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サルーキの美しい立ち姿
健康管理 / 病気

2020.12.16

サルーキの適正体重は?かかりやすい病気と寿命を知って健康管理

優雅な立ち姿で気品に満ちあふれたサルーキ。すれ違ったなら、思わず目を奪われてしまう方も多いはず。
しかしながら、その素敵な姿も飼い主さんの健康管理があってこそのものです。
この記事では、サルーキの適正体重や寿命、かかりやすい病気、体重管理で気をつけたいことについて解説します。

#サルーキ

江野 友紀/認定動物看護士

サルーキの適正体重

サルーキがこちらに向かって走ってくる様子

サルーキの適正体重と、成長に伴う体重の変化をご紹介します。

適正体重

日本国内における犬種の認定および犬種標準の指定を行う「ジャパンケネルクラブ(JKC)」では、体高は平均58~71cmでメスは比較的小さい、とされており、体重についての規定はありません。
20~25kgくらいがサルーキの体重の目安になるようですが、骨格のサイズなどにより個体差があります。

体重の変化

サルーキの成長に伴う体重の変化の例をご紹介します。

サルーキの月齢と体重の推移

  • 出生時・・・500g
  • 1ヶ月・・・3kg
  • 2ヶ月・・・6kg
  • 3ヶ月・・・11kg
  • 4ヶ月・・・14kg
  • 6ヶ月・・・19kg
  • 8ヶ月・・・21kg
  • 12ヶ月・・・23kg

これは一例であり、推移の仕方は身体が成熟した成犬時の体重などにより異なります。あくまで目安として参考にしてください。

サルーキの体重管理|寿命とかかりやすい病気を知っておこう

サルーキが横を向いている様子

サルーキの平均寿命と最高齢、かかりやすい病気についてご紹介します。

平均寿命

サルーキの平均的な寿命は12~14歳くらいと考えられています。大型犬の中では比較的長生きと言えるでしょう。

最高齢

サルーキの最高齢について公式な記録はありませんが、日本では17歳で生涯を全うした子は複数頭いるようです。

かかりやすい病気

サルーキがかかりやすい病気には皮膚病や骨折、胃拡張胃捻転症候群などがあります。

皮膚病

中東原産のサルーキは乾燥した地域で生活する分には問題ありませんが、日本のような高温多湿の気候では皮膚が蒸れやすく、皮膚トラブルが起きやすくなります。

皮膚病になると皮膚が赤くなる、身体を痒がる、脱毛するなどの症状が見られます。サルーキにはスムースタイプと耳や四肢、尾に飾り毛のあるタイプの2種類がいますが、どちらであっても定期的にお手入れが必要です。ブラッシングやシャンプーで皮膚と被毛を健康的に保ちましょう。

骨折

狩猟犬として活躍していたサルーキは非常に足が速く、広い場所で走り回ることが大好きです。しかし四肢の骨は細く、大きな衝撃が加わると骨折しやすいという弱点があります。特に子犬期は身体が未発達で、好奇心も旺盛であるため骨折しやすく、注意が必要です。

階段や段差のある玄関など、近付いて欲しくない場所にはゲートを設置したり、近付けないための工夫をしましょう。

胃拡張胃捻転症候群

胃拡張胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん)はジャーマン・シェパードやドーベルマンなどの胸の深い大型犬に多い病気です。

食後の過度の運動などが原因で胃にガスや液体が溜まって胃拡張になり、胃が捻じれることで発症します。ショックを起こす緊急性の高い病気であり、数時間で命を落とすことも多いので、早急な対処が求められます。

心因性の病気

サルーキは感受性が豊かで、神経質なところもあるため、心因性の病気にかかりやすい傾向があります。
運動不足や長時間の留守番、ペットホテルに預けられる、家族構成が変わるなどということでストレスを感じ、体調を崩すことがあります。ストレスがかかると主に食欲不振や下痢、軟便、嘔吐などの消化器症状を呈します。愛犬の様子を良く観察し、できる限りストレスの原因を取り除いてあげましょう。

サルーキの体重管理で気をつけたいこと

服を着たサルーキの横顔

サルーキの体重管理をする上での注意点をご紹介します。

ごはんの量

サルーキの主食は栄養バランスの取れた「総合栄養食」を選びましょう。パッケージに記載された給与量を目安に与えますが、必要なカロリーは与える子の生活環境などによって異なるため、愛犬の様子を見ながら給与量を加減しましょう。

散歩の目安

猟犬として活躍していたサルーキは、多くの運動量を必要とします。散歩のは1日2回、1回につき30分~1時間くらいを目安に行いましょう。

好きな運動

活発に走り回ることが大好きなので、ドッグランで思い切り走らせたり、フリスビーなどを使って遊んであげると良いでしょう。
運動不足は問題行動にも繋がるので、時間を見つけてストレスを発散させてあげましょう。

サルーキの体重管理で長く健康に暮らそう

遠目で見るサルーキ

いかがでしたか?サルーキはスリムなボディラインが魅力的ですが、これは飼い主さんがきちんと体重管理できてこそ維持できるものです。もちろん、痩せすぎも健康には良くないので、判断が難しいようであれば定期的に体重測定したり、動物病院でボディコンディションをチェックしてもらうと良いでしょう。適切な健康管理で、愛犬を長生きさせてあげてくださいね。

  • 更新日:

    2020.12.16

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ライター・専門家プロフィール
  • 江野 友紀
  • 認定動物看護士
  • 地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。 ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。 普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。 ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。