの両親犬や外見・性格の特徴、寿命、かかりやすい病気についてまとめてご紹介します。

Author :文:新井 絵美子/動物ライター

チワピンの両親犬|何と何のミックス?

チワピン

ミックス犬はたくさんの種類が存在しますが、チワピンは何と何のミックスなのかからご紹介します。

両親犬

チワピンは、純血種のチワワとミニチュアピンシャーを交配して誕生したミックス犬です。チワピンがどんな犬なのかを理解するために、まずは両親犬のチワワとミニチュアピンシャーの特徴から見ていきましょう。

チワワ

チワワは体重1.5~3kg、体高12~20cmほどで、世界一小さい犬と言われています。リンゴのように丸みを帯びたアップルヘッドと呼ばれる頭や、ウルウルとした大きな瞳が特徴的で、抜群にかわいい容姿だとしてとても人気があります。

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ミニチュアピンシャー

ミニチュアピンシャーは体重4~6kg、体高25~30cmほどの大きさの小型犬です。足が細くてスラリとした体型をしていますが、筋肉質で運動神経に優れています。ドーベルマンを小型化したような外貌で、洗練された印象があります。

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名前のルーツ

チワピンの名前は、両親犬それぞれの犬種名の一部をとって名付けられました。

活躍の歴史

チワピンは、近年誕生した歴史が浅いミックス犬です。ペットとしてかわいがることを目的として生み出され、チワワとミニチュアピンシャーのどちらの特徴も色濃く見られます。しかし、公式な犬種として認められておらず犬種標準が定められていないので、体の大きさも性格の特徴も個体差が大きいのが特徴です。

チワピンの外見の特徴

ここでは、チワピンの体のサイズや被毛など、外見の特徴についてご紹介します。

体重・体高

チワピンの体重は2~5kg、体高は15~25cmほどです。両親犬の特徴がどう現れるかは個体によって大きく異なりますが、ミニチュアピンシャーの直立した大きな耳に、クリクリとしたチワワの大きな瞳で、顔立ちはチワワよりの印象を受けます。ボディは、ミニチュアピンシャーのスリムな体型であることが多い傾向にあります。

ここがチャームポイント

チワワの愛らしさと、ミニチュアピンシャーの凛とした優雅さがほどよい具合に組み合わさっているのがチャームポイントです。また、女性でも抱っこしやすいサイズ感や、飼い主のそばにいることを好む性格などもチワピン愛をかき立てるポイントです。

被毛の特徴

コートのタイプや毛色など、チワピンの被毛の特徴について見ていきましょう。

コートタイプ

チワピンの被毛は、艶やかで短毛のスムースコートであることが多く、滑らかな手触りの毛質をしています。チワワはシングルコートとダブルコートが混在しますが、ダブルコートのほうが多いと言われています。一方、ミニチュアピンシャーはシングルコートです。そのため、チワピンの被毛のタイプは、どちらの親犬の特徴を受け継ぐかによって変わってきます。

代表(標準)毛色

毛色はホワイトやクリーム、ゴールド、レッド、チョコレート、ブラック、ブラック&タンなどバリエーションが豊富です。そのなかでも、ミニチュアピンシャーの代表的な毛色であるブラック&タンを受け継いでいるコが多く見られます。

お手入れ方法と注意点

抜け毛は少ないほうですが、ブラッシングは週に2回程度するようにしましょう。ブラッシングには抜け毛の除去以外にマッサージの役目もあるので、血行が促進されて皮膚の健康維持に有効です。

シャンプは月1回のペースで行いましょう。普段、被毛が汚れたら水に濡らしてかたく絞ったタオルで拭いてあげればきれいになりますが、皮脂の汚れまでは取りきれません。そのため、定期的なシャンプーは必須です。しかし、月に何回もシャンプーをするのは控えましょう。必要な油分までが取り除かれてしまい、皮膚トラブルの原因になってしまいます。

チワピンの性格の特徴

チワワとミニチュアピンシャーの血が入ったチワピンの性格は、気になるところだと思います。性格の特徴について見ていきましょう。

活発で好奇心旺盛

両親犬の特徴を受け継ぎ、活発で好奇心旺盛な性格です。遊ぶことが大好きなので、ボール遊びやドッグランで走り回ったりなど、運動量が多い遊びを取り入れてあげると喜びます。また、宝探しゲームなど、好奇心を刺激する遊びもおすすめです。

愛情深くてフレンドリー

飼い主の気持ちを読み取り、元気がないときはそっとそばに寄り添ってくれる愛情深い性格です。また、優しくフレンドリーで、他の犬とも仲良く接することができます。ただし、両親犬はどちらも警戒心が強い一面を持っているので、その特徴が現れる場合もあります。

こんなしつけが必要

チワピンは飼い主に従順で気難しい性格ではないので、しつけはしやすいほうだと言われています。以下の点を心がけてしつけをしていきましょう。

メリハリをつけて接する

甘やかしすぎると、わがままな性格になってしまいます。やって欲しくないことをしたときは、その場で「ダメ!」と伝えましょう。注意したりしなかったりと、その都度態度をコロコロ変えてしまうと、犬は何をしてはいけないのかが理解できません。また、飼い主の曖昧な態度を察知し、自分勝手に行動するようになることもあります。そのため、メリハリをつけて接するようにしましょう。

褒めて伸ばすが基本!

チワピンに限りませんが、犬のしつけは「褒めて伸ばす」が基本です。指示通りにできたときは、しっかりと褒めてあげましょう。そうすることで、「飼い主の言う通りにすればいいことがある!」と学習し、教えたことを習慣的にできるようになっていきます。

もし指示した通りにできず失敗しても、絶対に強く叱らないでください。叩いたりするのはもってのほかですが、怒鳴ったりすると飼い主に対して恐怖心を抱き、信頼関係が築けなくなってしまいます。失敗したときは1つ前のステップに戻って、根気よく教えてあげてください。

チワピンの平均寿命と気をつけたい病気

チワピン

チワピンの平均寿命と気をつけたい病気を知っておき、健康管理に役立てましょう。

平均寿命

チワワもミニチュアピンシャーも13~14歳ぐらいが平均寿命なので、チワピンも同じぐらいの平均寿命だと考えられます。

寿命は、適切な食事や運動、生活環境、病気の予防策を講じているかどうかなどとも密接に関係しています。長生きしてもらうために、健康管理をしっかりとしていきましょう。

気をつけたい病気

チワピンが気をつけたい病気は、以下などがあげられます。

進行性網膜萎縮症

チワワは遺伝的に進行性網膜萎縮症になりやすい傾向にあるので、チワピンも注意が必要です。進行性網膜萎縮症は、網膜の変性・萎縮により網膜機能が正常に働くなる病気です。発症すると次第に光を感知できなくなっていき、最終的には失明に至ります。

夕方から夜の暗い時間帯になると見えにくくなるので、物にぶつかるようになる、つまずくことが多くなる、暗闇を怖がるようになるなどの初期症状が見られるようになります。予防法はないので、おかしいと感じたら動物病院を受診しましょう。

骨折・脱臼

足が細いミニチュアピンシャーは、骨折しやすいと言われている犬種です。チワピンはミニチュアピンシャーのボディを引き継いでいることが多いので、骨折にも注意しましょう。

また、小型犬は膝蓋骨脱臼になりやすく、チワピンも例外ではありません。膝蓋骨脱臼は、後ろ足の膝のお皿のような骨が正常な位置から外れてしまう状態のことです。

骨折も膝蓋骨脱臼も、高所からの飛び降りなどが原因となるので、高い所に昇らせないようにする、姿勢を低くして抱っこから降ろすなど、足に大きな衝撃がかからないように気をつけましょう。

チワピンは明るくフレンドリーで初めて犬を育てる人にもおすすめの犬種!

チワワもミニチュアピンシャーも明るく活発で、チワピンにもそんな両親犬の特徴が見られます。また、フレンドリーな性格のコが多く、他の犬とも仲良く接することができることから多頭飼いにも向いています。しつけがしやすいほうだと言われているので、犬を初めて育てる人にもおすすめです。

  • 更新日:

    2020.12.09

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:新井 絵美子
  • 動物ライター
  • 2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。 過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。