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犬 飼い主に前足を乗せる 理由 仕草
犬の生態 / 気持ち
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2021.04.22

犬が前足を飼い主に乗せる4つの意味!犬の気持ちがわかる仕草

携帯を見ているときや、のんびりくつろいでいるときに、愛犬が前足をちょこんと自分の身体に乗せてきた経験はありませんか?飼い主さんに前足を乗せる犬の仕草は、甘え好きな性格の犬がしばしば見せる行動と言われています。
ここでは、犬が前足を乗せる仕草の4つの意味をご紹介します。

監修:みなみ愼子/名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師(文:江野 友紀/認定動物看護士)

犬が前足を乗せる理由1.かまってほしい

黒い毛に白い毛が混じった犬がタオルを咥えてひっぱって遊んでいる

飼い主さんが家事や仕事に集中しているときに、前足をちょいちょいすることがあります。これは飼い主さんの意識を自分に向けようとする行為で「ねえ、かまって!」「ここにいるよ!」というアピールです。

犬にとって飼い主さんとのコミュニケーションの時間はとても大切であり、かまってもらえない時間が長いと、注目してもらうために飼い主さんの視界に入ったり、座っている飼い主さんの膝に前足を乗せたりして存在をアピールします。

コミュニケーションの時間は無理のない範囲内で

愛犬が飼い主さんの気を引くために前足を乗せる行為は、とても可愛らしいですよね。しかし、その度に毎回かまってあげていては飼い主さん自身が大変になってしまうと思います。もし飼い主さんの都合がよければ、ぜひ愛犬とのコミュニケーション・遊びの時間をとってあげてください。

一方で、アピールしても飼い主さんは相手にしてくれないと分かれば、あきらめてハウスに戻ったり、一人遊びを始めてくれるはず。

犬が前足を乗せる理由2.ごはんのアピール

耳が折れ下がった黒と茶色の小型犬がベロで鼻をなめてテーブルに手をかけて食事を待っている

毎日決まって同じ時間に愛犬にごはんを与えている場合、ご飯の時間が近づくと「お腹がすいたよ」「そろそろごはんの時間じゃない?」と前足を乗せて犬がアピールすることがあります。

飼い主さんが家事や仕事で忙しくしていて時間を忘れてしまうこともありますよね。犬は体内時計でごはんの時間を覚えているので、ごはんの時間になるとそわそわしたり、飼い主さんに催促することがあるのです。ごはんの時間でもないのに食べ物を求めてくるときは、ちょっぴりわがままになっているのかもしれません。

甘えん坊すぎるときはしつけることも大事

犬にたっぷりの愛情を注いでいる飼い主さんであっても時に色々な都合がありますよね。毎日同じ時間にごはんを与えることが難しい場合は、あえて普段からご飯の時間をバラバラにするのも一つの方法です。

ごはんの時間になるたびに吠えたり、飼い主さんが食べている物が欲しくて訴えてくる場合は、応えてしまうと「アピールすれば飼い主さんは言うことを聞いてくれる」と覚えてしまい、余計に要求してくるようになることも。吠えることをやめていい子にしていたらごはんを与えたり、「オスワリ、マテ」の指示を出してきちんと従ったときだけ与えるようにしましょう。

犬が前足を乗せる理由3.お散歩に行きたい

白い中型犬が自分のリードを咥えて玄関前でお散歩に連れて行ってとアピールしている

食べ物のおねだりのケースと同じように、決まった時間にお散歩に行っている場合「お散歩の時間だよ!」「早くリードを付けて!」と訴えてくることがあります。多くの犬にとって散歩は一日の中で楽しみであり「お散歩」という言葉を聞くだけでしっぽをぶんぶん振り回したり、目がキラキラと輝く子もいます。待ちきれないと、前足を乗せ飼い主さんにアピールするのですね。

ぐっとこらえて飼い主さん主導でお散歩に

愛犬が前足でちょんちょんしたり、飼い主さんにピョンピョンと飛びついて「お散歩に行こう!」と誘う姿はとても可愛らしく、つい応えてあげたくなりますよね。しかし、ここで完全に要求に従ってしまえば犬の言いなりになってしまいます。お散歩の時間を毎日変えてみたり、指示を出して従ったときにお散歩に行くようにすると生活にメリハリがつきやすくなりますので、ぜひ試してみてください。

犬が前足を乗せる理由4.不安で助けてほしい

耳のたれた長い毛を持つ小型犬が飼い主の手に前足を乗せながら不安な目で見つめている

犬が不安を感じていたり、心細かったり、助けて欲しいときも、飼い主さんに前足を乗せることがあります。
花火や雷、近所で騒音を伴う工事が始まるなど、大きな音が鳴ったときに不安な気持ちになって飼い主さんを頼ったり、何らかの病気やケガなど体調不良のサインとして前足を乗せることもあります。

不安に思っている原因を探し出す

言葉を話すことのできない犬の気持ちを汲み取ってあげることが大切です。どんなときに不安を訴えてくるのか、前足を乗せる以外にも変わった様子は無いかなど愛犬の様子を良く観察し、不安な気持ちの原因を探りましょう。

大きな音が鳴っている

花火や雷、近所での騒音に不安を感じているようであれば、出来る限り音を聞かせないようにしましょう。
屋外飼育の子であれば玄関に入れ、窓を閉めておきましょう。大きめの音でラジオやテレビを点けておいたり、あえて掃除機をかけて犬の意識をそらす方法もあります。花火など予定が分かっているものであれば、車で離れた場所に出かけてしまうのも一つの方法です。

普段よりも元気がない

元気や食欲が無かったり、嘔吐したり、便が緩くなっているときは体調が悪いのかもしれません。身体に痛みを感じていれば、抱っこしたときに悲鳴を上げたり、いつもは喜ぶ散歩を拒否することもあります。
病気の疑いがあれば、早めに動物病院を受診しましょう。

犬が前足を乗せるときはなにかしてほしいとき

茶色く長い毛の小型犬がソファーに頭をあずけてこちらをうつろな目で見つめている

犬が前足をちょいちょいしてくるときは、飼い主さんに何かを要求したり、訴えているときです。応えられる要求であれば応えてあげてOKですが、犬の言いなりにならないように注意しましょう。また、甘えて前足をのせていると思っていても、実際には身体の痛みを感じていたり、体調不良を訴えていることもあります。愛犬の様子をよく観察し、適切な対応を取ってあげましょう。

  • 公開日:

    2020.11.06

  • 更新日:

    2021.04.22

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ライター・専門家プロフィール
  • みなみ 愼子
  • 名古屋ECO動物海洋専門学校非常勤講師、ホリスティックケア・インストラクター
  • 非常勤講師のほか、ペットマッサージやアロマテラピーの教室を開講しており、犬の保護施設でもペットマッサージのボランティア活動を実施中。一緒に暮らしている犬はロットワイラー、フレンチブルドッグ、MIX犬の3頭で、犬との伸びやかな暮らしを楽しみたいと思っています。