年間の平均気温が23度前後と亜熱帯気候で1年を通して暖かい沖縄。冬の平均気温も18度前後と暖かく、海で泳ぐこともできます。注意したいのは、梅雨入りが本土よりも早い5月中旬であること。また、梅雨入り前の3月に海開きが行われます。真夏は本土ほど気温は上がりませんが、日差しが非常に強く湿度も高いため、犬には不向きな季節です。台風シーズンが終わる10月末から梅雨入り前の4月ぐらいまでが愛犬とのお出かけにおすすめのシーズンとなります。
南北に長い沖縄本島は、北部、中部、南部と3つのエリアに分けられます。青い海と白い砂、リゾートホテルが立ち並ぶ北部、首里城をはじめ観光スポットが点在する中部そして昔ながらの沖縄を垣間見ることができる南部。ここでは、この3つのエリアに分けて愛犬と楽しめるスポットをご紹介します。
最北端の辺戸岬から恩納村までの北部は、本島のなかでも豊かな自然が残り、美しいビーチと観光スポットが豊富にあります。沖縄サミットなどの国際的行事が行われたり、数多くのリゾートが建設されているのも納得のエリアです。今回ご紹介するスポット以外にも、東村ふれあいヒルギ公園、海洋博公園エメラルドビーチ、伊豆味みかんの里、ミッションビーチ、名護城公園など、まだまだ魅力的な施設がたくさんあります。ただし、有名な美ら海水族館は残念ながら犬同伴禁止です。
瀬底島は本部町にある周囲約8kmの小さな島。全長762mの瀬底大橋を渡って車で行くことが可能です。瀬底ビーチは透明度が高く、白いパウダーサンドが広がる本島屈指の美しいビーチで、海岸線が長く、しかも遠浅。シーズン中はクラゲ防護ネットが設置されます。
本島最北端の辺戸岬の手前にある大石林山は、やんばる国立公園の一部で、昔から聖なる地として伝えられてきた山々。一歩踏み入ると、奇岩や巨石、亜熱帯の森、ガジュマル、誰もいない美しビーチなどさまざまな表情を持つ亜熱帯の自然と触れ合えます。ゆるやかなバリアフリーエリアが設置された誰でも歩きやすい散策コースが2つ、琉球神話の杜に広がります。
標高160mの熱田岳の岳陵地帯に開設された県民の森。181haの敷地に登山コースや自然観察コース、小川沿いの渓流コースと3つの遊歩道があります。そのほかキャンプやパークゴルフなども満喫できるスポットです。届け出すれば愛犬とのデイキャンプも可能。
嘉手納基地がある中部エリアは、海やリゾートよりも、どうしても基地のイメージが強いエリアですが、街として観光スポットの地位を確立した北谷をはじめ、東海岸には海中道路や伊計島など、優れたスポットも存在します。ビオスの丘、アメリカンビレッジ、安良波公園、浦添大公園、おきなわベッツパーク北谷など、ご紹介するスポットの他にも素敵な場所が多い見逃せないエリアです。
海中道路から平安座島、宮城島を通り、赤く美しい伊計大橋を過ぎると大泊ビーチがある伊計島になります。600mという県内屈指の広さを誇る砂浜が続くビーチで、透明度が高くリーフ周辺では熱帯魚を見ることができます。また、サンセットや星空、夜景の美しさも格別です。
人気スポットのひとつがアメリカンビレッジに隣接するサンセットビーチです。東シナ海に沈む美しい夕日は一見の価値あり。海外からもたくさんの観光客が訪れている名所です。
那覇空港より南側はゆっくりと開発が進んでいったエリアです。昔の沖縄の街並や、自然のままのビーチが残っていたりと、穴場のスポットが点在しています。現在は、沖縄アウトレットモールあしびなーがオープンするなど開発が進みつつある地域です。ご紹介した以外にも首里崎山公園、知念岬公園などの人気スポットがあります。
琉球の祖先神アマミキヨが上陸したとされる天然ビーチは、白く輝く遠浅な砂浜が特徴です。静かな波の音がプライベート感を際立たせ、愛犬と遊ぶのにも適しています。
美しいヤシ並木の先に白砂の人工ビーチとエメラルドグリーンの海が広がります。管理棟にはシャワーや展望台やサイクルセンターがあり、BBQやバスケット、ビーチサッカー・ビーチバレーの各エリアも用意されています。
世界でも有数の透明度を誇るのが沖縄の海です。気温や海水温には注意が必要ですが、一度は美しい海を犬に見せてあげたいと思いませんか?海中の魚もよく見えるため、もしかしたら水嫌いの犬でも興味を持ってくれるかもしれません。今回は、ビーチを中心におすすめスポットをご紹介しましたが、ビーチ以外にも豊かな自然が残る沖縄には隠れスポットがたくさんあります。冬場なら、ビーチにも人が少なくまた気温も比較的低いので、安心して愛犬と遊ぶことができます。ぜひ、この記事を参考にしてお気に入りの沖縄スポットをみつけてくださいね。