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柴犬 小説
連載 / ブログ

2020.12.04

アマチュア小説ライターが綴る、犬と暮らした日々のこと|vol.4

豆しば暮らし|お留守番について考える

ジャンケンをして、パパの負け。

#柴犬 / #豆しば暮らし

Author :笠井 ゆき/ライター、葬儀司会者

この記事は、アマチュア小説家が「犬と暮らした日々のこと」をもとに綴る創作物語の連載第4話です。

連休が終わると、待っているのはお留守番

犬の飼い方や躾の本、食料品などの買い物に、パパが行くことになりました。その間ママは、メロンと二人きり。

「メロンが遊ぼうって来た時だけだよ、かまっていいのは。あとは放っておいてあげるんだよ」

「わかってるって。変な小芝居もしないよ。さぁ、行ってらっしゃい!」

メロンは、ママと遊んで満足したのか、ケージに戻って眠っています。
ママは、連休が終わってからのことを考え始めました。

ごはんをどうするか

共働きである以上、平日の昼間はメロンに少しの間だけお留守番をしてもらわなければなりません。
会社勤めのパパは、朝から晩まで仕事。フリーランスのママは、時間が不規則。

「空き時間には帰って来れるから、メロンが一人きりの時間って、それほど長くはないと思うんだけど……」

それでも、不安でたまりません。

一番の問題はごはん。まだ小さいメロンは、1日に4回くらいごはんを食べます。
一度にたくさんの量を食べると消化不良を起こすかもしれないし、逆に不足すると低血糖になるかもしれません。

「単純に24時間を4で割って6時間。家を出る時にごはんをあげて、6時間以内に帰って来ればいいってことだ」

そう考えると、少し気が楽になりました。しばらくは長時間に渡る仕事が入っていないので、それはクリアできそうです。

「でも、日によって、ごはんの時間が変わるのはよくないよね。そのあたりもよく考えて、ごはんの時間を決めないと」

トイレも、メロンの気持ちの問題も……

「留守の間、トイレをきれいにしてあげられないっていう問題もあるのか。トイレをもっと広くするとか、2つにするとか……?」

メロンの気持ちの問題だってあります。

「お留守番が大っ嫌いになったりでもしたら、毎日ストレスで大変なことになる……」

「お留守番を楽しめる工夫をしないといけないね。お留守番をした後に、すっごく嬉しくて楽しいことが待ってるって学習してもらうことも」

解決策はおもちゃ?

しばらく考え続けていると、パパが帰って来ました。

「連休明けから、メロンに少しだけお留守番してもらわなきゃいけないでしょ?」

「うん、ずっとそれを考えてた」

「いいもの買ってきたよ。まずはおもちゃ!」

とても短いロープのようなおもちゃです。

「引っ張りっこして遊べるヤツ! メロンだけでも、かじったり振り回したり、楽しく遊べそうだよね」

「そうだね、いいね!」

「他にも、噛んだら音が鳴るおもちゃとか、小さいボールとかも買ってきた。そして、おすすめはコレ」

パパが出したのは、コングでした。

「追いかけて遊んだり、噛んで遊んだり。でもね、一番いいのはお留守番の友!」

「?」

「中に、ごはんやおやつを詰めるんだよ。少しずつしか食べられないから、ゆっくり時間をかけて楽しめるってわけ」

 

「へぇー。楽しんでるうちに、あっという間にお留守番の時間終了になりそう」

「そういうこと!」

パパも同じことを考えていたことに、ママは嬉しくなりました。
メロンが来てから、二人はますます「家族」になった気がします。

  • 更新日:

    2020.12.04

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ライター・専門家プロフィール
  • 笠井 ゆき
  • ライター、葬儀司会者
  • 年中無休の犬好き、犬バカです。只今、自宅警備員まめお(パピヨン)と同棲中!犬を愛する喜びを、皆さまと分かち合ってゆけたら幸せです。どうぞよろしくお願いいたします。