犬のトイレトレーを購入したら、必ず以下のことを確認しておきましょう。
トイレトレーから愛犬の体がはみ出す、もしくは愛犬の体がトイレトレーにギリギリ収まるという場合は、トイレトレーのサイズが小さすぎで、おしっこやうんちがトレーからはみ出してしまいます。トイレトレーのサイズは、愛犬の体よりひと回り大きいぐらいが望ましいです。もし粗相をすることが多い場合は、これより大きめサイズにしても問題ありません。
足を上げておしっこをするコは、平面タイプのトイレトレーだと、おしっこが飛び散ってしまうことも少なくありません。もし足を上げておしっこをするコであれば飛び散らないかチェックし、必要に応じて飛散ガードを設置するとよいでしょう。
トイレトレーの底面に滑り止めが付いているかも確認しましょう。滑り止めが付いていないと、足を上げておしっこをするときや、排泄前にくるくる回ったときにトイレトレーが動いてしまい、落ち着いて排泄ができません。もし滑り止めが付いていない場合は、滑り止めシートをトイレトレーの下に敷くとよいでしょう。
トイレトレーはいくつかのタイプがありますが、ここではメッシュが付いたタイプの使い方をご紹介します。
まず、メッシュが付いたフレームを取り外し、トイレトレーにトイレシートを敷きます。トイレシートは、トイレトレーと同じサイズのものを使用しましょう。
トイレシートを敷いたら、メッシュ付きのフレームを取り付けます。メッシュが付いていないトイレトレーもありますが、特に子犬はトイレシートを噛んだり引っ掻いたりしがちなので、メッシュが付いているといたずらを防げます。
トイレのしつけが完了し、トイレシートをいたずらしないようであれば、メッシュを取り外して使用することも可能です。掃除の手間を軽減したいとして、成犬になったらメッシュを取り外して使用する飼い主さんも多いです。
トイレトレーは、愛犬が安心して排泄できる場所に設置してあげる必要があります。人の行き来が多い玄関やドアの付近などは落ち着けないので、リビングの隅などのが向いています。リビングの目立たないところであれば、愛犬が落ち着いて排泄できるだけでなく、排泄時の状態や排泄物がすぐに確認できるので、健康チェックがしやすいというメリットもあります。
トイレシートは排泄をしたらその都度、新しいシートに取り替えるのが基本です。では、トイレトレーはどのくらいの頻度で洗えばよいのか、お手入れ方法についてご紹介します。
メッシュ付きのトイレトレーの場合、排泄後にメッシュをウェットティッシュなどで拭いてきれいにしておきましょう。メッシュにうんちがこびりついているときは、拭いて落とすのは大変なので水洗いします。
メッシュなしのトイレトレー、L型のトイレトレーにおいても、フレームや飛散ガードは排泄後にウェットティッシュなどで拭いて清潔に保ちましょう。
おしっこやうんちの臭いはトイレトレーに染み込んでしまうので、できればこまめに洗うのがベストですが、最低でも週に1回は水洗いをするようにしましょう。消臭・除菌効果の高い洗剤で洗ったのち熱湯消毒をすると、汚れや臭いが取り除けます。
トイレトレーと併せて使いたい、おすすめの便利グッズを3つご紹介します。
おしっこやうんちの気になる臭い対策に欠かせないのが、ペット用の除菌・消臭スプレーです。ペット用のものは、ペットの排泄物の成分に対して効果を発揮するように作られているので、人用の除菌・消臭スプレーよりも高い効果が期待できます。
動物病院でも使用されている除菌・消臭スプレーで、瞬間的な除菌力や高い消臭効果を得られるのが大きな特徴です。また、動物への有害性がない成分で、舐めてしまっても皮膚や粘膜などに影響がありません。安全性と機能性の両方に優れ、常備しておきたいアイテムです。
トイレシートの上でおしっこやうんちをしてくれない場合は、しつけ用のトイレシートを活用するのがおすすめです。
ニオイでトイレに誘導してトイレの場所を覚えさせることを目的としたもので、トイレのしつけに有効です。犬を誘引してトイレであることを認識させる香料がトイレシートに含まれています。また、吸収力や消臭力が高いのも嬉しいところです。
近年はペットフレンドリーの宿泊施設が増えており、犬と一緒に旅行がしやすくなってきています。旅行のとき、愛犬がいつも使っているトイレトレーを持参するのもよいのですが、荷物ががさばるのがネックです。そんなときに、コンパクトに折りたたんで持ち運べるポータブルトイレトレーがあると便利です。
柔軟性のあるシリコン製で、コンパクトに丸めて持ち運びができます。トイレシートを固定するストッパーが付いていて、シートのずれを防げるのも嬉しいポイントです。丸洗いができるので、旅先でもお手入れがしやすいでしょう。
トイレトレーを購入したら、愛犬にとって適正なサイズか、滑らず安全に使えるかといったことを必ず確認しておきましょう。また、いつでも愛犬が快適に使えるよう、おしっこやうんちをした後は、フレームやメッシュを拭いて清潔にしておいてあげてください。ペット用の衛生関連グッズはとても充実しているので、上手に活用してこまめなお手入れを心がけましょう。