セナの時代は、優雅に小さなトートバッグをお散歩バッグにしてのお散歩でしたが、アンディとディロンの2頭立てになると、そんな優雅なお散歩はどこへやら。とにかく、機能性と使い勝手が優先です。私は2頭のリードを片手に持つスタイル。
当然のことながら、お散歩バッグを右手に持つと両手がふさがってしまいます。そこで探したのが、丈夫で肩から掛けられるお散歩に使えるバッグ。もちろん、ちょっと可愛いデザインであることも条件のひとつ。
そんなある日、保護犬啓蒙イベントに出かけた時に見つけたのが、イベント限定のお散歩用トートバッグ。私の考えている「丈夫」で「内ポケット付き」の条件はクリア。斜めがけベルトの長さもちょうど良い長さ。素材は丈夫な帆布、カラーは10色から選べ、ちょっと可愛いイラスト付き。この時にはレッドを購入し、翌年にはネイビーを購入。
なんと5年近く毎日使用していても、ちっとも壊れることがない上、たくさん入れても形が変わらないという最強のバッグなのです。
実は、心配性の私。旅行に行く時は、一緒に行く人の2倍は荷物があることで有名。友人がスーツケース1個の時でも、私は2個。あれもこれも持っていないと、何かと不安になってしまう性格です。そんな性格ゆえ、他の人から見ると信じられないほどたくさんのものが入っています。そして、現在でも中身が増え続けている進化著しいお散歩バッグなのです。
では、早速お散歩バッグの中身をご紹介します。
お散歩バッグの中身
これ以外に、夏のお散歩では、海に入って泳いだり、サーフィンをしたりするため、吸水タオルやウエットスーツを持って行くこともあります。
誰もが驚く私のお散歩バッグの中身ですが、一つ一つに意味があるのです。特に、ボールと流木は欠かせないアイテム。では、なぜそんなにたくさんのボールを持って行くのか、まずはそこからご紹介します。
ボール大好きなディロンですが、その日によって遊びたいボールが変わるという変わり者。同じくボール好きだったアンディは、お気に入りのボールが1個だけ。そのボールがないとご機嫌が悪くなったりしましたが、とにかくこのボールじゃなきゃ嫌だ!という子だったので、お散歩には1個のボールを持つだけで済んだのです。
ところが、ディロンは日替わりで欲しいボールが変わるというわがままぶり。その上、お友達に自分のボールを渡してしまうので、いくつものボールが必要となるのです。
毎日のお散歩が海岸のディロンは、流木コレクターです。気に入った流木を拾っては、レトリバーらしく家までせっせと運びます。おかげで、我が家の玄関にはキャンプファイヤーができるほどの流木が。そして、朝になると、そのコレクションの中からこれまたお気に入りを探し、海まで運びます。じゃあ、その1本で十分じゃない?そう思われがちですが、これまた日替わり。持って行った流木を捨てて新しい流木を持って帰ってくることもしばしば。明日になると、また捨てたはずの流木が欲しいと言いそうだと思うと、ディロンが捨てた流木を拾ってお散歩バッグに入れてキープするのです。
最近では、巻き取り式のウンチ袋を使う人が増えてきていますね。コンパクトで持ち運びしやすい巻き取り式、私も使ってみました。でも私には不便だったのです。
実は、海岸にはいろいろなものが落ちています。特に、ディロンがお散歩する海岸には、割れたガラス片が多く落ちているのです。ガラス片で肉球を切ってしまったという話を聞いてから、この数年は、毎日、目についたガラス片を拾っています。そのため、拾ったガラス片を入れる袋が必要です。
落ちているガラス片は鋭利なものが多く、巻き取り式の袋では素材的に弱いことが分かり、以前から使用しているレジ袋と同じビニールの袋を大量に持ち歩いているのです。なお、海岸には綺麗な貝殻も打ち上がっている時があります。そんな時は、袋いっぱいに貝殻を拾っています。
そして、もう一つの袋が20リットルのゴミ袋です。これは、ビーチクリーン用の袋。台風の後、風が強い日の翌日などなど、海岸にはペットボトルをはじめとしたゴミが大量に打ち上がります。また、海水浴場が開設される夏は、海水浴客が捨てたゴミがたくさん海岸に落ちています。
ディロンがお散歩する海岸には、日本で唯一の海岸清掃専門の財団があり、その方たちがこまめに海岸清掃をしているのですが、日によってはとても追いつかないほどのゴミが打ち上がります。ゴミだらけの海岸でお散歩するのは、とても気分が悪いので目につくゴミを拾うためにビーチクリーン用の袋を持ち歩いているのです。
ペットボトルに入れた水は、何かと役に立ちます。おしっこを流す時、飲み水として、そして汚れたボールを洗う時。2頭連れてお散歩していた頃は、1リットルのペットボトルにプラス500mlのペットボトルを2本(計2リットル)持っていましたが、ディロンだけになって1本にしました。それでも足りない時は、水飲み場で水を汲んでいます。
そして、前回のブログでレシピを公開しているあずき水も最近、お散歩バッグに仲間入りしました。このあずき水が大人気、ディロンはもちろん、お散歩で会うお友達からも早く飲ませて!と催促されています。あずき水は、ステンレスの水筒に入れて持っていくため、お散歩バッグの重量アップに一役も二役も買ってくれているのです。帰りには、軽くなりますが、行きは水、あずき水ともに簡単に入っているためとにかく重いのです。
タオルもお散歩には、必要不可欠なアイテムです。よだれを拭くのはもちろん、洗ったボールを拭いたり、ドロドロになった手を拭いたり。何枚あっても足りません。私が持っていくタオルの1枚は、普通のハンカチタオルですが、もう1枚は吸水タオルの小さいサイズです。
ディロンは、暑くなると海に体を冷やしに入っていくタイプ。そんな時は、お腹から下が、海水と砂でドロドロになります。小さいサイズながら吸水タイプは、そんなディロンを拭くのにとても役立ちます。とりあえず、帰る前に一度砂と海水を落とすのが私流です。
お散歩をしていると、思わぬ事態に遭遇することがあります。私の場合は、予備のリードがあれば!と思った出来事を2度ほど経験しています。
1度目は、脱走していた犬を捕獲した時。この時は、セナのリードを外してその犬につけました。そして、セナをお散歩仲間の犬と一緒につないで見ていてもらい、自宅まで予備のリードを取りに帰ったのでした。
2度目は、お散歩中にアンディのリードのナスカンが突然割れた時。首輪とリードを繋ぐナスカンが割れたため、持ち手のナスカンを首輪に付け、リードを手に巻きつけて帰ってきたのです。この2度の経験から、予備のリードは必要と思い、お散歩バッグに入れるようになりました。
普通は、お散歩に行ってベンチに座ることなどないのかもしれませんが、ディロンがお散歩する海岸にはウッドデッキやベンチがたくさんあります。お散歩友達とデッキに座って夕日を見ながら、ついつい話し込んでしまうこともお散歩の楽しみの一つ。
そんな時、役に立つのが折りたたみ式のクッションです。これは100円ショップで、スポーツ観戦用として販売されているもの。こんなものまで持っていくから、お散歩バッグがパンパンになるという典型的な持ち物とも言えます。
日常のお散歩では、お散歩バッグの中にご紹介したものが入っていますが、お出かけの時はこれにさらにプラスされることも。特に、山や森など自然豊かなところへ行く時には、絡まった草や花の種を取るためのコームとブラシ、そして虫除けスプレー。お散歩バッグはさらにパンパンになるのです。
パンパンのお散歩バッグを持ってお散歩をしている私ですが、多くの飼い主が持っているおやつは持っていません。お散歩に、なぜおやつが必要なのか分かりませんが、多くのお散歩友達はお散歩で「おやつタイム」を開催しています。ウチの犬たちには、お散歩でおやつがもらえることはないと教えているので、私は持って行きませんし、お散歩友達にもディロンにはあげないようにお願いしています。おやつの取り合い、おやつが絡んだ喧嘩、たまにそんなことが起きる時がある「おやつタイム」。せっかくお散歩に来たのだから、お散歩を楽しもうよ!これが、私のお散歩スタイルです。
「君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~」記事一覧