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安亮磨
連載 / ブログ

2020.11.16

動物と人の未来を創る獣医師によるコラム|vol.1

動物と人の未来を創る獣医師、安亮磨が獣医師になった理由

この連載は、獣医師の安 亮磨(やすりょうま)氏による、動物と関わるすべての人に知っておいてほしい「大切なこと」をお伝えするためのコラムです。
安先生は、動物予防医療普及協会理事として日本全国の企業・大学・地域行政などと連携し、さまざまな事業を展開されています。
第1話では、安先生が獣医師を目指した理由をご紹介いただきます。

#安亮磨 / #専門家コラム / #獣医師

Author :安 亮磨/獣医師、動物予防医療普及協会 理事

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はじめまして!獣医師の安亮磨です

安亮磨

docdog読者のみなさまはじめまして。
一般社団法人動物予防医療普及の理事 獣医師の安 亮磨(やすりょうま)と申します。

わたしは現在、神奈川県や群馬県の複数の動物病院で診療業務(主に歯科診療)を行うと共に、日本全国の飼い主さまに、愛犬・愛猫とより長く一緒に楽しく生活するための予防の情報をお届けしております。

docdogとの取り組み

2019年の夏にdocdogと「犬の熱中症啓発プロジェクト」で初コラボをさせていただいてから、現在までに10以上のプロジェクトをいっしょに取り組んでまいりました。

小さいころから犬が大好きな私にとって、docdogの記事はとても興味深く面白いものばかり!そして病気についての記事もしっかりとした内容が発信されているので、わたしもみなさまと同じように毎日docdogの記事を楽しみにしている一人です!

安亮磨が動物のお医者さんになった理由

安亮磨

現在は動物病院での診療のほかに、日本全国の飼い主様への予防医療の啓発や、企業・大学・地域行政などと連携した動物に関わるさまざまな事業活動をさせていただいております。

まずは獣医師を志した経緯から

連載第1話では、詳しいお話をさせていただく前に、みなさまに個人的なキャラクターを知っていただきたいので、まずはわたしが獣医師になったストーリーをお話させていただきますね。

高校2年の進路相談がきっかけ?

それは高校2年生の時の進路相談の時にさかのぼります。
さまざまな未来の選択肢があった中、

『まぁ、文系か理系かっていうと理系で、小さいころから家に動物がたくさんいて好きだったから、獣医師にでもなろうかな』

という、今思えば“こころざし弱めな決断”を16歳の時にしたことが、わたしの獣医師人生の始まりだと思っていました。

本当の理由はもっと後になってから気づいた

『思っていた』と書いたのは、いまから数年前に本当はそうではなかったことがわかったからなんですね。

獣医師になってから数年がたち、生まれ育った東京目黒区の幼少期を過ごした家の近くに寄る機会があった時のことです。
小さいころお世話になっていた近所のお姉さんに20年ぶりにお会いし、「小さいころはお世話になりました、今は獣医師として元気にやっています」とお伝えすると、こんなことを話してくれました。

『りょうくん今は獣医さんだね、幼稚園にはいる前からうちのシーズー達をとってもかわいがってくれたよね、その時からずーっと動物のお医者さんになりたいって言ってたから、まさに初志貫徹、かっこいい~!』

幼少期に獣医を目指していた記憶がごっそり抜けていたわたしにとって、獣医師を志すルーツが16歳のときではなく、そこから干支がひと回り戻る4歳だったことに私自身が一番驚きました。笑

小さい頃のヒーローと今の自分

安亮磨

小さいころから動物が大好きで、一緒に生活していたアメリカンコッカースパニエルのウェンディちゃんを家族と一緒に動物病院に連れていった時にそこでみた獣医師の先生の姿は、わたしにとってヒーローだったのかもしれません。

最近では

気付いたら獣医師になっていた私ですが、最近ではたくさんの方から、
『安先生は根っからの獣医さんだね、獣医師になるべくしてなったのよ』
『うちの子は男の人だめなのに、安先生には不思議となついてるの、きっと動物への愛があふれてるのよね』
などとお話いただくこともあり、うれしい限りです。

獣医師をはじめた理由と続ける理由

安亮磨

獣医大学を卒業した後は、茨城県にあるCT・MRIのある高度獣医療を提供する動物病院に勤務しました。

そこでは、朝から時に夜中まで、本当に多くの動物たち、ご家族と向き合いました。

そして、獣医師・動物看護士・スタッフの先輩方から知識や技術だけでなく、『獣医師としての姿勢』を背中を見て学びました。それはそれは、大きな背中でした。

つらくて涙が出ることも

獣医師1年目の冬のこと、夜中4時過ぎに3件目の緊急手術が終わり、もうすぐ朝日がでてくる時間、そして3時間後には出勤の時間。

病院近くの自宅に、20時間休みなく働き続けたその足で自転車で帰るとき、仕事がつらすぎて涙があふれてきたことがあったのも、今となっては良い経験です。笑

「動物が好き」はずっと変わらない

ある経営者の方がこんな話をしていました。
『ものごとを始める理由と、続けていく理由は違う』

獣医学生の時に先輩の獣医師から、『獣医師は動物が好きなだけでは続けていけないよ』と言われたこともありましたが、わたしの場合は、『獣医師をはじめた理由と、今も続けている理由』のその根底には、やはり『動物が好き』という共通の理由があります。

もしかしたら、『動物が好きすぎる』という表現があってるのかもしれませんね。笑

次回予告

安亮磨

現在は、さまざまな動物病院に勤務しながら、日本全国の飼い主さまに、愛犬・愛猫とより長く一緒に楽しく生活するための予防の情報をお届けしております。

わたし自身や動物予防医療普及協会の活動は、ありがたいことに本当にたくさんの方からご支援いただいております。この連載を通して、日頃支えていただいているみなさまに感謝の想いを伝えていければとも思っております。

動物予防医療普及協会の取り組み

次回の連載では、私が理事となり、2018年に獣医師が中心となって設立された『動物予防医療普及協会』についてお話させていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

安 亮磨より、動物たちとdocdog読者のみなさまに愛をこめて。

  • 公開日:

    2020.11.01

  • 更新日:

    2020.11.16

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ライター・監修者プロフィール
  • 監修者:安 亮磨
  • 獣医師、動物予防医療普及協会 理事
  • 神奈川県の動物病院勤務(総合診療科・歯科担当)。多くの救急症例と対峙する診療経験を経て、予防医療・予防ケアを普及させるため『飼い主さまが知ることで、行動することで防ぐことができるペットの病気や怪我があります』というメッセージとともに情報発信を開始。2018年に一般社団法人 動物予防医療普及協会を設立し、現在は全国各地で予防医療の啓発活動を行う。