magazine

犬が食物アレルギーを発症し、身体を掻いている様子
食べもの

2020.10.21

犬が食物アレルギーを発症しやすい食材は?こんな症状があったら要注意

愛犬が季節を問わず身体をやたらと痒がったりしていたら、食物アレルギーの可能性もあります。食物アレルギーはアレルゲンとなる食材を摂取しなければ発症しないので、改善するためには食事を見直す必要があります。この記事では、食物アレルギーの原因になりやすい食材や発症した際の症状、食物アレルギー対策フードをご紹介します。

Author :監修:加藤 みゆき/獣医師(文:新井 絵美子/動物ライター)

この記事をシェアする

犬の食物アレルギーのアレルゲンになりやすい食材は?

犬 食物アレルギー

はじめに、犬の食物アレルギーはどのような食材がアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因物質)になりやすいのか?をご紹介します。

アレルゲンになりやすい食材

犬の食物アレルギーは、食事に含まれる大きな構造をしたタンパク質に対して過剰に反応して起こることが多く見られます。アレルゲンになりやすい食材には、牛肉・鶏肉・ラム肉・鶏卵・乳製品・大豆・小麦・トウモロコシなどが挙げられます。

アレルゲンを特定するには?

獣医師の指導のもと負荷試験を行って、食物アレルギーのアレルゲンを特定していきます。負荷試験とは、1~2週間ずつそれぞれ異なる食材を与えて、症状が悪化するかどうかを確認していくテストです。例えば、第1週目は牛肉、第2週目は鶏卵、第3週目は小麦……といったように、順次に食材を与えていきます。この過程でどれかを食べたときに症状が悪化したら、それがアレルゲンと考えられます。

なお、1つの食材に対してだけでなく、複数の食材がアレルゲンになっている場合もあります。

犬の食物アレルギーの主な症状とは?

犬 食物アレルギー

ここでは、食物アレルギーの主な症状と、食物アレルギーを発症しやすいと言われている犬種や年齢について見ていきましょう。

主な症状

食物アレルギーの主な症状としては、以下が挙げられます。

・体を痒がる
・目や口の周り、顔、耳の内側、内股、指や肉球の間などに赤みが見られ痒がる
・抜け毛が多くなりハゲる
・フケが出る
・下痢
・嘔吐

このような症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

食物アレルギーになりやすい犬種や年齢

食物アレルギーは全ての犬種で起こり得ますが、以下が好発犬種と言われています。

・パグ
・ミニチュアシュナウザー
・ウエストハイランドホワイトテリア
・ダックスフンド
・コリー
・ボクサー
・ダルメシアン
・ジャーマンシェパード
・アメリアンコッカースパニエル
・スプリンガースパニエル

食物アレルギーは年齢を問わず発症しますが、1歳未満でアレルギーが発症することが多い傾向にあります。

犬の食物アレルギー対策にオススメのドッグフードとは?

犬 食物アレルギー

アレルゲンが特定できたら、その食材が含まれるフードを与えなければ、食物アレルギーは起こりません。ここでは、食物アレルギー対策におすすめのドッグフード<総合栄養食>を3つご紹介します。

1.サーモンが主原料。肉類や穀物アレルギーがある犬におすすめ

アーテミスのオソピュアグレインフリーサーモン&ガルバンゾーは、サーモンを主原料としたグレインフリーフードなので、肉類や穀物にアレルギーを持っている犬におすすめです。

疲労回復に役立つビタミンB1や、骨の成長をサポートするカルシウム、体内の余分なナトリウムの排出を促すカリウムを豊富に含むガルバンソーが使用されているのも特徴です。

商品情報

2.牛肉やラム肉にアレルギーを持っている犬向き

ナチュラルバランス/ポテト&ダックフォーミュラは、高品質なダックが主原料のフードで、皮膚や粘膜の健康維持をサポートする良質な亜鉛が摂取できるように構成されています。牛肉やラム肉にアレルギーを持っている犬や、小粒サイズなため小型犬にもおすすめです。

商品情報

3.ラム肉主原料。超小型犬や小型犬に適した小粒タイプ

ラム肉と玄米が主原料で、超小型犬や小型犬に適した小粒タイプのフードです。ビタミンB群や亜鉛、食物繊維などがバランスよく含まれいます。食いつきがよい、毛艶がよくなってきたなどの声も寄せられています。

商品情報

愛犬に食物アレルギーの疑いがある場合は早めに受診を!

犬 食物アレルギー

食物アレルギーの症状は、季節に関係なく見られます。もし愛犬がしきりに顔や体を痒がっている場合は食物アレルギーが疑われるので、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

今回ご紹介したフードは全て総合栄養食ですが、食物アレルギー対応の療法食もあります。かかりつけの獣医師に相談のうえ、愛犬に合ったフードを選んであげてください。

  • 更新日:

    2020.10.21

この記事をシェアする
ライター・監修者プロフィール
  • 監修者:加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。