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2020.12.19

シェパードと暮らすドッグフォトグラファー

今すぐ実践できる!愛犬の写真を上手に撮るためのたった3つのポイント

「大切なかわいい愛犬の写真をいつまでも残しておきたい!」という想いはどの飼い主もありますよね。しかし、犬の写真を撮影するのはなかなか難しいこともあり、苦労してしまっている方も多いのではないでしょうか?ここでは、愛犬の写真を撮影するのが大好きなフォトグラファーが犬の写真の上手に撮影するための3つのポイントをご紹介していきます。

#シェパードと写真家 / #ジャーマンシェパードドッグ

Author :ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

愛犬の写真を上手に撮るポイント|1.犬の表情

ジャーマンシェパードとコスモス

犬の写真を撮影する際に何よりも大切なのが犬の表情です。

写真のテクニックを極めて、世界で一番のカメラで写真を撮っても、犬がつまらなさそうな表情をしていれば、その写真の魅力も半減してしまいます。逆に、古くて画質の悪いカメラで写真を撮っていても、犬が嬉しそうな表情をしていれば、「いい写真」が撮れますよ。

ここでは、犬の表情を最大限に引き出すためのポイントをご解説していきます。

犬にとって楽しい時間にする

犬の表情作りで最も大切なのが、撮影を犬にとって楽しい時間にするということです。おもちゃやおやつを使って、愛犬と遊びながら撮影をするようにしましょう。引っ張りっこやボール遊びをしている合間に写真を撮ると犬のイキイキとした楽しそうな顔を写真に収めることができますよ。

・リラックスした表情

ジャーマンシェパードのリラックスした表情

私は犬のリラックスした顔が美しくて大好きです。犬といっぱい遊んだ後は何もない時間を確保し、犬がリラックスした隙を狙って写真を撮ってみましょう。きっと、犬の澄ましたクールな顔をキャプチャできますよ!

・空気を嗅ぐ仕草

ジャーマンシェパードの空気を嗅ぐ仕草

愛犬のジェイクはたまに空を見上げて空気を嗅ぐような仕草をします。そのため、今ではジェイクが空気を嗅いでいる写真がたくさんありますが、そんな一枚一枚もジェイクの個性がたっぷりと詰まっており、今では大のお気に入りです。

このように、自分の愛犬のちょっとしたクセや仕草を狙って写真を撮ってみるのもおすすめです。愛犬の個性が溢れるような大切な一枚が撮影できるに違いありません。

事前にポーズを教えておくと便利

犬に「お座り」「伏せ」などのポーズをさせて写真を撮りたい場合は、事前にカメラを持たずに練習するようにしましょう。「さぁ、写真を撮ろう!」という場面で犬がなかなかポーズをしてくれないと、飼い主はついイライラしてしまいますよね。そのちょっとしたイライラした気持ちを犬が感じ取ると、犬も緊張して顔を硬らせてしまうことがありますよ。

事前にポーズの練習をしておくと、撮影をさらにスムーズに行い、犬と飼い主の両方が楽しんで撮影に取り組めます。

しかし、練習していても、犬がポーズをしたがらない日もあるので、犬に無理がない範囲で取り組むようにしましょう。また、ポーズを犬にさせる場合は、たっぷりと褒めてあげることを忘れないようにしてくださいね!

・おすわりポーズで

おすわりポーズのジャーマンシェパード

愛犬の写真を上手に撮るポイント|2.犬に目がいくようにする

ジャーマンシェパード 写真 ブログ

犬のいい表情が撮影できても、写真がごちゃごちゃしていて犬に目がいかないのはもったいないです。誰が写真を見てもパッと犬に目がいくように、撮影の際にいくつかのポイントに気をつけるようにしましょう。ここでは、写真を見た時にパッと犬に目がいく写真を撮る方法をご解説していきます。

必要のない要素は全て切り捨てよう

まずは、必要のない要素を全て切り捨てていきましょう。背景に写っている物に注意を向け、犬以外に目を引いてしまうものがないように心がけましょう。

下の2枚の写真を見比べてみてください。

ジャーマンシェパードとごちゃごちゃした背景
ジャーマンシェパードとすっきりとした背景

どちらの写真が好きですか?どちらも犬の表情は良く、もしかしたら好みもあるかもしれませんが、上の写真のように背景がごちゃごちゃしてたり、隅に関係のないものが映り込んでいると、なんとなくごちゃごちゃとした写真に仕上がってしまいますよね。

写真を撮影する際には隅々まで確認し、写真に必要のないものが映り込んでいないかを確認するようにしましょう。とてもシンプルで簡単なステップなのですが、写真を劇的に変える大切なステップなので、挑戦してみてくださいね。

背景をぼかす

ジャーマンシェパードの背景をぼかした写真

背景を上手にぼかすことで、写真の中の犬をさらに引き立たせることができます。写真の背景をぼやかすポイントは以下の通りです。

  • 犬を背景から離して撮影する
  • ズームして写真を撮影する
  • 一眼レフの場合は絞りを開放して(F値を最も小さい値に設定する)撮影する

どのようなカメラでも取り組みやすいのが、「犬を背景から離して撮影する」というポイントです。犬と背景の距離をなるべく遠くすることで、どんなカメラでも背景をぼかすことができますよ。

以下の写真をご覧ください。

背景のすぐ前に犬が座っている写真
背景から少し離れた位置に犬が座っている写真

上は背景のすぐ前に犬が座っている写真、下は背景から少し離れた位置に犬が座っている写真です。こちらの2枚の写真を見比べると、下の背景の方がぼけていますよね。カメラは基本的に後ろから前までピントを合わせることができないので、犬と背景の距離をなるべく離すことで、背景をよりぼかすことができますよ。

首輪やリードを上手に選ぼう

これは完全に私自身の個人的な好みなのですが、写真を撮影する際にはなるべくシンプルなリードや首輪を選ぶようにしています。犬の毛色に自然と馴染む色のリードや首輪を選ぶことで、写真をみたときに目が首輪やリードに持っていかれるのを防ぐことができます。

愛犬の写真を上手に撮るポイント|3.写真全体の雰囲気

ジャーマンシェパードの影が水たまりにうつった白黒写真

写真をパッとみて、見続けたい写真とそうではない写真の違いは写真の雰囲気だと思います。雰囲気を作る要素として最も大切なのが「ポイント1」で紹介した「犬の表情」だと思うのですが、犬の表情をマスターしたらさらに雰囲気を深める練習をしてみましょう。ここでは、写真の雰囲気を変えるためのアイデアを紹介していきます。

写真を撮るときは「光」が超大切!

ジャーマンシェパードと夕日のシルエット

写真の雰囲気は光でガラリと変わるので、写真を撮る際には周りの光に注意を払うようにしましょう。

気軽に写真を撮りたい場合は自然光がおすすめです。特に日の出や日の入りの時間の光は暖かくてとても美しい写真に仕上がりますよ!また、太陽の光が強い時間は日陰や窓際で撮影をすると、写真を柔らかい雰囲気に仕上げることができます。

・自然光で撮影

自然光で撮影したジャーマンシェパードの顔アップとコスモス

私は夕日の光が大好きなので、日が沈む時間に合わせて散歩に行き、写真を撮る場合が多いです。日が沈む時間は光そのものが美しいだけではなく、空の色がピンクかや紫など、様々な美しい色で塗らるので、美しい背景にもなりますよ!

・夕日の時間に撮影したポートレート

夕日の時間に撮影したジャーマンシェパードのポートレート

工夫をして個性を出そう

写真は工夫をしながらたくさん撮っていると自然と上達します。一箇所にとどまらず、たくさん動き、様々な角度から写真を撮ってみるといいと思います。同じ場所から写真を撮っていると同じ写真しか撮れませんが、動きを少し変えるだけで、今までは気がつかなかった一面を発見することができますよ。

・グンと近づく

ジャーマンシェパードの顔アップ

グンと近づいたり、グンと離れてみたり、いつもとは違う時間に写真を撮ってみたり…試行錯誤や工夫を重ねることで、自分と愛犬だけの特別でユニークな一枚を作り出すことができますよ。そして、そんな一枚こそが一番の宝物になるに違いありません。

桜の季節にジャーマンシェパードと散歩

愛犬と楽しい写真撮影に挑戦しよう!

ジャーマンシェパード 写真 ブログ

ここでは、私が大切にしている「愛犬の写真をさらに上手に撮影するためのポイント」をご紹介していきました。当たり前のようなのですが、やはり最も大切なのが愛犬としっかりと楽しむことです。そもそも写真を撮るのは愛犬との楽しい時間を残すためなのですから!写真を「キレイ」に撮ることに必死になりすぎて、そもそも写真をなぜ撮っているのかを忘れないようにしてくださいね。愛犬と楽しい写真撮影に挑戦してみましょう!

  • 更新日:

    2020.12.19

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ライター・専門家プロフィール
  • ルエス 杏鈴
  • 犬訓練士
  • 大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。 愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。 写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。