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犬を迎える

2020.10.18

「子犬工場」と優良ブリーダーは何が違う?悪質業者を見分ける方法

犬を繁殖し販売するブリーダーは、犬に愛情をかけ、豊富な知識の中からより良い犬を作るために繁殖をします。しかし、中には母犬にどんどん子犬を産ませ利益だけを考えている「パピーミル」と呼ばれる存在がいます。日本では「子犬工場」とも呼ばれ、劣悪な環境の中で犬を繁殖し、生まれた子犬を販売する悪質業者のことを言います。
今回は、優良ブリーダーと子犬工場という悪質業者を見分ける方法についてご紹介します。

Author :KANAKO/トリマー

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「子犬工場」と呼ばれる業者の実態

子犬工場

パピーミルや子犬工場という悪質業者は日本に限らず、世界中にいます。日本では動物愛護法が施行されてから、悪質業者が摘発されるニュースを見たことがある方も多いのではないでしょうか。ニュースに取り上げられているのは、ほんの一部で実際にはもっと多くの悪質業者がいると言われています。

犬猫385匹を過密状態で飼育、虐待容疑(※1)

2017年に、福井県内の業者が犬・猫385匹を狭いケージやコンクリートブロックの囲いの中で50匹以上を過密状態で飼育していました。食事の時に首根っこをつかむなどの虐待行為として、告発されました。その後、虐待については不起訴、狂犬病予防法違反罪で略式起訴となっています。

悪質パピーミルから526匹の犬を救助(※2)

2014年アメリカのジョージア州の業者が、狭いケージに最低限の食事しか与えず摘発されました。その業者から助けられた犬は526匹にものぼり、保護施設でケアされた後、全ての犬が新しい家族のもとに引き取られました。

優良ブリーダーと悪質業者を見分けるチェックポイント4つ

子犬工場

悪質業者から犬を購入することは、健康状態の悪い犬を売られるだけではなく、さらに不幸な犬を増やしてしまうということにもなりかねません。子犬を迎えるときには、優良ブリーダーなのか、悪質業者なのかをしっかりと見極める必要があります。

ブリーダーの対応がよい

優良ブリーダーは、子犬のことだけではなく親犬のことや犬の飼い方など、質問したことについて誠実に答えてくれます。事前に購入するまでの流れや、購入後のフォローなどについても確認しておきましょう。購入する側も、納得するまで質問し、信頼できるブリーダーを選び部ことが大切です。

犬舎が清潔にしてある

犬舎の衛生状態は、優良ブリーダーか悪徳業者なのか判断する大きな基準になります。清潔な犬舎を維持するためには時間も労力もコストもかかります。犬に愛情を持って接しているブリーダーであれば、清潔を維持するのは当たり前のことです。しかし、悪徳業者は狭い環境に犬を閉じ込めて置いたり、排泄物の処理も適正に行われていません。悪臭がしたり、運動できるスペースがなかったり、犬舎を見せてくれないブリーダーは悪徳業者の可能性もありますので、見せてもらえるかどうか確認してみましょう。

第一種動物取扱業者標識が掲示されている

子犬を販売するためには第一種動物取扱業者標識の掲示義務となっています。購入者から見える位置に掲示されていなければならないため、見当たらない場合は確認しましょう。

販売契約書の内容を確認する

子犬を販売する時には、対面説明が必要です。犬種名や成犬時の体重や大きさなど18項目の説明が義務付けられています。その説明を受けた上で、販売契約書の内容もしっかりと確認し、納得してから契約します。特に、購入後に先天性の疾患がわかった場合の対応などは確認しておきましょう。

信頼できるブリーダーを見極めて子犬を迎えよう

子犬工場

子犬を販売しているのは優良ブリーダーだけではありません。犬を狭いケージに閉じ込めたままで、清掃もせずに犬舎から悪臭を放っている子犬工場と呼ばれる悪質業者もいます。犬の価格だけで決めてしまわないよう、見分けるポイントを参考にしてみてくださいね。そして、信頼できるブリーダーから新しい家族を迎えるようにしましょう。

参考文献
  • 更新日:

    2020.10.18

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ライター・監修者プロフィール
  • ライター:KANAKO
  • トリマー
  • ミニチュアダックスフンド8頭と暮らし、犬にまみれた幸せいっぱいの生活を送っています。 普段は犬の服をハンドメイドで作ったり、トリマーとしての経験を活かしカットを楽しんだりしています。