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2020.12.31

君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~

愛犬の手作りごはん|冬におすすめのカラダを温める食材とは?

前回のブログ「進化を続ける犬ごはんレシピ2」では、ディロンのご飯に食養生を取り入れたこと、そして熱をとる食材についてご紹介しました。薬膳の勉強を続けていると、食材の持つ性質について知ることができます。そして、どんな食材がこの季節に適しているのか、ウチの子の体質にはどの食材が適しているのかなど、手作りご飯に役立つ知識を得ることができます。

今回のブログでは、冬におすすめの愛犬の手作りごはん食材について、学んだ知識をご紹介したいと思います。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

“食養生”で愛犬と寒い冬を乗り切ろう!

ゴールデンレトリバーが手作りごはんを食べている

人間と同じく冬は、犬も体が冷える季節。犬は毛皮を着ているから体が冷えるなんてないのでは?そう思う方も多いようですが、犬だって冬は体が冷えます。食養生とは、食材の性質を生かした食事を摂って、病気になりにくい体作りをしようというもの。

薬膳を取り入れて免疫力アップ

薬膳では、「身土不二」と言って地元で採れたものを食べましょう、「一物全体」食材を丸ごと食べましょうといった考え方があります。手作りご飯にちょっとだけ薬膳の知識を取り入れることで、免疫アップ=自然治癒力を高めることができます。

食材が持つカラダを「温める力」を利用してみる

薬膳の考え方の一つに「五性」というものがあります。「五性」とは、食材の性質を5つのグループに分けたもの。グループとは、カラダを極端に温める「熱性」、カラダを温める「温性」、温めも冷やしもしない「平性」、カラダを冷やす「涼性」、カラダを極端に冷やす「寒性」の5つ。この5つのグループから、季節ごとに体に合う食材を選び取り入れることが薬膳では推奨されています。

犬の“カラダを温める”とは?

冬の夕日に向かうゴールデンレトリバー

「冬は体が冷えるからカラダを温めましょう」とよく言われます。最近では、テレビでも体を温めるレシピなどが紹介されています。

しかしながら実は、単に体は温めればいいというものではありません。特に、犬の場合は体温が人間より高く、暑さに弱いことが特徴です。そこで注意したいのが、体の温めすぎです。また、暖房で暖められた室内で暮らしている場合は、体を温めすぎてしまうことで熱中症を発症する可能性もあります。

温めすぎには注意を

誤解されがちなのが「体を温める」という言葉の意味。本来は、「冷えた体を食材によって温め、平性にしましょう」という意味ですが、温め食材の与えすぎで、体が熱を持ってしまうこともあるため注意が必要になります。

愛犬のカラダを温める冬の食材とは?

黒豆

寒い冬、犬たちも丸まって寝ていたり、手足の先や耳の先端が冷たくなっていることがあります。中には、外に出るとブルブル震える寒がりな犬もいます。寒くなると体が冷えることで、体がこわばり筋肉が硬くなるのは犬も人も同じです。冬は、体が冷えることで、内臓機能が低下することに加え、乾燥も大敵です。まずは、内臓を温める力のある食材を積極的にご飯に取り入れることがおすすめです。

冬は「腎」を補う季節

多くの動物が冬眠する冬は、体力を温存する季節。犬は冬眠しませんが、免疫力を落とさない食材を選んであげることが大切です。薬膳での「腎」とは、ホルモンや泌尿器系、免疫系、生殖器系の働き全般を指す言葉。生命エネルギーの元となる機能のことなのです。この腎の機能を高めることを「補腎」と呼びます。補腎に役立つ食材は「黒いもの」と言われています。

犬が食べてもいい黒い色の食材

黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、海藻類が、手作りご飯にトッピングしたい食材です。また、赤い食材のクコの実、トマト、ビーツなどもおすすめです。さらに、くるみ、栗、ホタテ、羊肉、豚肉なども補腎に役立つ食材です。

温め効果で内臓の機能を促進する食材

犬も内臓を温めることが大切です。内臓を温めることで、体内の冷えを取り除き、エネルギーを補うことが期待できます。

  • 野菜類:きのこ類、かぼちゃ、ジャガイモ、サツマイモ、山芋、キャベツ、ブロッコリー、栗など
  • 魚類:タラ、イワシ、カツオ、スズキ、サバ、うなぎ、鮭、アジなど
  • 肉類:鶏肉、羊肉、鹿肉、牛肉など

食材だけではなくマッサージも効果的!

ゴールデンレトリバーをマッサージ

腎にとって冷えは大敵と言われます。腎の機能が衰えると耳のトラブルや被毛のパサつき、白髪、疲れやすいなどの症状が現れます。腎の機能を補うためには、体を冷やさないことが大切。食材だけではなく、腹巻をしてあげたり、腰や肉球のマッサージをして温めてあげることがおすすめです。

冬は乾燥のしすぎにも気をつけて

ゴールデンレトリバーが冬の海に

冬は、外気だけではなく暖房によって室内も乾燥しています。薬膳では、旬の乾燥を防ぐ食材を摂りますが、体を乾燥から守るためには、冬でも積極的に乾燥を防ぐ食材を摂ることがおすすめです。中でも、旬のレンコンは生でも加熱しても薬膳効果がある食材です。乾燥している時は、生ですりおろして肺を潤し、加熱することで胃腸の働きを高め消化吸収力をアップしてくれる優秀食材。部屋の中が乾燥しているなと感じたら、ぜひレンコンのすりおろしをご飯にトッピングしてあげてくださいね。

  • 更新日:

    2020.12.31

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ライター・専門家プロフィール
  • 西村 百合子
  • ホリスティックケアカウンセラー、愛玩動物救命士
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。