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ゴールデンレトリバーのセナとアンディが芝生で横たわる
連載 / ブログ

2020.12.29

君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~

ゴールデンレトリーバーとの出会い~アンディが我が家にやってきた!~

犬嫌いだったワタシが、1頭のゴールデンレトリバーとの出会いから犬好きへと大変身。迎えた男の子のゴールデンレトリバーが、ワタシの人生を変えていくことになるとは・・。
セナと名付けた初めてのコは、物分かりの良いおとなしい優等生タイプ。しかし、初めての子育てに育児ノイローゼになりながら、日を追うごとにゴールデンの魅力にとりつかれていき、気がつけば自分がゴールデンになってしまったのではないかと思えるほどのゴールデンフリークに。

「可愛いという言葉はセナのためにある」と育ったセナは、マスコミにも度々登場。スター気取りでいたセナが、ある日奈落の底に落とされた出来事とは。。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

アンディがやってきた日

ゴールデンレトリバー・アンディの子犬時代

すっかりアイドル気分で一人っ子を満喫していたセナが5歳の頃、セナの妹が産んだ子犬が我が家にやってきました。3ヶ月齢でやってきたその子犬は、セナとは違いパワー全開、エネルギー溢れるやんちゃ小僧。子犬の頃から、おとなしく優しい性格だったセナとは比べ物にならないその子に、当時K1で活躍していたアンディ・フグから名前をもらいアンディと名付けたのです。だって、格闘家みたいにパワフルだったから。。。

アンディは生まれた瞬間から不思議ちゃん

アンディたちが生まれたばかりの頃、子育てのお手伝いに行っていたワタシ。すくすく育つ子犬たちに癒されながらも、9頭それぞれの性格の違いをつぶさに観察できる、とてもいい機会に恵まれたのです。

その中でひときわ目立っていたのがアンディでした。アンディの直前に生まれた子犬が逆子だったことから、全員の目がそちらに向いている隙に、気がついたら生み落とされていた子がアンディだったのです。

なぜか、母犬もアンディの存在を無視しているような、ちょっと不思議な生まれ方をしたのがアンディでした。実は、これがのちに、犬のエキスパートの方たちからある言葉をもらうことになるとは、その時は想像もしていませんでした。

寝ない子アンディ

通常、子犬たちは1日の大半を寝て過ごします。もちろんアンディ兄弟たちも例外ではなく、よく寝る可愛い子犬たちでした。アンディを除いては。

母犬のおっぱい争奪戦にいつも負けていたアンディは、他の子犬たちが満腹になって寝ていると、その子達の上にのぼっては起こすを繰り返す子。お腹がいっぱいではないのだろうと、哺乳瓶で哺乳しようとするも、手を突っ張って哺乳瓶を拒否。結局、離乳するまでそれは続いたのです。

そして、寝ない子アンディは、何歳になっても変わることはありませんでした。

先代犬・セナのストレス

先代犬・ゴールデンレトリバーのセナ

おとなしくて優等生だったセナは、5歳の頃にはすっかり置物状態。家にいるときは、いるのかいないのかわからないほど、静かに時を過ごしていました。そんなセナの静かな日常をひっくり返したのがアンディです。ウチにきたその日から、セナに遊ぼう攻撃を仕掛けるアンディ。子犬の頃から人間大好き、犬はちょっと苦手、自分は人間だと思う、そう思っていたセナにとって、アンディの攻撃はストレス以外の何物でもなかったのです。

アンディを拒否するセナ

そしてアンディが来た翌日から、3歩歩いては嘔吐、また3歩歩いては下痢を繰り返したのです。当時、多頭飼いについての知識が全くなかったワタシは、セナを連れて動物病院に駆け込みました。しかし、どこの動物病院でも「異常なし」の診断。今思えばごく当然のこと。セナにとっては大きなストレスだったのです。当時の写真を見ても、セナの焦燥感が伝わってきます。

かわいさ爆発のアンディ

アンディは兄弟の中でも、母犬似の女のコ顔の子でした。見た目はとても可愛い。でも、見た目のかわいさとそのハイパーぶりのギャップに、飼い主のワタシもついて行かれません。パピーサークルは軽がる飛び越える。そして、わざわざサークルを飛び越えて、絨毯の上におしっこをする。サークルに天井をつけても、天井を頭で持ち上げて、飛び出そうとする、もう話せばきりがないほど子犬時代の武勇伝を持つアンディ。見た目は可愛いのに、その傍若無人ぶりには、さすがにお手上げです。

アンディ嫌いになりそう

ゴールデンレトリバーのセナとアンディが芝生で横たわる

ゴールデンの子犬が来たと聞いたセナのお散歩友達が、次々に遊びに来ることは、セナにとって「面白くない」現実でした。それまでセナを可愛がってくれていた人たちが、セナを素通りしてアンディのところに行くのですから、ムカつくのも仕方ありません。

そんなセナを見ていて、飼い主であるワタシにも心境の変化がありました。悄然としたセナを見るたびに、セナがとても大切だったワタシにとって、アンディは厄介者になりつつありました。なんとか、セナの笑顔を取り戻したい、そう考えたワタシは考えた末に、6か月齢になったアンディを訓練所に出すことにしたのです。

週3日のひとりっ子

アンディは、災害救助の専門訓練士が開講しているスクールに通うことになりました。週3日、朝お迎えがきて夕方送りとどけられるまで、アンディは不在です。アンディがいなければ、また以前のようにセナはひとりっ子を満喫するものだとばかり思っていました。

ところが、セナにはすでにアンディの「アニキ」であるというはっきりとした自覚が芽生えていたのでしょう。甘ったれのセナは姿を消し、一人でゆっくり英気を養いアンディが帰ってきた時に備える、そんな雰囲気が見て取れたのです。犬の成長って素晴らしい!と感じた瞬間でした。

そして始まった多頭飼い

ゴールデンレトリバーのセナとアンディが仲良く散歩する後ろ姿

犬嫌いだったワタシが、セナを迎えたことから始まったゴールデンとの生活。そんなワタシが、多頭飼いになるとは誰が予想したでしょうか。その当時は、めったに見られないゴールデンの2頭引き。何の因果か、気がつけばセナとアンディという大型犬2頭を引き連れてのお散歩をする毎日が始まったのです。生まれて初めての多頭飼いは、筋肉痛と泣き笑いの日々でした。

  • 更新日:

    2020.12.29

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ライター・専門家プロフィール
  • 西村 百合子
  • ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。