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食べもの

2020.11.05

愛犬が食欲不振…でもおやつは食べる!不調とわがままの見極め方とは?

愛犬がいつも食べているドッグフードを口にせず、おやつを与えたらペロッと食べた、という経験はありませんか?犬が食欲不振になっているときには、わがままが理由になっていることもあれば、何らかの原因により不調を感じているときもあります。ここでは、犬に食欲不振がみられたときの「わがまま」が原因の場合と「不調」が原因のときの見極め方について解説します。

Author :監修:みなみ愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師(文:江野 友紀/認定動物看護士)

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愛犬の食欲不振「わがまま」が原因の場合

犬の食欲不振 おやつは食べる

まずは、犬のわがままが原因で食欲不振になっているときの特徴と、その対処法についてご紹介します。

特徴

わがままで食欲不振になっている犬には、次のような特徴が見られます。

・食欲は無いが元気で、散歩には行きたがったり、遊びたがる
・ドッグフードは食べないのにおやつなどの嗜好品であればしっかり食べる
・下痢や嘔吐など、食欲不振以外の体調不良がみられない
・フードを食べないときに放っておくと、後でしぶしぶ食べ始める

対処法

わがままが原因で食欲不振になっているときの対処法は主に4つあります。

1.ごはんは食べなかったら一定の時間で下げる

食事の時間に食べなかった場合、そのまま置きっぱなしにしておくのはやめましょう。いつでも食べられる環境にあると、犬は人が食べてほしいタイミングで食べてくれなくなることがあります。飼い主さんが決めた時間でないと食事はもらえない、ということを学習させましょう。

お腹が空くと空腹に耐えかねて食べ物をねだりに来ますが、このときは何もあげないで我慢させましょう。次の食事まで何も与えなければ、自然に食事の時間に食べるようになります。

2.おやつの与え方に注意

ごはんを食べないからと心配して「何でもいいから口にしてほしい」と主食代わりにジャーキーやビスケットなどのおやつを与えることはやめましょう。おやつや人の食べ物など、嗜好性の高いものを過剰に与えていると、主食であるべき総合栄養食のドライフードをなかなか食べてくれなくなる場合があります。
食事の時間以外に、ご褒美などで何か与えたい場合は、ご褒美のおやつ代わりにドッグフードの粒を与えるのも良いでしょう。

3.食べたら褒める

ごはんを食べることを当たり前と思わず、食べたときにしっかり褒めてあげましょう。犬用のジャーキーやビスケット、人間の食べ物などを欲しがることは褒めてもらえず、出されたごはんをきちんと食べれば飼い主さんに褒めてもらえると学習し、犬も食事の時間が楽しくなります。

4.フードに過剰なトッピングをしない

犬のわがままでごはんを食べないときに「ずっと同じフードだから飽きてしまったのかな」と勘違いし、色々なものをトッピングしたり主食のフードを嗜好性の高いものに変えてしまうことがあります。すると、美味しいものをトッピングしたごはんでないと食べなくなったり、味の濃いごはんにしか興味を示さなくなることがあります。わがままが気になる場合には、原則として「総合栄養食」と記載されたフードと水を与え、嗜好性の高いものは控えるようにしましょう。

愛犬の食欲不振「体調不良」が原因の場合

犬 食欲不振 おやつは食べる

続いて、体調不良が原因で食欲不振になっているときの特徴と、考えられる原因についてご紹介します。

特徴

不調が原因で食欲不振になっている犬には、次のような特徴があります。

・じっとしていて、散歩に行きたがらない
・下痢や嘔吐、発熱など食欲不振以外の症状を伴う
・ごはんだけでなく、いつもは喜ぶおやつも食べない
・ごはんを与えてもそっぽを向いてしまう

考えられる原因

不調が原因で食欲不振になっている場合に考えられる原因には次の3つのようなものがあります。

1.何らかの病気

食欲不振は歯周病や胃腸炎、肺炎、腎臓病や心臓病など様々な病気の一症状として見られます。病気を疑うときには、早めに動物病院を受診しましょう。

2.ストレス

引っ越しによる環境の変化や運動不足、近所での騒音を伴う工事、ペットホテルに預けられるなど、犬は様々な理由でストレスを感じて食欲不振になることがあります。

3.加齢による不調

高齢になると、次のような理由から食が細くなることがあります。

・消化機能が低下し、一度にたくさん食べられなる
・様々な病気にかかりやすくなる
・顎の筋力が低下し、硬いドッグフードを食べにくくなる
・運動量が減り、必要になるカロリーが減る

愛犬の食欲不振は原因を見極めることが大切

犬 食欲不振 おやつは食べる

犬が食欲不振になるには、必ず原因があります。単純に飼い主さんに甘えてわがままになっていることもありますが、食欲不振が続いたり、動きたがらなかったり、下痢や嘔吐などの症状を伴う場合には病気にかかっていることもあります。愛犬の様子を良く観察し、なぜ食欲不振になっているのかを見極め、原因に合った対処を取りましょう。また、原因が病気だった場合には、対処が遅れると重症化することもあります。病気の疑いがあれば早めに動物病院を受診しましょう。

  • 更新日:

    2020.11.05

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ライター・監修者プロフィール
  • 監修者:みなみ 愼子
  • 名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師 動物福祉・倫理学、ホリスティックケア・インストラクター
  • 非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。