犬はいつでも飼い主の言う通りにはなりません。時には嫌がることもあるでしょう。では、犬が嫌がることにはどんなことがあるのでしょうか?
散歩が好きな犬はたくさんいます。しかし中には苦手な犬も。散歩な苦手な犬には、どんな理由があるのでしょうか?
リードに慣れていない犬は、リードを装着したとたん、固まってしまうことがあります。嫌がる犬に無理やり散歩をさせるよりは、リードに慣れることから始めましょう。
初めは、リードを装着しただけで愛犬を褒めてあげましょう。次は、リードを装着した時間を徐々にのばしていきましょう。もちろん上手にできたらたくさん褒めてあげてください。
ここまでできたらあともう一息です。次は室内で、リードを持って愛犬と並んで歩く練習です。この練習もはじめのうちは1~2分おこないます。うまくできたら徐々に時間をのばしていきましょう。
散歩の途中に「犬にとって嫌なこと」がある場合があります。たとえば、苦手な犬に出会う、大きな音がする場所を通るなどです。散歩中の様子をよくみてみましょう。
原因がわかったら、コースを変えたり、時間をずらすことで回避できます。
まずは足裏にけがをしていないかチェックしてみましょう。表面上傷などが見つからなくても、関節などを痛めているのかもしれません。散歩以外でも歩くのを嫌がるようなら歩くたびに痛みを感じている可能性もあります。無理に散歩に連れていくのは避け、早めに動物病院に受診しましょう。
ごはんをおいしそうに食べてくれるととてもうれしくなりますよね。しかし突然、ごはんを食べなくなってしまったら…とても心配になります。愛犬がご飯をたべない・嫌がる理由には、こんなことがあります。
ごはんの量が多い、おやつを食べすぎているときは、ごはんを食べないことがあります。まずは愛犬の体重からごはんの量が適正であるかを確認してみましょう。
1日に愛犬が何をどれだけ食べているか…書き出してみましょう。書き出すことでおやつをあげすぎていることに気づくことがあります。
いつものフードから違うフードに切り替えたとき、ご飯をたべなくなる犬がいます。フードの切り替えは、いきなりでなく徐々におこなうことが基本です。
切り替えは、1週間くらいかけておこないます。切替え初日は、今までのフードを8割新しいフード2割、2日目は今までのフードを6割、新しいフードを4割といった感じです。こうして徐々に新しいフードの割合をふやしていくのがポイントです。
切り替え時は、皮膚や便の様子をチェックしながらおこないましょう。
食べたい仕草をするのになかなか食べないという時は、食べる姿勢を維持することがつらい可能性があります。関節にトラブルがある、シニア期で筋肉量が減少しているときなどです。
こんなときは、食器の下に台を置き、高さを調整してあげましょう。代の高さの目安は、犬の前足付け根くらいです。また立っているのが辛そうなら、愛犬の口元まで食器を近づけてあげてください。
他にも歯周病や口内炎などで口の中が痛い場合も食べるのを嫌がることがあります。原因がはっきりしない場合は受診をして口の中や関節などを見てもらうようにしましょう。
水が苦手な犬は、シャンプーされるのも大の苦手です。「シャンプー」という言葉を聞くだけで、どこかに隠れてしまう犬もいます。無理にシャンプーすることは、愛犬のシャンプー嫌いが加速してしまうことにも繋がり、大きなストレスとなってしまいます。苦手なコの場合には、まずは水(お湯)に慣らすことから始めましょう。
初めのうちは、足先をあらうだけにします。上手にできたら思い切り褒めてあげましょう。そして徐々に慣らしていきます。どうしても自宅でシャンプーができないときは、無理しないでトリミングサロンにお願いするのも手です。
犬が嫌がる場合には、単なるわがままを言っている場合と、ちゃんとした理由がある場合があります。単なるわがままであれば、譲歩することはありません。しかし理由がある場合は、その苦手な原因を取り除いてあげることが必要です。
原因を理解せずさせようとすることは犬にとって大きなストレスに繋がります。また飼い主との信頼関係にもヒビが入ってしまうことも。しつけ上、愛犬に我慢をしてもらわなければならない場合もありますが、原因不明で嫌がる行動が続く場合は、体の状態などを見るため専門家の意見を聞くことも必要です。
いち早く嫌がる原因を見つけるためにも日頃から愛犬をよく観察してあげましょう。