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犬種図鑑
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2020.12.16

ピットブルの成犬のサイズはどれくらい?散歩量やかかる費用まで

堂々とした風貌で力強さが感じられるピットブル。闘犬として生み出され、その気質が残っていることから怖そうというイメージを持っている方も多いかと思いますが、適切にしつけをすれば、飼い主にとても従順で愛情深く接してくれます。
この記事では、そんなピットブルの成犬時のサイズや、必要な散歩量、育てる上でかかる費用などをご紹介します。

#ピットブル

新井 絵美子/動物ライター

ピットブルは成犬のサイズ目安は?

成犬のピットブル

犬を迎える前にケージやクレートなど、必要なものを揃えておかなければなりません。体の大きさによって適したサイズが異なるので、お迎えする前にピットブルは成犬になると、どのくらいの大きさになるのかを把握しておく必要があります。

体重と体高

ピットブルは、犬の血統登録団体のジャパンケネルクラブでも、原産国のアメリカンケネルクラブでも公式に認められていない犬種なので、体重や体高のスタンダードはありません。

ごついイメージがあることから大型犬と勘違いされがちですが、平均体重は14~36kg、平均体高は46~56cmで、大きめの中型犬になります。

体型の特徴

体高よりも体長がやや長く、筋肉質で力強い印象を与えるがっしりとした体型です。胸が深くて幅広なので、正面から見ると迫力があります。

また、本来は短めの耳ですが、より強そうに見せるために断耳されている個体もいます。

被毛の特徴

短毛で光沢のある「スムースコート」と呼ばれる被毛です。非常に毛が短いことから、皮膚を保護する役割のオーバーコートしか生えていないように見えますが、体温調節の役割をするアンダーコートも生えており換毛期があります。

換毛期は抜け毛の量が増えるので、こまめなブラッシングが欠かせません。ラバーブラシで抜け毛を取り除いてあげましょう。また、ブラッシングにはマッサージ効果もあり、皮膚の新陳代謝アップにも有効です。加えて、獣毛ブラシでブラッシングをしてあげると、被毛が艶やかになります。

毛色は、ホワイト、ブラック、レッド、フォーン(金色がかった毛色)、ブリンドル(ベースのカラーに差し毛が混じっている毛色)、タン(黄褐色)&ホワイトなど、実に多くの種類があります。

ピットブルの成犬期は1歳~9歳頃

成犬期は明確に決まっているわけではありませんが、目安として中型犬のピットブルの成犬期は、1~9歳頃までです。中型犬の1歳は人間の年齢に換算すると15歳、9歳は人間の年齢で52歳ぐらいに相当します。

1歳になる頃には成長が止まり、体の大きさが確定します。また、子犬期に比べて落ち着きが見られるようになります。

シニア期を間もなく迎える9歳頃になっても、いたって元気そうに見えるかもしれません。しかし、徐々に体の機能が低下してくることから、寝ている時間が長くなる、歩くスピードがゆっくりになる、呼びかけに対する反応が鈍いなど、行動の変化が見られるようになってきます。

ピットブルの成犬に必要な散歩量

ピットブル 成犬

ピットブルは闘犬として生み出された犬種なので、多くの運動量を必要とします。運動不足になると問題行動に発展しやすくなります。必要な散歩量などについて理解しておきましょう。

必要な散歩量

非常にスタミナがあり、1回あたり1~2時間の散歩を1日2回する必要があります。何かの刺激により闘争本能のスイッチが入ってしまう可能性があるので、できるだけ子どもや犬がよく集まる公園や、人通りが多い場所は避けたほうがよいでしょう。

ピットブルの必要な運動量を満たすには、飼い主にそれ相当の体力と時間が求められると言えます。

おすすめの運動

ピットブルにはボール遊びや水泳など、体力を発散できる運動が向いています。また、ドッグランで走らせてあげるのもよいでしょう。ただし、他の犬に対して攻撃モードになる可能性もあるので、貸切にして遊ばせたほうが安心です。

ピットブルの成犬との暮らしにかかるお金

ピットブル 成犬

小型犬・中型犬・大型犬とではかかる費用が異なり、体のサイズが大きいほど費用もかかります。決して経済的な理由で飼育放棄をすることがないように、ビットブルの成犬との暮らしにはどれぐらいの費用がかかるのか、事前に頭に入れておきましょう。

食費

1ヶ月にかかる食費は、15,000~20,000円ぐらいです。ピットブルは皮膚が薄くてデリケートなので、良質なタンパク質はもちろん、皮膚の健康をサポートするビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸などがバランスよく配合されているフードを選んであげましょう。

医療費

毎年1回、狂犬病予防接種をすることが法律で義務付けられているので、その費用3,500円前後は必ずかかります。また、健康維持のために最低でもフィラリアやノミ・マダニ予防薬の投与、混合ワクチン接種、健康診断はしておきたいところです。それぞれにかかるおおよその年間費用は、以下の通りです。

医療負担費用

  • フィラリア予防薬:10,000円前後
  • ノミ・マダニ予防薬:12,000円前後
  • 混合ワクチン接種:8,000円前後

上記に加えて病気や怪我をしたら、その治療費もかかります。

お手入れ費

シャンプーをトリミングサロンにお願いする場合、ピットブルの料金は7,000~8,000円ぐらいが相場です。シャンプーは自宅で行うことができるほか、トリミングも必要ないので、お手入れ費はそこまでかからないでしょう。

日用品費

ペットシーツやウンチ袋、おもちゃなどをはじめとした日用品にかかる必要は、20,000円~ぐらいと考えておくとよいでしょう。

移動費

ピットブルを同伴して飛行機で国内を移動する場合、貨物室で預かりであれば運搬してもらえます。航空会社によって料金は異なりますが、国内区間における料金は5,000~6,000円ぐらいです。

その他

適切にしつけをすればピットブルは、飼い主の言うことをしっかりと聞いて行動でき、少しのことで動じたりせず落ち着いて過ごせます。しかし、闘犬気質が残っているので、ピットブルのしつけは犬の飼育経験がある人でも簡単ではありません。

そのため、最初はプロのドッグトレーナーにしつけのサポートをしてもらうのも1つの方法ですが、その場合、週3回(月12回)のトレーニングで50,000~70,000円の費用がかかります。

ピットブルの成犬を育てるにはそれなりの責任と覚悟が必要

ピットブル 成犬

ピットブルは体がいかついこともあり、大型犬と勘違いされることも多いですが大きめの中型犬です。とはいえ、大型犬並みの散歩量が必要なので、飼い主にはピットブルの運動に付き合えるだけの体力が求められます。

また、闘犬気質を持つピットブルの場合は、プロのトレーナーによるしつけのサポートが必要になってくる可能性が高く、その費用などもかかるかもしれません。ピットブルを育てるには、それなりの責任と覚悟が必要であることを覚えておきましょう。

  • 更新日:

    2020.12.16

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ライター・専門家プロフィール
  • 新井 絵美子
  • 動物ライター
  • 2017年よりフリーランスライターとして、犬や動物関連の記事を中心に執筆活動をおこなう。 過去に、マルチーズと一緒に暮らしていた経験をもとに、犬との生活の魅力や育て方のコツなどを、わかりやすくお伝えします。