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ゴールデンレトリバー ブログ
連載 / ブログ

2020.11.21

君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~

「犬の東洋医学生活管理士」の資格とは?未病という考え方との出会い

ゴールデンレトリバーのセナ、アンディ、ディロンと暮らしてきて、彼らが健康で長生きをするためにはどうしたらいいのだろう、ということが私の人生の中でも特に気にしてきたことでした。ドッグフードで育てたセナ、ドッグフードから生食に切り替えたアンディ、そして生食と手作り食で育てているディロン。三者三様の食生活ですが、彼らは本当に健康なのだろうか?という思いがいつも頭の片隅にありました。そんなある日、ふと気になった「未病」という言葉。そして、東洋医学。東洋医学は犬にも有効なのだろうか?そんな思いから学んだのが「犬の東洋医学生活管理士」という資格講座でした。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

犬の東洋医学生活管理士ってどんな資格?

東洋医学イメージ

「犬の東洋医学生活管理士」は、東洋医学とはどんなものなのか、東洋医学の観点から犬の体質や気質を把握して、東洋医学の視点から体調管理に関する知識を学ぶ講座です。また、西洋医学の視点との違いも学ぶことができます。学んだ知識は、犬の食事管理、体調管理に役立てることもできます。また、病気になる前に犬の体質を知ることで、病気になりにくい体質作りをする時にも、活用できる知識となります。

3級と2級の講座で得られる知識

犬の東洋医学生活管理士の講座では、まずはベーシックコースである3級からスタートし、アドバンスコースの2級を受講します。

ベーシックコース

ベーシックコースでは、東洋医学の基礎知識、五臓六腑とは何か、アーユルヴェーダの基礎理論、消化器、呼吸器、循環器、泌尿器、生殖器、血液、運動器といった体の構造について学びます。ベーシックコースで犬の東洋医学生活管理士3級を取得すると、アドバンスコースへと進むことができます。

アドバンスコース

アドバンスコースでは、東洋医学としての病気の捉え方や病気の確認方法、中医学、漢方医学から考えた食事療法、生薬などについて学ぶことができます。

試験を行っている団体

犬の東洋医学生活管理士の講座は、一般社団法人全日本動物専門教育協会(SAE)が運営しています。また認定資格の発行も同時に行っています。一般社団法人全日本動物専門教育協会(SAE)は、「動物取扱責任者」要件を満たす環境省が認定するライセンスの発行団体として知られています。

試験項目

犬の東洋医学生活管理士の資格試験は、3級、2級ごとに行われます。まずは、3級講座で学ぶ東洋医学の基礎知識から体の構造までの知識を確認する課題を提出後、ペーパーテストが行われます。通信講座では、送られてくる問題用紙にて試験が行われます。

3級に合格し、2級の講座を終了すると2級の資格認定試験を受験することができます。こちらも、講座内容を確認する課題の提出後に行われます。どちらも試験項目は、テキスト全般から出題されるため、テキスト内容全てを理解する必要があります。試験は、選択式、記述式の2タイプの筆記試験で行われます。

試験の頻度

犬の東洋医学生活管理士の資格試験は、各クラスともに4ヶ月を目安として、自分のペースで学習していきます。通信講座では受講期間内に自宅にて試験を受けることができます。試験は、随時行われているので、学習が終了したのち、いつでも受験することが可能です。

犬の東洋医学生活管理士の資格を取得したきっかけ

東洋医学生活管理士の資格取得のきっかけとなったアンディ

東洋医学と聞くと、とても難しい理論や難しい医学知識の勉強をしなくてはいけないと想像してしまいがちですが、学んでみると西洋医学の勉強とは全く違うことに気がつきます。名称や単語は少しわかりにくいですが、学んだ知識は日常生活にとても役に立ちます。

取得のきっかけとなった東洋医学との出会い

東洋医学に興味を持つきっかけは、アンディの不調でした。アンディは或る日突然、前足をついて歩けなくなったのです。てっきり、足を痛めたのだと思い、整形専門医を訪れレントゲン撮影するも、骨や関節に異常はありません。痛み止めを処方され帰ってきたのですが、翌日になるとさらに前足がおかしいのです。そんなアンディを見た医師から、鍼灸を勧められ、恐る恐る門を叩いたのが東洋医学との出会いでした。

獣医師でもある先生が鍼灸を行うその病院には、原因不明の痛みや不調を抱える犬が次々と訪れます。疑心暗鬼で通い始めたアンディですが、驚くことに数回の診療ですっかり元通りに前足をついて歩けるようになったのです。

そして、そこで教えられたのが西洋医学は悪い部分に薬や手術などによって直接治療を施す対処療法、それに対し東洋医学は、体の不調を根本的に治す治療と病気にならない体作りをする「未病」という考え方に基づく治療であるということでした。

犬の東洋医学生活管理士の資格を取得してみて良かったこと

アンディが木の棒を咥えている

東洋医学は、カスタムメイドの医学と言われています。西洋医学では、風邪を引けば多くの人が同じ薬を処方されますが、東洋医学ではまず風邪をひかない身体を作ろうとする考え方です。人それぞれ体質や気質は異なることから、それぞれの人に合わせた食事、鍼灸などの療法、薬(漢方薬)が提案されることになるのです。犬も人と同じように、同じ犬種だからといって全く同じ体質ではありません。個々の生活環境や食生活によっても体質は異なります。犬の東洋医学生活管理士の資格を取得したことで、ディロンの体質に気を配ることができるようになったことは大きな収穫と言えるかもしれません。

  • 更新日:

    2020.11.21

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:西村 百合子
  • ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。