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しつけ

2020.11.23

ワイヤーフォックステリアのしつけは難しい?性格に合わせたしつけのコツ

つぶらな瞳と半分に垂れた耳がキュートなワイヤーフォックステリア。愛らしい外見に反して、頑固で気が強い典型的なテリア気質の持ち主です。一癖ある性格をしており、初心者の方には飼育が難しい傾向にありますが、しっかりと関係性を築き信頼を勝ち取れば深い愛情を返してくれます。今回は、そんなワイヤーフォックステリアの性格の特徴を踏まえたしつけ方や遊び方、飼育環境などについて紹介していきます。

#ワイヤーフォックステリア

関 ゆりな/ドッグライター

ワイヤーフォックステリアの性格の特徴

ワイヤーフォックステリア 性格

ワイヤーフォックステリアの性格を理解するためには、犬種のルーツを知る必要があります。ここでは、ワイヤーフォックステリアの活躍の歴史から得意・不得意なことについて紹介していきます。

活躍の歴史

ワイヤーフォックステリアの正確な起源は明らかになっていませんが、貴族のスポーツとして流行した狐狩りの名手として活躍していました。狐を意味するフォックスから「フォックステリア」と呼ばれるようになったのはこのためです。

現在の毛色はホワイトをベースにブラック、タン、ブラックタンのマーキングが入ったものですが、初期のフォックステリアは狐色をしていたために狐と間違えられ、残念ながら森で射殺されてしまうことが頻発しました。

そこで毛色の改善に加えて、狩猟犬としてのハウンドの役割も求められたため、ハウンドとの交配によりトライカラー(3色)のスムースフォックステリアが生まれました。その後、他のテリアとの交配によりワイヤータイプのフォックステリアが誕生しました。

得意なこと

ワイヤーフォックステリアは、非常にテリアらしい気質を持っています。気が強く頑固な性格をしていますが、好奇心旺盛で一度夢中になると周りが見えなくなるほど高い集中力を発揮します。

頑固で自分の意思が強いためにワイヤーフォックステリアのしつけは簡単ではありませんが、しつけが楽しく納得いくものであれば夢中になって取り組んでくれるでしょう。

苦手なこと

ワイヤーフォックステリアは、テリア気質が非常に強いため、警戒心が強く他の犬や知らない人と仲良くするのは苦手な子が多い傾向があります。けんかっ早く攻撃性を見せることもあるため、子犬の頃からたくさんの人や動物と接する機会を作るなどして社会性を育ててあげましょう。

怖いもの知らずで注意深くよく響く声で鳴くので番犬にはぴったりと言えますが、吠え癖が付きやすい傾向にあるため、特にワイヤーフォックステリアのは子犬の頃からのしつけが必要になります。

ワイヤーフォックステリアの性格を踏まえたしつけのコツ

ワイヤーフォックステリア 性格

ここでは、典型的なテリア気質をもつワイヤーフォックステリアの性格を踏まえたしつけ方について紹介していきます。ワイヤーフォックステリアは狐狩りでは自己判断で動いていたこともあり、気が強く頑固な性格で、しつけが入りやすい犬種とは言えません。心許した家族には愛情深く家族を喜ばせたいという気持ちが強いため、褒めて伸ばすしつけを根気強く行う必要があります。

家族内で一貫したルールの徹底を

ワイヤーフォックステリアは、頭が良く飼い主が信頼できるリーダーかどうか見極める判断力もあるため、関係性を築くのには時間がかかることを覚悟しておきましょう。

無邪気な姿を見るとかわいくてつい「今日ぐらいは良いかな」とルールを緩めてしまいがちですが、頭が良いので一度でも許してあげると「言うことを聞かなくてもいいんだ」と学習してしまいます。子犬の頃から一貫性を持ったしつけと接し方が家族皆んなでできるよう家族内でのルールを明確にしておくといいでしょう。

ワイヤーフォックステリアの性格を踏まえた遊び方

ワイヤーフォックステリア 性格

ワイヤーフォックステリアは、好奇心旺盛でとてもタフです。毎日の運動量も多いため、散歩だけでは運動量をカバーできずストレスが溜まってしまうことも。散歩の他に家の中で体を存分に動かせる遊びを取り入れてあげると良いでしょう。ボール遊びや、ロープを使った引っ張りっこなどがおすすめです。また、高い運動能力を持っているため、一緒にドッグスポーツも楽しむことができるでしょう。

アジリティやディスクドッグなどのドッグスポーツもおすすめ

ワイヤーフォックステリアは、活動的で運動神経も良いため、ドッグスポーツに向いている犬種です。 自分と同じ大きさの狐を仕留める役割をしていたワイヤーフォックステリアは、強靭な顎の力に加えて、優れた脚力を持っています。この高い身体能力と体力を活かしてアジリティーやディスクドッグなどに挑戦するのもいいでしょう。

ドッグスポーツはワイヤーフォックステリアの狩猟本能を発揮することができ、運動不足解消にストレス発散、飼い主との絆を深める機会にもなる良いこと尽くしと言えるでしょう。

ワイヤーフォックステリアの性質を踏まえた快適な環境づくり

ワイヤーフォックステリア 性格

ワイヤーフォックステリアは、常に走り回っているほど活発な性格をしているため、ある程度の広さのある飼育スペースが必要になります。おうちの中はもちろん、自由に走り回れるお庭があると好ましいでしょう。

飛び出し・逃走対策をしっかり

大人の腰程度の高さまで飛び上がることができるほどのジャンプ力を持っているため、小型犬用のサークルや柵だと簡単に飛び越えてしまう可能性があります。鳥や猫などの動く小動物を見ると反射的に走り出してしまうこともあるため、飛び出し・逃走防止策をしっかり取りましょう。

ワイヤーフォックステリアの性格を理解して接しよう

ワイヤーフォックステリア 性格

ワイヤーフォックステリアは、テリア気質が強い性格をしており、しつけは簡単ではありません。子犬の頃から社会性を身につけ、一貫性を持ったしつけを行えば、好奇心旺盛で愛情深い家庭を明るくしてくれるアイドルになってくれます。テリアらしさの長所を伸ばしてあげるためにも、愛情豊かな環境でその子の性格を理解し接してあげるようにしましょう。

  • 更新日:

    2020.11.23

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ライター・専門家プロフィール
  • 関 ゆりな
  • ドッグライター
  • ビションフリーゼのココメロとのんびり暮らすフリーランスライター。ココメロの健康のため栄養満点の手作り食を作るべく、栄養学について勉強中。 長年犬を飼ってきた経験を元に、愛犬との生活がより充実できるような、愛犬家の皆様のためになる情報発信を目指します。