甘えん坊な性格の犬種は多くいると思いますが、バーニーズはその中でも上位が狙えるほどの甘えん坊と思います。「全犬種対抗甘えん坊選手権」があったなら、3位入賞くらいはできるのではないでしょうか?
我が家のフォンデュは家にいる時は穏やかで、常にリラックスモード。すぐにお腹をみせて「なでて?」とおねだりしてきます。ワシャワシャとお腹をさわってあげるのですが、さわるのを止めた途端にピッとこっちを見て「なんで止めるのよ?」という明らかな不満顔。
でも、長時間仰向けでいると必ずくしゃみが出てしまうので、ほどほどにしてあげなきゃなと思いつつ、さわっているこっちも気持ちいいのでついついくしゃみが出るまでさわり続けてしまいます。
フォンデュの甘えん坊エピソードはまだあります。私や家族がソファに座っていると、必ず膝に乗ってきます。こんなに大きいコがどうやって?と不思議に思うかもしれませんが、彼女なりに考えて編み出した「ピットイン方式」を使って膝乗りに。
後ろ向きになって、車庫入れのようにバックしながら足の間にムギュッとおしりを入れてくるのです。なので正確には、膝に乗っているわけではありませんが、彼女はこの体制で満足気。あまり楽な体制ではないような気もしますが、どうやらこの座り方が気に入ってるみたいです。
バーニーズの性格としてよく知られているのは、陽気で穏やかという性格。8年間一緒に暮らしてる私も自信を持って、これは本当にその通りだと言えます。
うちのフォンデュに限っては、怒ってるところを1度も見たことがありません。試しにお気に入りのおもちゃやオヤツを取り上げてみても、鼻にシワを寄せることなく「キョトン」としています。その表情がとてもピュアで、こちらがとても悪いことをしているような罪悪感に襲われるほど。何をされても怒らない、菩薩のような性格です。
バーニーズは、陽気で穏やかなのに加え、分かりやすい性格だと思います。その時の気持ちはしっぽを見れば一目瞭然。
というか、デフォルトは高い位置で常にブンブンとリズミカルに振られている状態で、誰が見ても楽しそうに見えると思います。また、叱られた時には明らかにしゅんとして、しっぽはダダ下がり状態。でもリカバリーも早いので、またすぐにしっぽはデフォルトの状態に戻ります。
この切替えの早さもバーニーズの特徴なのかもしれません。
バーニーズを知らない人が見ると、堂々として立派な犬に見えると思いますが、実はビビリな性格のコも多いバーニーズ。我が家のフォンデュに至っては、チワワにすら勝てません。吠えられるとおずおずと後ずさっていきます。
フォンデュは、ほかの犬にまったく興味がありません。お散歩に行くと、電柱のおしっこのニオイはクンクンと興味深そうに嗅ぐのですが、肝心のニオイの主には興味を示さず、基本はスルー。相手のコがこちらに興味を示してニオイを嗅ごうとすると、私に目で合図し「やぁね~」と明らかに迷惑そう。
一方、猫に対する執着心がハンパなく、道で猫を見つけようものなら、地の果てまで追いかけるという勢い。ですが、決して敵対心からではなく、好きが止まらないという感じです。他の動物とも仲良くできるというバーニーズの性格が顕著に現れすぎていますね。
ドッグランなどにもたまに行くのですが、終始居心地が悪そうでどう見ても楽しそうではありません。基本は私のそばから離れず、「まだ帰らないんですか?」という顔でチラチラ見てきます。
でも、周りに犬が1匹もいない貸し切り状態だとものすごいはしゃぎっぷりなので、1匹でいる方が気が楽なのは確かです。バーニーズは空気を読もうとするので、周りに大勢いると疲れてしまうのかもしれませんね。
やんちゃなコも多いとは聞くバーニーズですが、我が家のフォンデュにはイタズラされて困ったという記憶がありません。お散歩中、石のように動かなくて困ったという経験があるくらい。30kgのコに固まられると、本当ににっちもさっちもいきません。
ですが、体が大きいことは決してマイナスには働いていないと言い切れます!穏やかで甘えん坊なバーニーズとの暮らしは本当に幸せに満ち溢れて、フォンデュがいない生活なんて想像もできません。本当に穏やかないいコに育ってくれて、フォンデュには感謝の気持ちでいっぱいです。この先も無理せずゆったりと私たちのペースで過ごしていこうね。
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