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歯磨き粉を歯ブラシにつける飼い主の腕に下敷きになるラブラドールレトリーバーの子犬
健康管理 / 病気

2020.11.16

愛犬の歯のケア、ちゃんとしてる?オススメの口腔ケア商品5選!

最近では、犬の口腔ケアの重要性が浸透してきており、多くの口腔ケア用品が販売されています。しかし、愛犬の口腔ケアを日常的に行っている方はまだまだ少ないのだそう。そこで今回は、犬の口腔ケアの重要性や嫌がって歯磨きができない犬におすすめの歯磨きガムについて、そしておすすめの商品について紹介します

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:関 ゆりな/ドッグライター)

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犬の口腔ケアはなぜ必要?

歯ブラシを前にうなだれる子犬

犬の口内には、人間と同じく多くの細菌が潜んでいます。そこに食べ物が入り歯に付着すると、食べかすをエサに歯垢を作りだします。

歯垢の段階であれば、歯磨きによって簡単に取り除くことができるのですが、犬の歯垢は唾液の性質によって急速に石灰化して歯石へと変化してしまいます。

歯石や歯垢を放置しておくと、更に細菌が増殖して炎症を起こし歯周病を引き起こします。歯石になると歯磨きでは取り除くことができなくなってしまうので、毎日の口腔ケアが非常に重要なのです。

歯周病を侮らないで

歯周病は歳を取ると多くの犬が発症するため珍しい病気ではありませんが、歯だけの問題では済まされない大変危険なものです。

犬の歯周病を放置しておくと、骨を溶かし歯を失うだけでなく細菌が血を通して全身に回ってしまい、悪影響を及ぼすことが分かっています。

歯周病によって起こりうる疾患として心臓病、肺疾患、血栓症などがあります。「ただの歯周病」と放置しておくと、命に関わることになりかねないのです。

歯磨きが苦手な犬には、歯磨きガムも

骨のかたちのガムを咥えて噛んでいるラブラドールレトリーバーの成犬

歯周病は、愛犬の全身の健康にも関わってくる問題なので、愛犬の歯の健康は積極的に守らなくてはなりません。
犬の口腔ケアに最適なのは毎日の歯磨きですが、とはいえ口元を触られるのを嫌がる犬が多いのも事実。歯磨きを嫌がる子には、歯磨きガムの導入もおすすめです。

犬に合ったサイズのものを与える

歯磨きガムには、サイズや硬さ、味、素材などが違うものが多く売られていますが、特にサイズと硬さに注意しましょう。
愛犬の口に対して大きすぎるものは、口内を傷つけるだけでなく丸飲みして詰まらせてしまう危険性もあるため、必ず愛犬の身体や口のサイズに合ったものを与えましょう。

硬すぎるのは危険

歯磨きガムには、カミカミすることで歯垢を除去したり、口臭を抑えたり、口内衛生を整えたりする効果があります。
そのため、歯磨きガムは硬いほうが効果がありそうな気がしますが、犬の歯は意外と脆いので、硬すぎると欠けたり、折れてしまうことも。丁度いい硬さとしては、文具のハサミでも切れるぐらいのものを選ぶといいでしょう。

犬の口腔ケア用品おすすめ5選

電動歯ブラシで獣医師に歯磨きされているラブラドールレトリーバー

ここでは、歯磨きガムを含めたおすすめの口腔ケア用品を紹介ていきます。

獣医師と共同開発された歯みがきガム

獣医師と共同開発された、噛むと歯垢が除去できる、牛の皮から作られた歯磨きガムです。ピロリン酸ナトリウム、ポリリジンを配合し、食後についた歯の汚れを落としてくれます。また、細い繊維を束にしたブラシ形をしているので歯と歯の隙間の汚れもきれいにします。

商品情報

360°歯ブラシ!小さいスキマにも入りやすいデザイン

奥歯や歯の内側も磨きやすい360°型の犬用の歯ブラシです。超極細毛が約2万本付いており、歯の隙間にも入り込んで汚れをかき出してくれます。毛の裏のプラスチック部分がないので、歯や歯ぐきに当たる心配もありません。

商品情報

寝る前の新習慣に!夜用デンタルジェル

犬猫の歯科専門の獣医が開発した、夜用のデンタルジェルです。夜寝る前にジェルを手にとり、犬の口内へ含ませると歯周病菌などを殺菌して、口臭を抑えたり、歯石の付着を防いでくれます。植物だけを原材料にしており、合成化学物質を使用していないため安心して使用できます。

商品情報

歯科治療で注目の乳酸菌配合!朝用デンタルパウダー

人間の歯科治療でも使われ、効果を上げているハタ乳酸菌をパウダーにした朝用のデンタルパウダーです。パウダーを少量の水に溶かして犬の口内に含ませることで、歯周ポケットに定着して歯周病菌などを退治してくれます。

商品情報

歯ブラシが苦手なコに朗報!シートタイプで安全に磨ける

歯石を防ぎたい!でも歯ブラシがうまくできない。そんな飼い主さんには歯磨きシートもおすすめです。
指にシートを巻きつけて包み歯を磨けるので、歯ブラシが手から滑ってのどに刺さるという心配もありません。歯垢を落とすだけでなく、口臭もスッキリできるのがうれしいポイントですね。

商品情報

愛犬に合った口腔ケアを行おう

カメラを見てオスワリして笑うボーダーコリー

犬の歯石は人間よりも速いスピードでできてしまうため、数日に一度の頻度ではなく毎日口腔ケアを行ってあげる必要があります。歯磨きができない犬には、歯磨きガムも口腔ケアとしておすすめですが、ガムを噛ませるだけで歯の汚れが完全に落ちるわけではないので、毎日少しずつ歯を触っても嫌がらないようご褒美を使いながら慣れさせていきたいですね。

  • 更新日:

    2020.11.16

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ライター・監修者プロフィール
  • 監修者:加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。