犬のトリミングをサロンにお願いすると、仕上げに可愛らしいヘアアクセサリーを付けてくれることがありますよね。「うちのコのキャラじゃない!」なんて思いながらも、可愛らしい愛犬の姿に目尻が下がってしまう人も少なくないはずで。そんな見た目に可愛らしい犬用ヘアアクセサリーですが、顔周りの長い被毛をすっきりさせるためのグッズとしても活躍をします。
多くの犬種は顔周りの被毛が短いですよね。しかし、ヨークシャーテリアやシーズー、マルチーズといった犬種は、顔周りの被毛が伸びるため、定期的にカットをするかヘアゴム等で結んであげることがよく見られます。これらは中途半端に伸びた被毛の毛先が目に入り、結膜炎や眼球を傷つける元となってしまうのを防ぐ効果が期待できます。
顔周りの被毛が長い犬種の場合、食事や水を飲む際に毛先が汚れてしまいがちです。汚れたままにしておくと匂いや皮膚病の原因にもなりかねません。食事の時はゴムやピンで汚れないように止めておくと、視界も良くなりますし汚れにくくなります。
犬に付けるヘアアクセサリーは犬用の物を用意しましょう。犬は人間に比べて毛が細く柔らかいため、人間用のヘアゴムでは過剰に縛ってしまい皮膚を痛めてしまう恐れがあります。犬用のヘアゴムは極力被毛に絡まないように出来ており、大きさも小さい作りになっているため、犬への負担も少なく設計されているものが大半です。
長毛の愛犬をトリミングにお願いすると、おでこのあたりにリボンゴムを付けてくれるサロンが多いかもしれません。しかし、このゴムいつ外したら良いのか悩んでしまいますよね。被毛が目に入るからと何日間もヘアゴムを付けっぱなしにしておくのは、死毛を放置することにもなり、通気性の観点からもあまり推奨できません。2~3日を目処に一度外して縛っていた被毛の辺りをやさしくマッサージしてあげるようにしましょう。
顔周りの被毛が長く頻繁に結ぶ必要がある犬にはヘアピンタイプのヘアアクセサリーもおすすめです。簡単に付け外しが出来ますし、愛犬の皮膚も常に引っ張られた状態にならないのがポイントです。
ヘアゴムやヘアピンを付け慣れていない犬の場合、頭に何かついている?と気になってしまい、どうにかして取ろうとすることがあります。いたずらっ子は取れたヘアゴムや飾りを誤飲してしまう可能性があるので、慣れないうちは必ず目の届くところで付けて様子を見るようにしましょう。また、パッチン止めタイプのヘアピンなど、外れにくいものを選ぶといいでしょう。多頭飼育の場合も同様で、他の犬がヘアアクセサリーを取って口にしてしまわないように気をつけてください。
それでは最後に、見た目にも可愛く、機能的にも優れている、おすすめの犬用ヘアアクセサリーを5つご紹介します。
パッチンとしっかりと愛犬の髪に留められるコームタイプのヘアピン。リボンの形をしていて12色のカラー・柄展開の中から好きなものを選べるのも嬉しいポイントです。小さめサイズなのでオシャレにワンポイントで使う もしくは 毛を少し掻き分ける程度に使用するのがベスト。毛量の多いコには不向きなタイプなので要注意です。
赤色を基調にした可愛いリボン型や星型・クラウン型などガーリーな印象のあるヘアアクセサリー。18ピースでこのお値段なのが嬉しいですよね。ヘアゴム・ヘアピンどちらも試してみたい!という方にもオススメのセット商品です。お出かけの時に特別に付けても良いですし、お友達にあげてお揃いにしてみるのもいいかもしれませんね。
飾りの無いシンプルなゴムですが、ネオンカラーなので存在感はバッチリ!毛に絡まないのが特徴なので、被毛が細く柔らかいコにもおすすめです。大容量で飼い主さんとも共有することが出来るのもお得ですよね。
女の子らしいヘアピン7点セット。その日の気分によって選んでみてはいかがでしょうか?しかもヘアピンタイプなので簡単に付け外しが出来るのも嬉しいポイント。ピンクの他にも、グリーンバージョンやネイビーバージョンもあります。ヘアピンなら結ぶほどの被毛が無い犬種にも使うことが可能ですね。
ポップさが可愛いサングラスヘアピンは目立つこと間違いなし!オフ会でお友達と一緒に揃えたら可愛いですよね。こちらもヘアピンタイプで手軽につけ外しが可能です。犬用のヘアアクセサリーはリボンやお花がモチーフになっているものが多いので、男の子にも使えるデザインは貴重ですよね。
顔周りの被毛が長いヨークシャーテリアなどの犬種はいつもおでこで毛を結んでいるイメージがありますよね。しかし、ずっと同じ位置で結んでいると皮膚を痛めたり被毛を貧相にする原因になったりするため、必要な状況に応じて取り付けるようにしましょう。また、付けっぱなしは毛玉の原因にもなってしまいます。お出かけの際にファッションとしても楽しめるヘアアクセサリー。愛犬とおそろコーデを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。