magazine

犬 手作り食 レシピ
食べもの
鉛筆アイコン

2020.12.13

手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ|vol.34

パートナーに優しいレシピ|犬が喜ぶヘルシーなお正月料理

あと半月ほどで、新しい年を迎えますね。今年は新型コロナウィルスで大変な目に遭った方も大勢いらしたことと思います。人間の世界は大混乱でしたが、みなさんの愛犬は元気に過ごせたでしょうか。
今回は2020年総決算として、これまでご紹介してきた「犬の食と健康」をもとに、ワンコのおせち料理を作ってみました。
美味しいものを食べて、新年は嬉しく楽しい一年になりますように。
心を込めて「お・も・て・な・し」

#パートナーに優しいレシピ

さのさえこ/ドッグライター

おせち料理にはどんな意味があるの?

おせち料理と言えば、お重にギッシリと豪華なお料理がつまつているイメージですが、単に高価な物を寄せ集めているのではなく、それぞれに願いが込められているのをご存知でしょうか。その一部をご紹介したいと思います。

おせち料理に詰められる5種類の料理

おせち料理は品数が豊富ですが、大きく5種類に分けることができます。「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」です。

祝い肴

祝い肴三種と呼ばれる、田作り、黒豆、カズノコには、豊作や、いつまでも元気に働けるように、そして、子孫繁栄の願いが込められています。

口取り

来客をもてなす意味があり、邪気払いや清らかな心、金運上昇や学問成就などの願いが込められた食材が並べられます。

焼き物

「めで鯛」として恵比寿様が手にしている鯛や、長寿を願う海老、出世魚のブリなどの演技の良い海産物が並べられます。

酢の物

ニンジンとダイコンで紅白の水引きを思わせる酢の物は、祝いの気持ちと、口直しに用いられています。

煮物

様々な意味を持つ食材をひとつに煮しめることで、家族がずっと一緒に末永く繁栄しますように、との意味が込められています。

ワンコバージョンおせち料理のお品書き

犬には味付けした物をあげられないのでかなり簡素化した物になりますが、体に良いことを一番に考え、こんなおせち料理を考えてみました。

愛犬のために考えたおせち料理

  • 祝い肴:水煮大豆(食物繊維で腸内環境正常化・タンパク質摂取)
  • 口取り:ムラサキイモの栗きんとん風ブルーベリー添え(アントシアニンで目の健康維持)
  • 口取り:伊達巻(タンパク質、ミネラル)
  • 焼き物:鯛(DHA・EPAで神経の保護)
  • 酢の物:ダイコン細切りとすりおろしニンジン(抗酸化作用)
  • 煮物:ヤゲン、鹿肉、猪肉、ニンジン(コラーゲン、ビタミン、ミネラル強化)
  • おまけ:馬刺し(消化酵素、活性酵素)
  • お雑煮(タンパク質、ビタミン、ミネラル)

作り方を簡単に...

  • ムラサキイモの栗きんとん風は、レンジで加熱して丸めました。
  • 伊達巻は溶き卵をクレープ状に薄く焼いてラップに乗せ、丸めてカットしたものです。
  • 鯛は骨が気にならないよう、お刺身を軽くフライパンで焼きました。
  • ダイコンとニンジンは生のまま。酢は使っていません。
  • 煮物は全て加熱のみです。

地域によってスタイルが違う「お雑煮」

お正月といえば、お雑煮。私は北海道出身なのですが、父方である北海道のお雑煮は豚汁に近い具沢山のもの、一方で母方である鎌倉の祖父母のお雑煮は、鶏ガラでダシを取ったお吸い物のようなお雑煮でした。

上京して初めて関東風のお雑煮を見た時は、北海道と全く違うスタイルで、それがお雑煮だと気づかなかったほどです。しかし澄んだダシ汁に程良く効いた塩加減が絶妙で、お餅がスルスルと美味しくいただけました。

鶏ガラを使ってうちのコにもお雑煮を作ってやりたい。しかし祖母は98歳で健在ながら認知症と耳が遠くなったことで、レシピを聞き出すことができませんでした。

「みはだるま」さんのお雑煮レシピを拝借!

そこで、以前拝見した「みはだるま」さんの『お豆なこうてん白柴生活|動けなくなるスープの具』のレシピをお借りすることにしました!

白柴こうてんさんのフリーズ姿を我が家でも・・・!?

『お豆なこうてん白柴生活|動けなくなるスープの具』の回では、白柴のこうてんさんが、鶏ガラについていたお肉を食べて幸せ全開になった姿が描かれていますが、その理由がわかりました。

「鶏ガラ」と言いながら、その骨の周りには美味しそうなお肉がたっぷり!しかも1羽分で150円という安さにも驚きです。出会えて本当に嬉しい食材でした。

この記事もチェック!

ワンコバージョンおせち料理を実食

うちのコにおせち料理を振る舞ってみました。

お皿にしたのは、ダイコンのスライスを軽くレンジで加熱したものです。

お雑煮の中身は、鶏ガラから取った身の部分と、ゆで卵の白身です。ほんの少し、色付けに大葉を入れました。

夢中でおせち料理を食べ尽くすうちのコ

今回も激しい食いつきでした。ボリュームが多かったので、2倍速でご覧ください。

鶏ガラのお雑煮に真っ先に飛びつき、その後、伊達巻とお肉系を完食。鯛の焼き物もペロリ。

そして、おいおい馬肉があったじゃないかと言わんばかりに、馬刺しを迷わず丸飲み。

そこで肉魚系がなくなり、ようやく野菜系に突入。水煮大豆を完食したらビデオを止めようと粘っていたら、なぜかバリバリとお皿の大根を食べ始めた!

万が一食べてもいいものをと考えてダイコンをお皿にしたけれど、全部食べるのは心配なのでストップしました。普段は水煮大豆を喜んで食べるのに、ダイコンの方が好きだったの?!

愛犬の好きなものを飼い主さんがチョイス

今回のレシピに限らず、愛犬のことを一番理解している飼い主さんが、ご自分の愛犬が喜ぶメニューを考えて出してあげることが私はベストのように思います。

おせち料理の縁起にもあやかりたいし、健康に良い物を与えたいところですが、何より大切なのは「愛犬が目を輝かせて喜ぶこと」ではないでしょうか。

犬が食べられる美味しいものを、ぜひ飼い主さんご自身で選び、愛犬を喜ばせてあげてくださいね。

祈りが込められた「食」をこれからもずっと

おせち料理の意味を知って、私はすべての食べ物には祈りがあるように思いました。

「今日も元気でいてね」「明日はきっと元気になってね」

食にはきっと、それを提供する人の祈りが込められているのですね。

明日も明後日も、その先もずっと、元気で楽しくて嬉しいと感じられる毎日を過ごしてほしい。1分でも1秒でも長く一緒にいたい。そんな祈りを込めながら、私は来年も毎日、うちのコに食べ物を出していきたいと思います。

  • 更新日:

    2020.12.13

いいなと思ったらシェア
ライター・専門家プロフィール
  • さの さえこ
  • 犬の東洋医学生活管理士2級、ドッグライター
  • 子供の頃はアレルギーで飼えなかった犬を、大人になって初めて迎えることができました。しかし里子で迎えた初めての愛犬は、外耳炎、歯肉炎、膿皮症、膝蓋骨脱臼を持っていました。 この子をきれいな体にするにはどうしたら良いか。そんな気持ちから得た経験を、「犬の食」を通してお伝えできればと思っています。

「手づくりごはん|パートナーに優しいレシピ」記事一覧

もっと見る
閉じる