ジェイクのトリックの大半はなんの役にも立たない無意味なものばかりです。おすわりや待てのように日常生活で使うことも全くありません。それでも私はジェイクに新たなトリックを教えています。ここでは、なぜ私がそんな無意味なトリックもジェイクに教えるのかを少し紹介していきます。
トリックトレーニングを犬とするときは、犬は頭を使います。犬は体の運動と同じくらい頭の運動が大切なので、トリックトレーニングは犬の頭を疲れさすのに最適な方法です。トリックトレーニングで自分で考えることに慣れている犬は日常の中でも問題解決能力が高いですよ。
トリックトレーニングは簡単なようで意外と壁にぶつかったりします。犬と飼い主が一緒に試行錯誤しながらトリックを解決していく過程は、犬とさらに絆を深めるのに最適の時間です。また、犬の考え方をさらに深く知り、自分の犬についてさらに理解することができます。
トリックトレーニングの最大の魅力は何と言っても楽しいことです。犬も人もとにかく楽しい!トリックが完成した時はとても嬉しいです
これまでにジェイクに教えたトリックは100以上あります。おすわりや待てなどの基本的なものはもちろん、楽しいトリックもたくさんあります。
ジェイクのトリックは写真をとる時に大活躍するわけですが、そのほかの面ではなんの役にも立ちません。ここでは、ジェイクに教えた役に立たないトリックをランダムに紹介していきます。
ジェイクに教えたトリックの一部
ますは、ハイドというトリックから。
前足を棒や腕にのせ、前足の間に頭を隠します。これは見た目が可愛いので、私のお気に入りのトリックの一つです。
今まで教えたトリックの中で一番達成感があったのは、「抱っこ」のトリックです。
私が立った状態で「抱っこ」と言うと、ジェイクは私の腕に飛び込み、そのジェイクを私がキャッチします。達成感が大きかった理由は教えるのが難しかったからではなく、私も筋肉を鍛えなければいけなかったからです。32kgのジェイクをキャッチするのは結構大変です。
こちらはジェイクの「ピカブー」というトリックです。
このトリックはジェイクが子犬の頃に教えました。教えるのはすごく簡単だったのですが、初めて教えたトリックの一つだったので、完成したときはすごく嬉しかったです。この嬉しさが私がトリックにハマった理由です。
ピカブーはジェイクの動きをコントロールしたいときに便利なので、意外と役に立つ芸です。
トレーニングと聞くと「厳しい」というイメージを持つ人がたくさんいます。
しかし、ジェイクのトリックトレーニングは全然厳しくはありません。トリックは楽しむためにするので、やりたくないときはとりあえずやらないのが鉄則です。
やりたいときに、やりたいだけ、コツコツと取り組むと、飽きずに楽しむことができます。
今回は、ジェイクとトリックトレーニングについて紹介しました。最近では、なんのトリックを教えてもいいのかも分からないくらい教え尽きた感じがしています。しかし、これからも工夫をしながら様々なトリックに挑戦していきたいです。
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