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ゴールデンレトリバーの顔アップ
連載 / ブログ

2020.11.18

君たちは私の太陽 ~海辺でゴールデンレトリバーと暮らす日々~

愛犬の手作りご飯に味付け?食い付きが違う健康に役立つトッピングとは

毎日、愛犬に手作りご飯を作っているとレシピに悩みませんか?犬ごはん調理のメインは水煮ですよね。魚の水煮、野菜の水煮、なんでも水煮にしておけばとりあえずは問題ない、そう思ってしまいがち。現に私もそう信じていました。しかし、ある時、味付けをしてみたら、犬たちの食い付きが全く違ったのです。そしてその日から水煮をやめました。せっかく水煮にするなら!とひらめいたのが味付けです。と言っても、醤油や砂糖で味付けしているのではないですよ。犬の健康に役立つ食材で味付けをしているのです。今回は、そんな「手作りご飯の味付け」のお話です。

#ゴールデンレトリバー / #人生を変えたゴールデン

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

愛犬の手作りご飯の味付けは旨み成分!

犬の手作りご飯の味付けに欠かせない旨み成分

人の食生活で、塩分を控える時に、どんな工夫をするかご存知ですか?それは、旨味成分を上手に利用することなのです。塩を控えても、しっかりとした旨味成分が入っていると、香りもよく味も美味しくなるんですよね。

嗅覚の動物である犬は、旨味成分の香りが大好きです。そして、この旨味成分を出す食材は、犬の健康にもプラスになる、といいことづくめ。世界一味覚に優れている日本人は、この旨味成分を料理に多用しています。

そんな旨味成分の元となる食材はどこの家庭のキッチンにも常備してあるはず。私が、ディロンの手作り食に日常的に使用する食材は、昆布、かつお節、煮干し、干ししいたけ、帆立貝の5つ。この5つを組み合わせて、その日その日の手作り食を作ります。まずは、この5つの食材の栄養成分をご紹介します。

手作り食の味付けに最適な5つの食材

旨味成分でもあるこの5つの食材の栄養成分をご紹介します。

1.昆布

日本人の食卓には欠かせない昆布だし。食物繊維、ミネラルが豊富な昆布は体が喜ぶ食材としても知られています。特に、注目したい成分がヨウ素。代謝を活発にし、甲状腺ホルモンの合成に必要なヨウ素は、毛艶の健康な被毛の維持にも役立ちます。もちろん、旨味成分であるグルタミン酸もたっぷり含まれています。薬膳では、腫れものやむくみ解消、血圧を下げる食材として使用されます。

2.かつお節

かつお節も私たちの食卓に欠かせない食材のひとつです。ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富で、旨味成分となるイノシン酸が含まれています。必須アミノ酸すべてが含まれているアミノ酸スコア100の優秀食材としても知られています。薬膳では、冷えや足腰のだるさ解消、利尿作用のある食材として使用されています。

3.煮干し

一般の家庭で使用されている煮干しはかたくちいわしを干したものだと思います。青魚であるいわしには、オメガ3脂肪酸であるEPAとDHAが豊富に含まれています。EPAとDHAは、犬の体内で代謝される脂肪酸で、炎症を抑える物質をつくる働きや心臓や腎臓の正常な働きに役立ちます。薬膳では、いわしは疲れを取り、むくみやめまいなどに効果があるとされています。なお、私が手作り食に使用する煮干しは、無塩のものです。

4.干ししいたけ

生のしいたけに比べ栄養素が高い干ししいたけ。しいたけには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれています。しいたけの栄養素に関してH、こちらの記事を参照してくださいね。

5.帆立貝

中華料理では、旨味成分として使用されることが多い帆立貝。乾燥された帆立貝の方が出汁がよく出ますが、ボイルされた帆立貝からも美味しい出汁が出ます。また、手作り食では不足しがちなタウリンが豊富なことも帆立貝を使うことのメリットです。薬膳では、消化器の働きを助ける食材としています。

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マイブームはあずきスムージー

犬の手作りご飯の味付けに使う小豆スムージー

愛犬の手作り食では、ご紹介した5つの旨味成分を組み合わせて野菜を煮ていますが、実はお散歩に持っていく飲み水にも一工夫をしています。それが、あずきスムージーです。

きっかけは膀胱炎の発症

美肌ブームが起きた時に、マスコミで取り上げられたあずき水をご存知の方も多いはず。あずきは、驚くほど豊富な栄養が含まれている食材で、犬の健康にも役立つのです。

昨年、ディロンが膀胱炎を発症した時にすすめられ、それ以降作り続けているあずき水ですが、最近ではただのあずき水から進化したあずきスムージーを作っています。

大人気のあずきスムージー

これが、驚くほど犬たちに大人気!「お散歩では、絶対に水を飲まない」という犬たちでさえ、水飲みボウルに注がれたあずきスムージの匂いを嗅ぐと、瞬く間に飲み干しておかわり!という事態なのです。

何がそんなに美味しいのか、私たち人間には理解できませんが、このあずきスムージーには旨味成分と自然な甘みがふんだんに入っています。

愛犬が大喜びするあずきスムージーのレシピ

あずきスムージーを堪能する犬

うちのコに大人気のあずきスムージーのレシピと各食材に含まれている栄養素をご紹介します。

材料

  • あずき:100g
  • 出し昆布:1cm角を細切り
  • なつめまたはデーツ:1~2粒
  • 水:2000ml

作り方

  1. 全ての材料を鍋に入れ、沸騰したら弱火にしてあずきが柔らかくなるまで(約1時間程度)煮る
  2. あずきが手で潰れるぐらいの柔らかさになったら、火を止め粗熱を取る
  3. 粗熱が取れたら、ざるで濾してあずき、昆布、デーツ(なつめ)をミキサーにかける

使われている食材毎の栄養成分

「あずきスムージー」のレシピに使われている食材毎の栄養成分はこちらです。

あずき

身近なスイーツに使用されているあずきですが、実は栄養価の高い食材です。あずきには、ゴボウの3倍の食物繊維、水溶性ビタミンで疲労回復に役立つビタミンB1、豆類の中でもトップクラスの含有量のポリフェノール、亜鉛、鉄分、カルシウム、アントシアニンなど、犬にも嬉しい栄養素が含まれています。

なつめ(デーツ)

薬膳料理や中華料理で使われるなつめはその栄養価の高さから、近年若い女性から注目されているフルーツ。なつめは、中国や韓国で主に食べられている大棗の実です。なつめには、鉄分、葉酸、亜鉛、リン、カリウム、カルシウム、食物繊維が豊富に含まれています。

一方デーツは、なつめやしの実で、中近東では栄養補給源として大切にされてきたフルーツ。スーパーフルーツとも呼ばれるデーツの栄養素はなつめとほぼ同じですが、なつめの方がカロリー、カリウムともに数値が高いのです。そのため、私はデーツを使用しています。

昆布

昆布は、前述の通り、栄養価が高い食材です。台湾では、お汁粉を作る際に昆布を入れることがあるようです。

手作り犬ご飯の味付けの決め手は「自然な甘み」

あずきだけで作るあずき水でも十分に、香りが良く美味しいのですが、昆布の旨み成分とデーツの甘味が加わったことで、犬たちの目の色が変わったようです。特に、甘いものが好きな犬にとって飲み物に甘みが加わることは大きな驚きなのかもしれません。水を飲みたがらない犬の水分補給に、ぜひデーツで自然な甘みをプラスしたあずきスムージーを作ってみてくださいね。

  • 更新日:

    2020.11.18

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:西村 百合子
  • ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士、犬の東洋医学生活管理士2級
  • ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。 現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。