我が家では2~3週間に一度のペースで動物病院へ通っています。自宅から車で5分、歩いても15分程度の場所に行きつけの動物病院があるので、通院はさほど苦ではありません。
冒頭で「茶々は病院が苦手」と書きましたが、正確に言えば茶々にとって病院は比較的好きな場所です。それは他のワンコや飼い主さんたちに出会えるから。
人間大好きな茶々はかわいがってもらうことが大好きですし、犬以外に様々な動物がいるからきっと楽しいのでしょう。自分からリードを引っ張って先へ急ぐほどです。
待合室で待っている間はいいのですが、次第に順番が近くなってくると、だんだん茶々は落ち着きなく、ソワソワしてきます。それは苦手な診察の時間が近づいているから。おそらく犬にも分かるのでしょうね。体がブルブル震えたり、椅子の陰に隠れようとします。時には自動ドアから逃げ出そうとすることも。
名前を呼ばれて診察室へ入ろうとすると、とたんに茶々は踏ん張って拒否します。時には抱っこして連れて行くほどですから、茶々はきっと「嫌なことをされる!」と感じているのでしょうね。
人間の腰くらいの高さがある診察台に乗せて、いよいよ診察や治療が始まります。茶々は外耳炎を患っているので定期的に点耳薬を入れてあげる必要があります。茶々の場合、ウェットティッシュで耳の中を拭かせてくれますが、外耳炎になると耳の奥に薬を入れなければなりません。家で投薬しようとしても嫌がってさせてくれないのです。
ところが病院で処置する時はちゃんとガマンをしています。口元を「にぃ~」としつつ気持ち悪さを耐えているような…
投薬が終わると茶々は飼い主に向かって飛びついてきます。よほどガマンしていたのでしょうね。
不思議と茶々は、血液検査や狂犬病予防接種などの注射は平気なのです。針でチクッとされても何事もなかったかのように平然としています。
獣医さんも「柴犬なのにこれほど痛がらないのは珍しい」と褒めてくれるほど。茶々にとっては痛いことより気持ち悪いことの方が嫌なのかも知れません。
そういえば肛門腺絞りも極端に嫌がっていたことを思い出しました。
診察室は苦手なものの、茶々が病院を嫌がらずに来てくれるのは、きっとその後のご褒美を期待しているからかも。そんなふうに感じます。
病院からすぐ近くに公園があって、普段はなかなか散歩でも訪れない場所です。茶々はなぜかこの場所がお気に入りで、診察が終わると自分からここへやって来ようとします。たいていはランチの時間まで間が空くので、ここで時間つぶしをすることが多いですね。
病院へ連れて行った日は、必ずいつもお世話になっているドッグカフェへ向かうことにしています。以前のブログでもご紹介しましたが、カフェのママさんはいつも茶々を可愛がってくれるので、そこも茶々にとって楽しみな場所の一つになっています。
飼い主はランチを食べますが、茶々はいつもの「わんこテリーヌ」で舌鼓。他の飼い主さんも交えて、いつも愛犬談議に花が咲きます。
通院が嫌なものであったとしても、犬にとって嬉しくなる何かがあれば、きっと愛犬は楽しいことを理解するものだと思います。いっときガマンさえすれば、公園やカフェへ連れて行ってもらえる!茶々はきっとそんなふうに思ってくれているのかも知れませんね。
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